Small child stands in front of a TV / simpleinsomnia
こんにちは「とある医師」です。
赤ちゃんが成長していくと必ずぶつかる問題。

- TVボードや◯◯には触らないで〜
- 危ないからキッチンには入ってこないで〜
こんな風にお困りではないですか?
ずり這いやハイハイ、つかまり立ち、そして歩くようになるにつれて赤ちゃんの行動範囲が広がります。
そして何でも触りたがる赤ちゃん。
あっちの家具を触ってはこっちの飾り物を落として、お父さんやお母さんを困らせますよね。
TVやTVボード、飾り棚は動かしづらく悩みのタネだと思います。
この記事では、わが家でTVボードやキッチン問題についてどのように考え、対策を講じたかということを書いていこうと思います。
簡単な結論なので先にまとめると、方法はいたってシンプルです。
- 人工芝を使って格安で赤ちゃんからTVボードを守る
- ベビーゲートで赤ちゃんがキッチンに入らないようにする
- キーワードは「赤ちゃんの賢さに助けてもらう」
でも、

と不思議に感じた方もおられると思います。
その理由とメリットをこれから書いていきますね。この記事は下記のような内容で書いています。
赤ちゃんからTVボードを守る2つの方法
TVボード・キッチン問題。我が家も早々にこの問題にぶつかりました。
そこで解決策として考えたのが2つの方法です。恐らく一般的な対策でしょう。
- TVボードを全てベビーゲートで覆う
- 赤ちゃん自体をベビーサークルで覆う
でもどちらもすぐに断念しました。
TVボードに対しベビーサークルを断念した理由

Summit in the playpen / dickdotcom
まず考えたのが、赤ちゃんを囲む方法(=ベビーサークル)でした。
TVボードに限らず、赤ちゃんが触って壊しそうなものは家の中に無数にありますよね。
本棚や飾り棚、ちょっとした荷物など。
これを契機に片付けはしましたが、流石に全てを移動したり片付けることは出来ません。
そこで、赤ちゃん自体の活動範囲を規定する。
こうすれば、当たり前ですが問題は解決します。
ベビーサークルは赤ちゃんの行動範囲を制限してしまう
赤ちゃん本舗などのお店に行けばベビーサークルは各種取り揃えてあります。ネットでもたくさん販売されていますよね。
安いものは数千円から、高いものでもだいたい1−2万円くらいで購入出来るでしょうか。
赤ちゃんをベビーサークルで囲うというのは、家具を守ると同時に赤ちゃんを守ることになりますので一石二鳥とも言えます。
でも、ベビーサークルってだいたい1畳程度〜大きいものでも数畳程度の広さです。
発想自体は非常に良いですが、いかんせん我が家では赤ちゃんの好奇心を満たすほど十分に広いベビーサークルを置くほどのスペースもない。。。
あちこち行きたい盛りの赤ちゃんの好奇心を、ボクら大人の都合で抑えかねない。
心理的な抵抗を覚えたこともあり、わが家はベビーサークルを諦めました。
我が家はベビーサークルが置ける!という羨ましい方は、探せば巣材や価格帯もバリエーションが豊富ですのでぜひ参考にしてみて下さい。
TVボードに対しベビーゲートを断念した理由
覆う方法は様々ですが、色々調べた結果で選択肢として挙げられたのは次の方法です。
- ベビーサークルを'コ'の字型にして覆う
- ベビーゲートを設置する
- フェンスを自作する
購入寸前まで進んでいたのですが、いざ購入段階になって、気になる口コミがあり、なかなかこれっと思う商品がありませんでした。
例えば口コミは、木製の製品なのに面取りが不十分だったり、赤ちゃんが舐めたり噛んだり口にする可能性が高い商品なのに東南アジア某国産で不安、などごもっともなご意見です。
但しここでベビーゲートについて悩んだことは、後にキッチン問題で活きてきます。
商品を探すと同時並行でいろいろネットを探索していると、やはり皆さん考えることは同じようですね。
ついに人工芝を使った方法を紹介された記事を見つけました。
赤ちゃんと人工芝の話

Photo:DSC01275 By shiori.k
ネットで紹介されていた人工芝の使用方法は至極簡単です。
- TVボードの前に人工芝を敷く
赤ちゃんからTVボードを守るのに人工芝がおすすめの2つの理由
ホームセンターに行けば、様々な人工芝が売られています。
その主目的はベランダや庭に使用するものですから、高級なものほど柔らかく、手触りは良くなります。
逆に安いものほど、手触りは悪く、下手をすると踏んだ時に痛いようなものもあります。
これを逆手に取って、踏めば痛いような人工芝をTVボードの前に置いておくわけです。
正直ボクは当初この方法に、赤ちゃんの本能に訴えかけるほどに痛いのか、と半信半疑でした。
ボクら大人と違って、赤ちゃんの体重は軽いですし、一応「人工芝」と銘打っているわけですから、そこまで痛くないのでは?と思っていました。
そして赤ちゃんも賢いですから、何らかの方法で乗り越えるのでは、というのがもう1つの疑問でした。
でも、結局ボクはこの方法を採ってみました。理由は2つ。
人工芝は格安
まず、極めて安価なことです。
一般的な買い物と違って、人工芝は安物であればあるほど粗略になりますから好都合です。
実際ホームセンターでは一枚100円を切る価格で売っていますし、100円均一ショップでも販売しています。
試してみてダメでも損失額は数百円となれば、ためらう理由はありませんでした。
赤ちゃんの賢さに賭ける
そしてもう1つが

という気持ちが決め手になりました。
TVボードのことで見た記事ではなく、しつけのことで得た知識ですが「1歳ともなれば、言い聞かせることで、物事の道理を理解してくれる」という意見が多数ありました。
ちょうどあらゆるものに対して興味を示す赤ちゃんに対して、気がつけば「あれもダメ、これもダメ」と否定ばかりことに罪悪感というか忸怩たる思いを感じていた矢先でした。
自分たちの価値観を一方的に押し付けて赤ちゃんを隔離するのではなく、対話して理解を得た上で協力してもらう。
そして早速試してみました。
その結果は・・・。
TVボードと人工芝を通して得たもの
Photo:Conversation By raiznext
実は当初、うまくはいきませんでした。
赤ちゃんは軽いのか、最初は少し痛がり警戒する素振りを見せますが、どうも好奇心が打ち克つようで、乗り越えて行きます。
次に採った策が人工芝を裏返すというもの。
人工芝の裏面は、かなりデコボコしており、健康足つぼ以上の刺激で、正直大人が乗って歩くのはかなりの苦痛です。
そして赤ちゃんにとってはどうかと言うと・・・。やっぱり痛いようです。
ここからが本題ですが、痛いためやはり最初は断念しますが、靴下を履いている時や折を見てやはり突入を試みます。
ですが、赤ちゃんにとってもかなり痛いようで、こわごわ侵入しているのは間違いない状態ですので、この状態できちんと理由をつけて「入ってはダメだよ」と教えてあげることが必要です。
何回かはチャレンジし、抱え上げてから場所を移動するというパターンを繰り返しますが、そのうち「ダメだよ」と言えばきちんとそこで止まるようになりました。
赤ちゃんの賢さに助けられる
【追記】TVボードと赤ちゃんのその後

Up the Christmas Tree / donnierayjones
人工芝を長らく使用してみて
当初この記事を作成してから随分時間が経過し、ありがたいことに当記事を参照して下さっている方も多いようですので、経過報告の追記を行いたいと思います。
結論から言うとわが家では今でもTVボードの前に人工芝を置いており、ある意味重宝しています。
ただ「ある意味」と付けたのには理由があります。それは、

人工芝を裏返すことでかなりの刺激となり、しばらくは侵入を防げておりました。
ところが、やはり赤ちゃんとは賢いもので、何と人工芝の上に身近なものを敷くという対策を取られてしまいました。
これには笑いましたが、笑ってばかりではおられず、ダメだよとまたしばらく諭す機会が増えました。
ただ基本的には赤ちゃんもはっきりと成長してきますので、こちらの意図は十分理解し、「このくらい触るくらいなら怒られない」という塩梅を理解するようで、大きな問題になることはなく経過しています。
そういう意味では数百円でただ家具を守ることのみならず、赤ちゃんの成長っぷりを思い知る機会になり、ありがたい誤算でした。
キッチンなどへの侵入を防ぐベビーゲート

Home Safety Tip: Gate Locations / State Farm
実はTVボードと同時に困っていたことが、赤ちゃんのキッチンへの侵入でした。
ここで、TVボード問題では断念したベビーサークルやベビーゲートの知識が役立ちました。
恐らく多くの家庭ではベビーサークルよりベビーゲートの方が使い勝手が良いと思いますが、わが家で導入したのは日本育児「おくだけとおせんぼ」シリーズの(Mサイズ)です。
ベビーゲートでも赤ちゃんの賢さに魅せられる
というのも、これまた赤ちゃんとは賢いもので、ゲートを動かす術を覚えるんですね。
上記おくだけとおせんぼは約5kgで、はいはいやずり這いくらいの時期ではまず動かせません。
ただ自分で歩くくらいに成長すると、うんとこしょどっこいしょ!って感じで動かしてしまいます。
米を載せるなど対策を採りましたが、やはりそれも上手に移動させてしまいました。
駄目じゃん!って思われる方もいるかもしれませんが、人工芝同様そこまで成長すると、キッチンは入ったら危険だから、という静止の声を「ある程度」理解してくれます。
結果的に普段は大人しくゲートが防波堤として機能してくれますので、厳密にはは限定的でしたが十分役に立ったと思います。
頑張ってどかそうとしている姿も大変微笑ましい光景ですし。
またどうしても抱っこして欲しかったり、お腹がへってグズってキッチンに入って来ようとした際は、「よほど」なのだな、という判断も出来ます。
危ないからここは入ったらダメな場所でしょ?と諭すと泣きながらベビーゲートまで引き下がる姿を見たときは、赤ちゃんってやっぱり賢いなぁと感心しました。
鍵付きのベビーゲート
成長しても赤ちゃんの侵入を防ぎたいけど、自分たちの日常を面倒にはさせないような塩梅の商品として、鍵付きのゲートタイプも検討しましたが、賢い赤ちゃんのことです。
恐らくゲートタイプも直ぐに鍵の開け方をマスターしてしまうと予想しボクは断念しました。
個人的には遮二無二に突入しようとする、幼いある一定の時期を防ぐことが出来れば、扉型でもゲート型でも、ある程度機能すると考えます。
友人宅の戸建では鍵付きゲートが良かったと言っていました。
【おくだけとおせんぼ】シリーズはサイズ展開も複数揃え、またゲートタイプもあります。
万能ではありませんが、小さい時期は非常に有効でおすすめです。








