こんにちは「とある医師」です。
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コンビ ジョイトリップ GG徹底分析!ジョイトリップ GZ/GCとの価格差、性能の違いまとめました!
【2019/4/3更新】
コンビジョイトリップ GCが遂にAmazonでも取扱中止となり、またエッグショック GGよりも新しいエッグショック S GGが発売されたので、追記しました
コンビからジョイトリップシリーズ最新作のジョイトリップ GGシリーズが発売されました。
この記事では過去の秀作であるジョイトリップシリーズ(ジョイトリップ GZ、ジョイトリップ GC)から何が進化したのか?といった観点で記事を書いてみます。
そのためこの記事を書くに当たり用いたリソース/出典はコンビ公式ホームページの該当ページや取扱説明書です。
可能な限り誤謬の無いよう留意致しますが、気になる点があった場合にはご自身でも確認して頂ますようお願い致します。
まず、
- ジョイトリップ GGの特徴
- ジョイトリップ GZ/ジョイトリップ GCとの違い
について考えていきます。
ジョイトリップ GGの特徴
- ジョイトリップ エッグショック GG
- ジョイトリップ エアスルー GG
エッグショック GGが上位モデル、エアスルー GGがスタンダードモデルです。
以前から指摘していますが、恰もジョイトリップ GG全体に当てはまるような書き方は混乱させるのみであり、コンビ社には是非明確に記載して頂きたいと思います。
ジョイトリップ GGの特徴
まずジョイトリップ GG全体での共通する特徴として、
- カテゴリー;チャイルド&ジュニアシート
- 適応体重;9kg-36kg
- 適応年齢(参考値);1歳頃から11歳頃
- 設置方法;ISOFIX非対応(=シートベルトでの固定式)
- 重量;5kg超
- リクライニング;記載なし(恐らく不可)
- カバー全体が洗濯機丸洗い可能
過去シリーズでもメインのページには記載なく、Q&Aページにのみ「不可」と記載されていましたので、将来的にはQ&Aが更新され、説明があるかも知れません。
基本構造は同一で、ジョイトリップ GGの説明文書にもリクライニングシートで使用する場合も15度以内で使用する旨記載あり、リクライニング対応はしていないと考えるべきだと思います。
ジョイトリップ GGは洗濯機丸洗い可能に
ジョイトリップ GGシリーズが従来から大きく変わったのが、カバーが自動洗濯機丸洗い可能となった点だと思います。
ホームページを観る人によっては「今までは洗濯✕⇨ジョイトリップ GGから洗濯◯」と受け取られる方もおられるかも知れませんが、過去シリーズも手洗いには対応しています。
ジョイトリップ GGシリーズから「洗濯機丸洗い」が可能になったという違いですのでご注意下さい。
本記事ではいずれも取扱説明書で記載を参考にしています。
【ジョイトリップ GG取扱説明書(エッグショック GG、エアスルー GG)、ジョイトリップ GZ取扱説明書、ジョイトリップ GC取扱説明書へのリンク】
- カラーバリエーション
- ランバーサポートが復活
- すやすやピローが廃止
- モデルによりヘッドサポートのサイズに差
ジョイトリップ GGのカラーバリエーション
ランバーサポート復活&すやすやピロー廃止
また、前々作ジョイトリップ エッグショック GCにのみ搭載されていたランバーサポートが復活しました(エッグショック エアスルー GZは搭載されていません)。
いずれもエッグショックモデルのみでの差であり、エアスルーモデルはどのモデルにもこうしたオプションは装備されたことはありません。
エッグショック GGとエアスルー GGでヘッドサポートの差
- エッグショック GG;エッグショック素材&サイズ大
- エアスルーGG;通常素材&通常サイズ
という違いです。
これは前作ジョイトリップ GZシリーズでエッグショック GZ/エアスルー GZ共に大きなヘッドサポートが搭載されていた点から変更されています(両者はエッグショック素材の有無で差があります)。
前々作ジョイトリップ GCシリーズでは、エッグショック GG同様エッグショック GCのみにエッグショック素材の大きなヘッドサポートが使用され、エアスルー GCは通常サイズのヘッドサポートであり、ジョイトリップ GGシリーズとジョイトリップ GCシリーズは仕様が似ています。
ジョイトリップ GG、ジョイトリップ GZ、ジョイトリップ GCの違い
では新しく発売されたジョイトリップ GGシリーズと、従来のジョイトリップ GZ、ジョイトリップ GC違いは一体どこにあるのでしょうか?
今まで述べてきた内容をまとめた表を作ってみました。
*1、2;ES=エッグショック、AT=エアスルー(ブログ主による造語)
*3;◎;エッグショック搭載&大型サイズ。◯通常素材&大型サイズ。△通常素材&通常サイズ
*4;◎洗濯機使用可能、◯手洗いのみ対応
*5;2017年11月15日現在のAmazon価格を掲載。価格コム最安値と概ね同価格帯
ジョイトリップ GG、ジョイトリップ GZ、ジョイトリップ GCを価格で選ぶ
まず、とにかくお手軽価格で、という方はエアスルー GCが最適ということになります。
Amazon価格を参考にしていますが、発売から時間が経過した廉価モデルですのでネット諸々で探せばさらに安価で購入できるかも知れません。
逆に、価格に関係なく「新製品なのだから最新の上位機種が良いだろう」という方にとってはエッグショック GG一択になります。
そこで、ここではそうした場合以外で、価格と装備を取捨選択してどのモデルが良いかという観点で考えていきます。
ジョイトリップ GG、ジョイトリップ GZ、ジョイトリップ GCを価格と装備で選ぶ
選ぶポイントは色々あると思いますが、ここでは①洗濯機丸洗い、②価格の2つの観点で差別化していこうと思います。
①洗濯機丸洗い
まず洗濯機での丸洗い機能は外せない、という方はジョイトリップ GGシリーズのいずれかのうち、エッグショックの要否や予算で選ぶことになります。
次に、恐らく大多数の場合当てはまるであろう、洗濯機丸洗いにはこだわらず、価格と性能のバランスで考えていきます。
②価格
実売価格で見ると概ね4つに分けることが出来ます。
- 29,000円程度のエッグショック GG
- 26,500円程度のエッグショック GZ
- 19,500円程度のエアスルー GG、エアスルー GZ、エッグショック GC
- 17,000円程度のエアスルー GC
最も安価なジョイトリップ エアスルー GCでも実売価格17,000円程度は必要です。
では、この中でどのように選ぶのが良いのでしょうか?
正直に言いまして、ボク個人の意見としては金銭的な理由を除いて、この中で敢えてエアスルー GCを選ぶメリットはないのではと考えます。
価格のみを追求するのならもっと安価な他メーカー製品もあります。
コンビのチャイルドシートを検討されているからは、とにかく安いものが良い!という方ばかりではないはずです。
そうした場合、2,500円程度の差額で、上位機種群を選択出来るからです。
エアスルー GG、エアスルー GZ、エッグショック GCの中から選ぶ
次に19,500円台の3機種において、どのモデルが良いのでしょうか?
ボク個人としてはこの3機種の中では、エアスルー GG/GZを選ぶメリットはなく、エッグショック GC一択だと考えます。
なぜならエッグショック GCはコンビの醍醐味であるエッグショックを搭載した唯一のモデルだからです。おまけにヘッドサポートもエッグショック素材の大きなものですし、ランバーサポートまで装備されています。
カラーバリエーションを除いてエアスルー GGやエアスルー GZがエッグショック GCに勝る部分は、エアスルー GGが洗濯機丸洗い可能な点はありますが、エアスルー GZについてはボクには利点は感じられませんでした。
ということで、19,500円クラスではエッグショック GCが選択肢になると考えます。
⇨【追記】残念ながらエッグショック GCは販売終了後時間が経過し、取扱いもAmazonでは中止となりました。代わりに同じくエッグショック素材を使用しながら若干機能を絞り、エッグショック GCよりもさらにお得なエッグショック S GGがベスト・バイとなりました。
また以後エッグショック GCはエッグショック S GGと置き換えて読んで頂いても良いかも知れません。
またエッグショック S GGとは何か?どう選ぶかを考察した記事もありますので参考にしてみて下さい。
ここまでの独断と偏見をまとめると
- 29,000円程度のエッグショック GG
- 26,500円程度のエッグショック GZ
- 19,500円程度の
エアスルー GG、エアスルー GZ、エッグショック GC⇨エッグショック S GG 17,000円程度のエアスルー GC
と書き直すことが出来ます。
結局消去法で考えていくと残ったのはエッグショックモデルのみとなりました。
では、歴代のエッグショック搭載モデル、つまりエッグショック GG、エッグショック GZ、エッグショック GCの中でどのモデルを選ぶのがベストなのでしょうか?
⇨【追記】この中でエッグショック GZは前期モデルながら早期に発売中止となっており、以後割愛します。
エッグショック GG、エッグショック GCの中から選ぶ
(【追記】エッグショック GC取扱中止となったいま、両者を比較する意味はありませんが、エッグショック GGの機能の説明にもなりますので残しています)
まず単純に価格だけで考えるとエッグショック GGとエッグショック GCの価格差が約10,000円です。
お手軽さ重視、という場合にはエッグショック GCが有力ですが、最新機種であるエッグショック GGにも興味は尽きませんよね。
ここでは、もう少し機能面も含めて考えていきます。
実は似ているエッグショック GGとエッグショック GC
先の表をよく見てみると、この3機種のうち、実は機能面ではエッグショック GGとエッグショック GCが洗濯機丸洗いの可否以外はほぼ共通した機能を有していることがわかります。
洗濯機丸洗いが必須である場合にはその時点でエッグショック GG一択になりますので、ここでは必須ではない場合、つまり洗濯機丸洗いについては度外視すると・・・エッグショック GGとエッグショック GCの優劣がつかないのでは?という疑問が生じます。
そんなバカな・・・とHPをいろいろ見て回りましたが、明確な違いがボクには思いつかず、10,000円の差額を払う意義が薄れてきたというのがボクの正直な感想です。
この時点では一旦エッグショック GC > エッグショック GGという評価にしておきます。
エッグショック GCとエッグショック GZを比較する
(【追記】エッグショック GZについてですが機能面の比較にのため記載を残してあります)
ではエッグショック GCとエッグショック GZではどちらが良いのでしょうか?
この両者の機能について考えると、
- エッグショック素材の大型ヘッドサポート
違いは、
- エッグショック GCにはランバーサポート有り/すやすやピロー無し
- エッグショック GZにはランバーサポート無し/すやすやピロー有り
とまとめることが出来ます。
必要な機能がはっきりされている方はこの時点で選択出来ると思いますが、多くの場合ランバーサポートとすやすやピローはそれぞれ違う機能で優劣は付けづらいのではないでしょうか。
そこで、ここでは別の考え方で2機種を選別してみます。
ランバーサポート、すやすやピローはそれぞれ別の方法で補えるか?を考えてみます。
つまり、エッグショック GCにすやすやピロー機能を、エッグショック GZにランバーサポート機能を補えばそれぞれ同様のスペックになるのではという観点です。
ランバーサポート自体、子供にとってどの程度意義があるのか不明ですが、単純に考えると何かしらのクッション素材やタオルを宛がうことで、ある程度簡単に補完出来るのではとボクは考えます。恐らく必要な費用は数百円程度でも可能だと思います。
一方で、すやすやピローも他メーカーですが類似商品が製品化されており、例えば下記商品なら必要費用は1,000円程度です。
【2019年7月追記】2019年4月にリニューアルされやや価格が上がったようです。全体的にしっかり支える構造になっています。
つまり、エッグショック GCに1,000円2,000円程度の追加予算で、エッグショック GZと同等の機能となる可能性があります。
この結果、エッグショック GZだと27,000円程度(500円程度と仮定)、エッグショック GC+αなら20,500円程度で同等の機能が期待出来るかも知れない、という結論になります。
ここまで考えた結果、折角ジョイトリップ GGシリーズが発売されましたが、「エッグショック GC+(例えば)エールベベうたたねまくら」が最もコストパフォーマンスが良いのでは?とボクは考えるようになりました。
この辺りは過去記事で考察していますので、お時間ある方はご覧になって見て下さい。
ジョイトリップ GZとジョイトリップ GCの違いもさることながら、チャイルドシートマットなる大変重宝する商品についても紹介しています(リンクは↓に紹介)。
エッグショック GC+αが隠れたコスパ最強である理由
過去記事では、実はボクはエッグショック GZ ≧ エッグショック GCという結論としていました。
今回ジョイトリップ GGの発売をきっかけに改めて考えた所、新発売のエッグショック GGでもエッグショック GZでもなく、逆に2世代前のエッグショック GC(+α)がベストという結論になったのは、今回エッグショック GGにランバーサポートが復活したためです。
奇しくも過去記事でボクはランバーサポートについて『本当に必要かつ意味があるのならば、標準装備から外されるなんてことはないはずでは?!』と表現していました。
一方ですやすやピローについては『すやすやピローなるものが本当に優れものなのであれば、特許など特殊技術でもないですし、経済理論から考えると他社も必ず同様のアイテムをラインナップに加えてくるはずです。それがないということは言うほど効果はないのでは』と表現していました。
両者が入れ替わった背景にはどのような経営判断があったのかは分かりません。もしかしたら新鮮味をつけるために定期的に入れ替えているだけかも知れません。
しかし、復活した経営判断によって、ランバーサポートへの期待も高まりました。
すやすやピローも、実際に使用したところ非常に効果があるというのが実感です。ただ、後日類似商品の存在を知ったことで「すやすやピロー」そのもの(エッグショックGZ)でなければいけないという必然性は下がったと考えました。
またランバーサポートはジュニアモード(〜7歳ころ)まで利用出来るそうです。
一方ですやすやピローはチャイルドモード(〜4歳ころ)での利用だそうです(いずれも取扱説明書より)。
装備品の使用期間も併せて考えると、やはりエッグショック GZよりエッグショック GC(或いは同様の理由でエッグショック GGも)の方がお得かも知れないと感じました。
結果的には元々ランバーサポートを備えてかつ(相対的に)安価なエッグショック GCに、代替品で補完することですやすやピロー機能も両方を備えさせることが出来ると予想したことが、結論が変わった理由です。
ジョイトリップ GGとジョイトリップ GZ、ジョイトリップ GCの違い、コスパで選ぶ1台まとめました! まとめ
長い記事になりましたが、まとめると
- 価格で選ぶ場合はエアスルー GC
- 価格に関係なく最新の上位機種が良い場合はエッグショック GG
- カバーの洗濯機丸洗いが必須の場合にはエッグショック GGあるいはエアスルー GG
- ランバーサポートが必要ならエッグショック GGかエッグショック GC
- すやすやピローが必要ならエッグショック GZ
- エッグショック GC+αが最もコスパが良い(かも知れない)
最後に
【追記】⇨エッグショック GC取扱終了のため以後エッグショック S GGがベスト・バイであり、本記事の結論もエッグショック S GG+αがコスパ最強かも知れません。
繰り返しになりますが、すやすやピローとうたたねまくらの比較にしろ、あくまで類似の機能であることは十分承知して頂く必要があります。
ランバーサポートもすやすやピローも、コンビ社の努力の結晶であり、ボクの浅はかな表面的な比較では理解出来ておらず、実は想像以上の効果を発揮しているかも知れません。
あくまで代用品での類似機能であることをご理解下さい。
また価格については、ジョイトリップ GGは発売後間もない事からほぼ定価での比較となっています。時間とともに販売価格も下がりますので、価格差はどんどん縮まると思われます。
加えて、コンビ社が満を持して発売されるエッグショック GGですので、エッグショック素材からランバーサポート、ヘッドサポートなどの機能が2世代前と比較して進歩&改良されているはずという期待も出来ますよね。
そもそも、ジョイトリップシリーズは1歳から11歳まで使用可能と長期間使用を想定されたチャイルドシートです。
本記事では表面的な「機能」と価格とで判断していますが、正規品の安心感というものはなかなか他には代えられないものであり、年単位で使用するためのジョイトリップシリーズですので、初期費用に悩み時間をいたずらに無駄にするよりは主観や直感で選んでもあまり大差はないのかも知れません。
実際わが家ではエッグショック GCとエッグショック GZを迷った結果、「新しくコンビが出した」すやすやピローに期待したいという理由で、エッグショック GZを購入しました。
結果、期待通りすやすやピローの存在は大きく、寝入った時に首を支えてくれており大変助けになっています。
①チャイルドシート全体の考え方、選び方;
②『新生児から1歳頃』対応ベビーシートの選び方
③『新生児から4歳頃』対応チャイルドシートの選び方
④『1歳から6歳以降』対応チャイルドシートの選び方