こんにちは「とある医師」です。
寒い冬。加湿器と暖房器具に頭を悩ます時期ですね。
特に赤ちゃんや子どもが小さい家庭では、
- 今まではエアコンや石油ストーブを普段使っていたけど、空気は乾燥するし、危ないから、、、
- やっぱりオイルヒーターや加湿器があった方が良いのかな?
と悩んでいる方も多いハズです。
そんな加湿器とオイルヒーターですが、過去記事でボクは我が家には要らない!と結論を出しました。
もちろん加湿の必要性もオイルヒーターの良さも十分理解した上で、我が家の事情には合わなかったため、このような結論を下したわけです。
しかし年月が流れ、我が家の事情が変わり数年前に加湿器とオイルヒーターを導入しました。
そして人気のデロンギではなく、ユーレックスという【国産】オイルヒーターを【寝室】に買って、めちゃくちゃ満足しています。
この記事では、一旦は断念したオイルヒーターを我が家に導入した理由と、しかも人気のデロンギではなく、ユーレックスのオイルヒーターを買った理由、そしてユーレックスのオイルヒーターがとにかく良かったという話を書きたいと思います。
- 一旦は断念したオイルヒーターを我が家に導入した理由
- デロンギではなく、ユーレックスを選んだ理由
- ユーレックスのオイルヒーターを使った感想
ちなみに暖房器具と加湿はセットで考えた方が良いと思いますが、オイルヒーターを一旦は諦めた理由や、「正しく使わなかった」場合の加湿器の危険についての考察記事もありますので、ぜひこちらもご覧下さい。
我が家でオイルヒーターを導入した理由と場所
Benny in front of the heaters / krissyb
前回記事でオイルヒーターの良さは認めるものの、以下のような理由で、一旦は断念していました。
- リビングダイニングで使用したいが、オイルヒーターやパネルヒーターの適格な広さよりやや広い
- 家族も含め必ずしも部屋にいつも長時間いない
- モノを増やしたくない
- エアコンと濡れタオルで事足りると考えた
暖房器具と加湿器は補完的な存在ですので、加湿器についても知りたい方はどうぞ読んでみて下さい。
では、我が家でオイルヒーターを導入したのはどこか?
我が家の寝室で困っていたこと
子どもや赤ちゃんは凡そ布団というものを嫌がりますよね。ゴロゴロごろごろ寝相が悪い上に布団を蹴りまくる・・・。
スリーパーを着させていましたが、本格的な冬になると部屋全体の温度を暖かくしてあげないと風邪を引くのが心配、と感じていました。
当初リビング同様エアコンを安易に使っていましたが、エアコンを常時稼働させると当然とんでもなく空気は乾燥しますので、ボク自身ものどがイガイガして困ってしまいました。
また空気の乾燥により鼻水がカピカピになり鼻閉を誘発させ、鼻呼吸の妨げになることも大変気になっていました。
当初我が家で寝室に施した対応
ボクが当初取った対策は2つです。濡れタオル作戦と加湿器です。しかし早々に断念しました。
濡れタオルはリビングで上手くいっていたので期待していましたが、すぐに欠点に気が付きました。
寝室の濡れタオル作戦の欠点、それは睡眠中の交換が出来ないことです。
一度に干せるタオルには限りがあり、十分な効果が得られなかったためです。
加湿器は、別記事で述べたリビング用に購入したスチーム式加湿器を寝室で試しましたが、濡れタオルとは反対に加湿能力が強すぎて結露を来してしまいました。
また本体に蒸気及び熱湯を内包するため、いかに転倒防止機能があるとは言え、子どもも寝る寝室には怖いなと感じ、我が家では不適と判断しました。
以上から寝室での暖房はエアコンをメインには使いにくいと考え、オイルヒーターについてもう一度考え直すきっかけとなりました。
赤ちゃんや子どもがいる寝室にオイルヒーターがぴったりの理由
Light Bulb Embroidery / Hey Paul Studios
オイルヒーターについて検証した過去記事で学んだことですが、オイルヒーターは気密性の高い部屋、特に狭い部屋でこそ威力を発揮します。
- オイルヒーターは寝室のような狭い部屋でこそ威力を発揮
- 窓際に設置することで外気を遮断⇛熱効率が劇的に改善
- 空気の乾燥を心配する必要がない
幸い我が家の寝室は6畳ほどで、マンションのため気密性も高いです。
またリビングより寝室に適する理由として、リビングは人の出入りが頻回にあることも挙げられます。
子どもはなかなか扉を閉めてくれず開けっ放しなこともよくありますよね。そんな状況だと折角オイルヒーターで温めた空気も逃げやすいわけです。
一方で寝室は夜間締め切っていることが多いため、オイルヒーターでゆっくり温めた空気を逃さずに済みます。
また大抵の寝室に窓は設置されていると思いますが、窓から外気による影響も受けます。我が家ではベッドを窓側に設置していたため余計に冷気を感じている状況でした。

このようなフィルムを張ることで結構冷気を緩和出来ますが、やはり完全ではなく、オイルヒーターを窓側に設置することで、外気の冷えを直接入り口で遮断出来るのため、熱効率から言っても非常に効率的だと感じました。
以上から考えれば考えるほどオイルヒーターはまさしく寝室にぴったりと考え電気代が嵩むことは覚悟してオイルヒーターを我が家に導入することとしました。
なお、オイルヒーターに限らず暖房器具は使用環境により効果の有無は左右されます。
ただ我が家の使用環境は年間平均気温も冬季の気温も概ね東京の平均と同等の地方都市ですので、多くの方にとってもある程度当てはまるのではないかと思います。
オイルヒーターをデロンギでなくユーレックスにした理由
オイルヒーター導入の話が長くなりましたが、ここからは実際にどのオイルヒーターを購入したかを書いていきます。
先にお伝えしますと、ボクは人気のデロンギではなくユーレックスのオイルヒーターを購入しました。
ユーレックス?と思われる方も多いかも知れません。詳しくご紹介します。
人気のデロンギを断念した理由
当初は有名なデロンギのマルチダイナミックヒーターMDH15-BKという機種を買う気満々でした。
オイルヒーターとヒーターのいいとこ取りと雑誌での評判がめっぽう良くて興味しんしんだったんです。
しかし初期費用がかなり高いことで若干テンションが下がってしまいました。
調べる過程で、デロンギにはマルチダイナミックヒーターMDH15-BK以外にもオイルヒーターが多数販売されており、それらも含め検討してみました。
口コミやレビューを見て、まず暖かさへの評価は参考程度にしました。
オイルヒーターは特に使用環境に左右されるため良し悪しの感じ方は仕方がないと考えたためです。
しかし気になったのはデロンギ社のカスタマーサービス、タイマーへの不満が目立つことでした。
電化製品でカスタマーサービスが信用出来ないのは致命的ですし、タイマーにも期待したいところです。
そしてそのカスタマーサービスとタイマー機能について、デロンギと対比する形で口コミでよく見られたのが、ユーレックスという会社でした。
ユーレックスは【国産】オイルヒーター【専業】メーカー
調べてみるとユーレックスは長野県を本拠地とする開発から製造まで国産で賄うオイルヒーター専業メーカーだということがわかり、とても期待を抱きました。
デロンギがタイマーの設計が古くて非常に使い難いと悪評が高かったのに対し、ユーレックスは特にタイマーとアフターサービスに力を入れているようです。
ユーレックスのこだわり

ユーレックス公式HPから引用
ユーレックスHPに『こだわり』というページがありますが、まさに
- Made in Japan の質感と安心を大切に
- 日本製だからアフターサービスも安心、3年保証
- 日本人に合った機能を搭載(マイタイマー)
- 使いやすい上面操作
- マイコン制御へのこだわり
とデロンギに批判が多い部分にこだわっているようです。
ユーレックスのマイタイマーは秀逸
まず何と言ってもユーレックスのマイタイマーはとても便利です。
- 1時間ごとの温度設定が可能
- 自分好みの温度設定が可能
- 2パターンのプログラムで平日と休日などで使い分け可能
ユーレックスHPから引用した写真ですが、枚タイマーだと、例えば夜6時に22度で設定し、加温を開始。
就寝中は16度の設定にして、就寝時間が近づいた6時には22度に上げ、9時には自動で電源が切れる。
こうした細かな設定は大きく快適性を向上させてくれます。
一方で細かく設定出来ることで、却って難しそうな印象を受けるかも知れません。
実際デロンギでは近年のデジタル表示の機種でも操作に難渋すると見聞きします。
ところが、ユーレックスのタイマーは直感的に操作可能で、一度プログラミングすると毎日同じ動作を示してくれる大変ありがたい存在です。
ただしマイタイマー搭載はVFX/LFX/KKEシリーズのみであり、その他のモデルは通常のタイマー機能搭載ですので注意が必要です。
ユーレックスのその他のこだわり、特徴
またデロンギのアフターサービスへの悪評はオイルヒーターに限らず散見しますが、ユーレックスのカスタマーサービスはボク自身電話でやり取りした際にも非常に親切で、信頼出来ると感じました。
デロンギに比べ期待大のユーレックスですがデロンギに比べ随分安いことも後押ししてくれました。
以上のような理由で、デロンギよりもユーレックスの方が信頼できると感じ、ユーレックスのオイルヒーターを購入することにしました。
ユーレックスオイルヒーターを導入して何が一番幸せだったか
ボクはユーレックスRFX11EHという機種を購入しましたが、現在この機種は販売終了しており、後継機種としてLFX、VFXシリーズが販売されています。
実際使うとオイルヒーターはとっても心地よい
そんなユーレックスのオイルヒーターですが、実際使ってみてどうだったのか?
それは、まさにオイルヒーターありがとう!というシンプルな感想です。
とにかくのどがイガイガすることなく、柔らかい暖かさが体感出来ます。
しかもタイマー設定で寝る時間の少し前から温まるようにしておけば、寝室に入った時点で部屋はふんわり温かい。
タイマーが毎日稼働してくれるので朝消す必要もなく、日中無駄に稼働させた!と電気代を惜しむ必要もありません。また、夜つけ忘れて寒い、、、なんてこともありません。
また詳細な電気代は不明ですが、エコモードのおかげでカタログ値(例えば1500W)でずっと稼働するなんてこともないことが購入して分かりました。
赤ちゃんや子どもは冬になると鼻がよく出て、エアコン時代は鼻水が乾燥して鼻呼吸が出来ず、苦しそうな寝息をしていることもありました。
しかしユーレックスオイルヒーターを購入後は鼻閉で呼吸が苦しそうという場面がかなり減りました。
また布団を無視してゴロゴロ転がってもある程度「温かく」見守ることも出来て、親心としても安心です。
とにかく、シンプルに快適の一言です。
ユーレックス、買ってよかったと実感しています。
あと本当に個人的な感想ですが、ボクは一番ベッドの窓側で寝ており、窓からの寒さを人一倍感じていたのですが、窓からの凍みるような寒さから解放されたのは素直に幸せでした。
オイルヒーターのデメリット・知っておくべき特徴
個人的には大満足のユーレックスオイルヒーターですが、デメリットはないのでしょうか?
ユーレックスに限らず、オイルヒーター全体に当てはまる特徴といわゆるデメリットをまず挙げると
- 電気代がかかる(かも知れない)
- 温まるまで時間がかかる
- 重い、移動は大変
- 使用環境を選ぶ(比較的狭くて気密性の高いところが最も望ましい)
- コンセントは単独使用。延長コードやタコ足配線での使用は望ましくない
これらはデメリットというよりオイルヒーター特有の問題だと思いますが、使用前に把握しておかないと、これらを理由にオイルヒーターの価値を見誤る場合がありますので一応挙げておきます。
この中で、コンセントの単独使用と延長コードが望ましくない点は、購入後に設置場所に困る場合もあるかも知れませんので、知っておいて損はないと思います。
ユーレックス オイルヒーターのデメリット
ユーレックス特有のデメリットとしてなかなか思いつきにくいですが、敢えてひねり出すとすれば知名度が低い点のみだと個人的には考えます。
知名度が低いとどういう問題があるかと言うと、所有欲がデロンギほどは満たされないかも知れない点。
もう1点は、もし引越しなどで不要となって手放す時には、メルカリ・ヤフオク含め知名度が低いため、デロンギほど値が付きにくいかも知れません。
実際に使う上では全くデメリットが思いつかないのが正直なところです。
オイルヒーターをより良く使うためにサーキュレーターも
SOLEUSAIR Air Circulator / TheBetterDay
最後にオイルヒーターの熱効率をより享受するため、サーキュレーターを紹介します。
夏場も冷房のお供にもよく取り沙汰されるサーキュレーターですが、冬場にもとっても便利です。
オイルヒーターは周りの空気を温める製品で、エアコンと違って空気の対流を直接促すことはないため、熱がオイルヒーター周囲に滞りやすいです。
そこでサーキュレーターで部屋の空気を循環させることでオイルヒーターの熱効率もぐっと改善します。
洗濯物の室内干しにも流用出来ますし、ぜひともサーキュレーターはおすすめです。
ボクはアイリスオーヤマのPCF-SC15Tという機種を買いました。PCF-SC15Tは上下左右に動くサーキュレーター(PCF-SC15という、左右のみ運動する機種もありますが、空調管理には上下運動もあった方が良いと思います)で、余りにも性能が良いので合計2台所有しています。
アイリスオーヤマのサーキュレーターは家電批評などでも評価が高くボクは選びましたが、首振り機能や対応畳数など多数ありますのでご家庭の事情に合わせて選択されれば良いと思います。
またダイソンやバリュミューダのサーキュレーターのように高級路線もありますし、各ECサイトのランキングも参考になるかも知れません。

赤ちゃん子どもとオイルヒーター。デロンギではなくユーレックスを選んだら大満足だった話 まとめ
長くなりましたが、この記事の内容をまとめます。
- オイルヒーターは気密性が高く、比較的狭い部屋の方が適している
- 寝室はオイルヒーター設置にぴったり
- デロンギはタイマーやカスタマーサービスに不満の声
- ユーレックスは国産のオイルヒーター専業メーカーなのにデロンギより安い
- タイマーやカスタマーサービスに定評
- マイタイマーのおかげで手間要らずで毎日快適
- 赤ちゃんや子どもの睡眠も穏やかに
- サーキュレーターがあると熱効率が改善
一言でまとめるなら赤ちゃんや子どもがいる家庭で、条件が合えばユーレックスのオイルヒーターは大満足で、是非おすすめです。
冬を乗り切ろうと頑張っている皆さんに参考になれば幸いです。
ユーレックス オイルヒーターの紹介
我が家で導入したユーレックスオイルヒーターはユーレックスRFX11EHという機種ですが販売中止となっており、2020年現在の後継機種としてLFX、VFXシリーズが販売されています。
HPにもクリアカットに違いが明記されていませんが、オイルヒーターとしてはほぼ同等と思われ、値段もだいぶこなれてきているLFXシリーズの方が安くてお得だと思います。
またLシリーズ、Vシリーズ共にLF/VFとLFX/VFXがありますが、上述したようにマイタイマー機能がついているのがLFX/VFXで、LF/VFはシンプルなタイマーです。
マイタイマーが圧倒的に便利なのでLFX/VFXをおすすめしますが、値段の違いも含めて検討されると良いかも知れません。
ここでは寝室での使用を前提として8畳まで対応のLFX8BH、10畳まで対応のLFX11EHがありますが、実売価格の差が5,000円程度ですので、よりパワーのあるLFX11EHをまずおすすめしたいと思います。