こんにちは「とある医師」です。

価格と性能で選ぶ『新生児から4歳』チャイルドシートの選び方とランキング


Tired out / treehouse1977

これまでチャイルドシートの選び方において組み合わせが非常に大事であり、『新生児から4歳頃』対応のチャイルドシートの選び方が大切であることを学んできました。

一方で『新生児から4歳頃』対応のチャイルドシートは各社が力を注いでいる部門でもあり、なかなか比較が困難です。

特に混乱させる要因が『ISOFIX固定』と『回転式』への対応にあると思います。

この記事では『新生児から4歳頃』対応のチャイルドシートをメーカーごとにまとめてみようと思います。

比較するメーカーはコンビ、アップリカ、マキシコシ、カーメイト(エールベベ)、Joie(ジョイー)、RECARO(レカロ)、リーマンの7社です。

『新生児から4歳頃』対応のチャイルドシート

各社の『新生児頃から4歳頃』対応チャイルドシートを表にしてみました(公式ホームページを基に独断で作成したものです)。

また表の最下段が『軽量モデル』と『通常モデル』と区別してあることにご注意下さい。

コンビ アップリカ マキシコシ
ISOFIX(回転式)
AXISSFIX PLUS*2
(アクシスフィックス プラス)
ISOFIX(非回転式) - - 2wayPearl*3
(2ウェイパール)
回転式
-
軽量モデル
-
カーメイト
(エールベベ)
Joie レカロ リーマン
ISOFIX(回転式)
ZERO.1(ゼロワン)*1
Start X(イクス)
ISOFIX PREMIUM
-
ISOFIX(非回転式) - i-Anchor
(アイアンカー)*4
Start iZ(アイゼ)*5 iA01
(アイエーゼロワン)
回転式
-
Start X(イクス)
Start X PREMIUM
-
通常モデル*6
他多数
-

*1 シリーズ含む
*2 対象が4ヶ月から4歳0ヶ月から4歳まで対応(誤記を訂正致しました)
*3 対象が6ヶ月から4歳
*4 別売りISOFIXベース必要ISO-FIX一体型或いは付属(誤記を訂正致しました)
*5 販売終了、在庫のみ
*6 シートベルト固定式、非軽量タイプ

こうして表にしてみると分かることは、

新生児から4歳チャイルドシート ISOFIX+回転式①

ISOFIXかつ固定式という最高のスペックをお求めの場合、対象は

  1. コンビ クルムーヴISOFIXネルームISOFIX
  2. アップリカ フラディア グロウISOFIXシリーズクルリラシリーズ
  3. マキシコシ AXISSFIX PLUS(アクシスフィックス プラス)(但し4ヶ月からが対象⇨0ヶ月から4歳までしっかり対応。間違いを指摘頂き訂正致しました)
  4. カーメイト(エールベベ) KURUTTO(クルット)3iKURUTTO4i
  5. Joie ARC(アーク)360°(+別売りベース必要⇨ISO-FIX一体型(誤記を訂正致しました))
  6. レカロ ZERO.1(ゼロワン)シリーズ、Start X(イクス) ISOFIX PREMIUM
ISOFIXかつ回転式ということで最もハイスペックなこのカテゴリーはやはり非常に高価な機種が並びます。

価格は全て2017年3月3日現在ですが、だいたい5万円から7万円台で揃っています。

しかし下記Amazon限定のクルムーヴISOFIXは破格で販売されており、有力な候補となりそうです。

⇨記事の誤記を指摘頂き、Joie ARC(アーク)360°が最安値30,000円〜(カラーにより違いあり)と圧倒的なコスパを誇ることがわかりました。Joie恐るべしです。

【Amazon.co.jp限定】 コンビ Combi チャイルドシート クルムーヴ ISOFIX ブラウンネイビー (新生児~48ヶ月頃まで対象)

価格:¥ 39,800 (2017年03月03日現在)
Amazonでみる

【Joie ジョイー Arc360°(アーク360°)】

価格:¥ 29,800 (2017年11月25日現在)
Amazonでみる

新生児から4歳チャイルドシート ISOFIX+回転式② クチコミから

今回改めて調べてみると、コンビの2機種(クルムーヴISOFIX、ネルームISOFIX)がAmazonレビューで異常に低評価なことが目を引きますが、非常に少ない数のレビュアーしかおらず、高価なことがネックのようです。

一方でネルームISOFIXが価格コムでは新生児からチャイルドシート全体での満足度2位と非常に高く評価されています。実際に長期間使用した方のレビューも記載されており、乖離があるようです(クルムーヴISOFIXは発売から日が浅くまだランキングに反映していないのではと考えます)。

アップリカとレカロは高額ですが、どちらのサイトでも総じて高評価されているようです。

新生児から4歳チャイルドシート ISOFIX(回転なし)

ISOFIX固定は必要だけど回転しなくても良い、という場合には対象は
  1. マキシコシ 2wayPearl(2ウェイパール)(但し6ヶ月からが対象です)
  2. Joie i-Anchor(アイアンカー)
  3. リカロ Start iZ(アイゼ)(但し在庫のみ対応)
  4. リーマン iA01(アイエーゼロワン)
このカテゴリーはだいたい3万円台で並んでおり、メーカーの好みで選ぶのも1つだと思います。

新生児から4歳チャイルドシート 回転式(シートベルト固定)

ISOFIXは不要だけど『回転式は譲れない!』という方は
  1. コンビ クルムーヴネルーム各シリーズ
  2. アップリカ フラディア グロウシリーズディアターン プラス
  3. カーメイト(エールベベ) KURUTTO(クルット)3s、KURUTTO4sその他クルットシリーズ多数
  4. レカロ Start X(イクス)、Start X PREMIUM

このクラスも回転式のおかげか非常に高価なラインナップです。

ネルームが4万円台ですが、その他クルムーヴもフラディア グロウもクルット4sも6万円から7万円台とISOFIX固定式と遜色ありません。

このカテゴリーで選ぶ時には価格的には、カーメイトのクルットシリーズのやや古いシリーズかアップリカ ディアターン プラスが同程度ですが、発売して日が浅いものという意味ではディアターン プラスが第一選択なるのではないでしょうか。

実際、アップリカ ディアターン プラスはAmazonランキング新生児チャイルドシート部門で長らく2位をキープしています(1位はタカタ社シートベルト固定式。2017年3月9日現在)

或いは上で紹介したアマゾン限定クルムーヴISOFIXの方が圧倒的にコスパも良く、ISOFIX対応であり、やはり有力な候補ではないかと考えます。


Aprica (アップリカ) ディアターン プラス
価格:¥ 29,700 (2017年03月03日現在)
Amazonでみる
⇨後継機種が同価格で購入出来るようです(↓に紹介しています)

新生児から4歳チャイルドシート 軽量モデル(シートベルト固定)

ISOFIXも回転式も不要で、複数の車で付け替えるなどとにかく軽量・お手軽さを求める場合には、実はコンビ一択となります。その中では
  1. ミニマグランデシリーズ、4.5g、約2万から3万円
  2. コッコロS;4.4kg、約1.5万円
  3. ウィゴー;6.1kg(あるいは6.3kg)、2万から2.5万円

この中でどれが一番かは難しいところですが、この3機種の違いについても別記事で考えてみました。良ければ参考にしてみて下さい。

『新生児から4歳頃』チャイルドシート ランキングから選ぶ

Day 96: Sublime Breakfast / quinn.anya

これだけ多種多様にあると、どれを選べばいいか困ってしまいますよね。
そうした時にランキングに頼るのも1つの手です。

そこで今からAmazonと価格コムのランキング上位にあるものを挙げていきます。

どちらも『新生児〜』と一括りにされており、『〜1歳頃』、『〜4歳頃』、『〜7歳』、場合によっては『1歳〜』もゴチャゴチャに紹介されているため、整理してお伝えしようと思います。

Amazonランキング上位に選ばれる「新生児期から4歳頃」チャイルドシート

Huge-normous elephant, riding in the car seat / reynolds.james.e

Amazonランキング1位から25位までにランクインしたものから、『新生児期から4歳頃』チャイルドシートだけを抜粋して順番に挙げていくと(2017年2月下旬から3月上旬頃順位を参考⇨2017年11月25日時点でも多少の前後はあるもののラインナップはあまり変化なく、元記事のままとしています)

  1. アップリカ ディアターン プラス
  2. コンビ コッコロ S
  3. 【Amazon.co.jp限定】コンビ クルムーヴ ISOFIX
  4. Joie チルト
  5. アップリカ フラディア ラクート ファミリー
  6. カーメイト エールベベ クルットNT2プレミアム
  7. コンビ チャイルドシート ミニマグランデ エッグショック
  8. レカロ ゼロワン
  9. アップリカ クルリラ
  10. カーメイト エールベベ 360ターンS2
  11. コンビ クルムーヴ スマート ISOFIX エッグショック

このようになります(同一商品の色違いはカウントしていません)。

カーメイトが複数機種ランクインしているのが印象的です。

価格コムランキング上位に選ばれる「新生児期から4歳頃」チャイルドシート


Davey has fun with his car seat / jessicafm

では価格コムでのランキングはどのようになっているのでしょうか?(2017年11月25日現在のランキング内容に更新)

価格コムでは11位までのみを発表しています。
この中から同様に『新生児期から4歳頃』チャイルドシートだけを抜粋すると

同一カラーは1機種とカウントしましたが、Amazonランキングと様変わりし、レカロとアップリカの機種が多数選定されており、レカロ、アップリカというブランドが非常に高く評価されているようです。

6位のアップリカ ディアターン プラスについては上にも紹介していますが、長くランキング上位に留まっている機種です。
しかし、その後継機種も発売されかつ、価格差がほぼない(2017年11月25日現在では全く同価格)ことから、有力候補の1つではないでしょうか。

 

コンビ ウィゴー サイドプロテクション エッグショック LG

価格:¥ 25,449 (2017年11月25日現在)
Amazonでみる

⇨ウィゴーについては別記事も参考にしてみて下さい。

 


【Aprica アップリカ 回転式チャイルドシート ディアターン プラス】

価格:¥ 29,700 (2017年11月25日現在)
Amazonでみる

新生児から4歳頃 チャイルドシート まとめ


Reflecting Toddler / Daddy-David

今回改めて調べてみると、「ISOFIX+回転式」におけるコンビ2機種のAmazonレビューがとても低い一方で、価格コムでは非常に高評価されていた他は、だいたいどちらのランキングに登場するものはレビュー数も多く、高く評価されていますね。

メーカーとしても、今回比較検討したメーカーはどのメーカーも少しずつ違いがありますが、総じてレビュー&クチコミも良いものが多く、各社安心感がありました。

私見ですが、例えば『コンビ クルムーヴとアップリカ フラウディア グロウシリーズでどちらが優れているか?』といった同じスペックのチャイルドシートを横断的に比較することは現実的に困難だと思います。

メーカーごとにウォッシャブルシート、通気性、クッションなど細かくアピールしており、客観的が比較がなかなか難しいですよね。

そうした理由で『客観的な機能面と価格帯の条件を揃えたチャイルドシート』の中から選ぶことが出来たらと考え、この記事をまとめました。

実際の使い易さは、お子さんの年齢、お持ちの車種(軽自動車、ハイルーフカーなど)や使用状況(1台に固定なのか複数台使用)、今後のチャイルドシートとの兼ね合いなどで幾通りにも様変わりするものであり、皆様一人一人の状況に併せて考えられたら良いと思います。

本記事が比較材料として参考になれば幸いです。

●チャイルドシート関連記事

①チャイルドシート全体の考え方、選び方;

②『新生児から1歳頃』対応ベビーシートの選び方

③『新生児から4歳頃』対応チャイルドシートの選び方

④『1歳から6歳以降』対応チャイルドシートの選び方

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