こんにちは「とある医師」です。
お子さまの成長を願う気持ちを持たない親はいないと思う一方で、日中は言うことを聞かずついつい怒りがちになることもありますよね。
そんな場合でも子どもの寝顔を見ると、愛おしさが込み上げてきますよね。
では、子どもの睡眠について皆さんはどれくらい気をつけていますか?
- 風邪やアレルギー性鼻炎、アトピーなど様々な病気に罹りやすくなる
- 身体の発育が悪くなる
- 心の発育が悪くなる(イライラしやすい、すぐにカッとなる
- 落ち着きがなく、集中力がない
- 運動が苦手
- 学力が低下
- 肥満になる
- こんな症状ももしかしたら睡眠が大きく影響している
こんな風に言われると驚きませんか??
睡眠がとても大切なことはどなたもご存知ですが、なぜ睡眠が必要なのか?睡眠の仕組み、睡眠不足が引き起こす病気という理屈まで説明出来る方は少数でしょう。
知っているようで知らない睡眠、特に子どもの睡眠にスポットを当て、非常にわかり易く教えてくれる、千葉伸太郎著『子どもの脳をつくる最高の睡眠』をご紹介します。
- 【朝】毎朝ふきげん、なかなか起きてこない
- 【日中】集中力が無くて、飽きっぽい、いつもイライラ。逆にいつもだるそう
- 【日中】いつも口が開いている
- 【夜】ひどいいびきをかいている
- 【発育】同級生よりも顕著に発育が遅い
あるいはこんな症状に当てはまるお子さんがいた場合も、解決の一助となるかも知れません。
『子どもの脳をつくる最高の睡眠』で得られるもの
『子どもの脳をつくる最高の睡眠』のサマリー・エッセンス
『子どもの脳をつくる最高の睡眠』を読んでボクはこう変わった
こんな人に『子どもの脳をつくる最高の睡眠』は特におすすめ
『子どもの脳をつくる最高の睡眠』で得られるもの
タイトルからわかるように本書は子どもの睡眠に関わるものですが、多くの類似本と決定的に違うことがあります。
それは、著者千葉伸太郎氏が睡眠時無呼吸症候群の紛れもない権威であることです。
著者は睡眠時無呼吸症候群の紛れもない権威
本屋さんに行くと、睡眠にまつわる本がたくさん並んでいます。「ハーバード式睡眠法」「最高の睡眠法」などなど。
それらの本を否定するつもりはありませんが、本書はそんな類似書と一線を画す1冊です。
一口に「睡眠」と言っても実は色々な考え方がありますが、医学的に睡眠障害という分野の多くの原因を占める睡眠時無呼吸症候群の権威が、本書の著者です。
日本睡眠学会という学会の理事をされており、また睡眠関係の学会で精力的に活躍されているご高名な先生です。
そんな睡眠のプロ中のプロが、子どもの睡眠について分かりやすく説明してくれる1冊と聞くと興味を覚えませんか?
子どもの睡眠にまつわるトラブルの理屈と解決策を簡単にまとめてくれる
医学会のプロが書いた本だと
- とっても難しいじゃないの?
と心配される方もいるでしょう。でも大丈夫です。
非常に分かりやすい文体でちょうど良いボリュームでまとめて下さっています。
むしろ、身近な睡眠に関係する身近な症状について説明してくれるので、次はどんな話なの?とどんどん読み進めることが出来ると思います。
そんな魅力たっぷりの本書は、
- 身近な睡眠のまつわる身近なトラブル、症状
- 今日から取り組められる睡眠アップ作戦の秘訣
と言ったものを教えてくれます。
『子どもの脳をつくる最高の睡眠』のサマリー・エッセンス
では本書から一部内容を抜粋してみます(ブログ主が一部改編して引用)
- 子どもの将来は「眠りの充実度」で変わる
- 子どもの「脳とカラダを創る」睡眠とは
- 脳は眠りでぐんぐん育つ
- 世界一睡眠時間が短い日本の子どもたち
- 睡眠不足のこんな弊害
- 起床と朝食のリズムが脳とカラダに良い循環
- 光刺激のコントロールの重要性
- 眠りの質の秘訣は「脳の温度」
- 早く、深く、快適に眠れる寝具の条件
- 気づいてあげて!子どもの睡眠トラブル
これは主に小タイトルから引用してものですが、眠りの理屈から睡眠不足の弊害、そして改善点。さらにいびき、鼻詰まりなど子どもに特有のトラブルについてや、快適な寝具まで紹介してくれます。
『子どもの脳をつくる最高の睡眠』を読んでボクはこう変わった
さて、非常に分かりやすく理屈から対策まで授けてくれる本書を読んで、ボク自身どう変わったか?についてですが、
- とにかく睡眠時間を意識するようになった
- 夜の部屋の灯りにも気を配るようになった
- 入浴時間と就寝時間の関係を意識するようになった
- 寝ている時のいびきにとにかく気をつけるようになった
- 鼻水、鼻詰まりに敏感になった
- 子どもの機嫌と睡眠の関係に注意するようになった
- 寝具を新調
- エアウィーヴを購入
など、生活の中で多数の変化がありました。
いちいち挙げると項目が多く感じますが、こうしたものは全て多くの方が当然のように意識している事柄だと思います。
でも、そこに「睡眠の質」を意識することで、劇的に気づきが増えました。
「睡眠の質」を意識したおかげで回避出来た我が家の実例
例えば、夜泣きがほとんど治った2歳の次男が、朝方「起きては寝て」を何度も繰り返すということがありました。
どうも「眠たいのに眠れない」ために覚醒して起きるということに気がついたボクは、ある仮説を立てました。
そうです、鼻が詰まって鼻呼吸が出来ずに眠れないのでは?と考えたわけです。
そこで生理食塩水のスプレー(*)を差して、鼻をかませると、その後は鼻呼吸が回復し、思惑通りすっと眠りに入りました。
*我が家ではベビーミストという商品を使ってます。1本あれば長く使えるので、非常に重宝しています。
ベビーミストについても記事がありますのでぜひ併せてご覧下さい。
また同じく次男が数日間、朝とても不機嫌なことが続きました。
今度は鼻が詰まっているわけでもなさそうです。
ちょうど季節の変わり目で、そろそろ寒くなって来たなというタイミングでした。
寝相の悪い次男は夜間寝冷えしないように、と暖かめのスリーパーをユニ○ロの子供用パジャマと共に着させていました。
- もしや暑過ぎるのでは???
と考えたボクは、無印良品の二重ガーゼのパジャマ単独にしてみました。
妻からは寒くないかな?と心配の声が上がりましたが、次男の寝ている姿から「暑くて寝心地が悪いのでは?」と思ったことを説明し、試してみました。
すると翌朝からピタッと起床後も機嫌良く過ごしてくれるようになりました。
エアウェーブを試す
睡眠時の環境が大事、ということを実感出来たボクは次に寝具に目をつけました。
吸水性の高いパッドはもともと使っていたので、次にエイっとエアウェーブを購入しました。
もともと以前からボク自身がベッドなど寝具について興味があり、結局買わなかったもののエアウェーブの洗浄可能かつ通気性が高い特徴にはめちゃくちゃ気になっていました。
また子どもと一緒に布団で寝ているので布団によっては腰が痛くなるなどの実害があったため、「子どものため」と称して自分にも恩恵が得られるためポチりました。
エアウェーブで腰痛が軽くなった
寝具を買い替えたからといってすぐに何か目に見える効果があるわけではないですが、一つは腰痛が減ったのは事実な気がします。
我が家では布団を2枚敷いて寝ているのですが、買い替えのタイミングに併せてエアウェーブは1枚のみ使っています。
間違ってエアウェーブを使っていない方で寝た場合とエアウェーブで寝た場合に少なくともボクは明確に違いを感じたので、それ以降出来るだけエアウェーブ側で練るように画策しています。
ただし、子どもたちは文字通り縦横無尽に寝場所を変えて留まるところを知らないので、子どもたちにとってどの程度意味があるのかは全くわかりません。
『子どもの脳をつくる最高の睡眠』ではエアウェーブ キッズというものを紹介し、実際に有名高校の寮で全員分導入して、睡眠教育を施したところ成績が数字として上がったという実績も紹介されていました。
エアウェーブに変えたから成績が上がる、という短絡的な関係にはありませんが、睡眠の質を上げる一つの大きな方法だと思います。
こんな人に『子どもの脳をつくる最高の睡眠』は特におすすめ
これまで我が家の事例を挙げましたが、他にも以下のような方々に『子どもの脳をつくる最高の睡眠』をおすすめしたいです。
まずは赤ちゃんやお子さんが寝苦しそうにしている、酷いいびきをかいている、と既に症状を呈している場合。
他には眠りの重要さには気がついているけどどうして良いかわからない、という場合。
眠りとは直接関係があるとは思っていなかったけどいつも寝起きが不機嫌・調子が悪そう、落ち着きがない、集中力がない、などの症状があって、もしかしたら睡眠の質が関係しているのかも?と思った場合。
これ以外にもご自身の眠りにも携わることですし、赤ちゃんや未就学児をお持ちのお父さんやお母さんはもちろんおじいちゃんやおばあちゃんも皆さんにぜひ読んで頂き、少しでも「気づき」を得て、お子さんやお孫さん、そしてご自身の睡眠の質が改善されることを願ってやみません。
ぜひ知っているようで知らなかった睡眠の質を簡単に改善させる『子どもの脳をつくる最高の睡眠』をおすすめ致します。
ご自身の睡眠への知識を深めたいかたは、千葉伸太郎先生と師匠をともにする睡眠研究の大家、西野精治先生の名著も目からウロコでおすすめです。