こんにちは「とある医師」です。

人気のワイヤレスイヤホンの双璧を為すのがAnker Soundcore Liberty Air 2とApple AirPodsあるいはAirPods Proでしょう。

コスパ最高のAnkerと高価なAppleという構図ですよね。

ボク自身も迷いましたし、多くの方も同じことと思います。

そこでAnker Soundcore Liberty Air 2もApple AirPods Proも両方所有した経験を基に比較検証してみます。

この記事では

とある医師
  • Anker Soundcore Liberty Air 2とAirPods Proどっちが優れている??
  • 【イヤホン】で使いたいけどどう?
  • 【ヘッドセット】で使いたいけどどう?
  • iPhone・iPadなど【マルチデバイス】で使いたいけどどう?
  • Anker Soundcore Liberty Air 2の方が勝るところって?
  • AirPods Proの方が良いところは?

こんな疑問に徹底的にお答えします。

イヤホン、ヘッドセット、マルチデバイスという使用するシーンごとのメリット・デメリットについて述べている点に注目です。

Anker Soundcore Liberty Air 2 vs. AirPods Proのスペックの違い

Anker Soundcore Liberty Air 2 vs. AirPods Proのスペックの違い
まずAnker Soundcore Liberty Air 2とAirpods Proのスペックを比較していきます。

ちなみに上は外箱の比較ですが、Appleの質実剛健な感じはいつも同様で、Ankerも非常に高級感があります。

なぜAnker Soundcore Liberty Air 2とAirPods Proの比較なのか?

因みにAirpods Proはノイズキャンセリング機能を有しますので本来の比較相手は、先日発売したAnker Soundcore Liberty Air 2 Proです。

逆にAnker Soundcore Liberty Air 2の本来の比較対象はAirPodsであることも承知しております。

ただボク自身、Ankerを選択する時の動機としてはノイズキャンセリングが無くとも、機能とコスパのバランスでした。

一方AirPods Proは、どうせ高い買い物ならノイズキャンセリングが付いたハイエンドモデルを買おうと両者を比較しました。

従ってこの記事では敢えてAnker Soundcore Liberty Air 2 vs. AirPods Proの比較論を展開したいと思います。

【追記】

ノイズキャンセル機能対決としてAnker Soundcore Liberty Air 2  Pro vs. AirPods Proの比較記事も作成しました!

Anker Soundcore Liberty Air 2とAirPods Proのスペックを比較

Anker Soundcore Liberty Air 2についてはレビュー記事があり、一部を記事から引用しております。

Anker Soundcore Liberty Air 2について深く知りたいという方はぜひそちらをご覧下さい。

製品名 Soundcore Liberty Air 2 AirPods Pro
実売価格* 8,000円(ブラック)〜
10,000円(ホワイト)
約30,000円
連続使用時間 7時間(イヤホン本体のみ)
28時間(充電ケース使用時)
4.5時間(イヤホン本体のみ)
24時間(充電ケース使用時)
防水性能 IPX5 IPX4
ノイズキャンセリング
ワイヤレス充電
マルチペアリング
充電様式 USB Type-C Lightning端子
カスタマイズ 音質、ボタン

*:2021年2月時点実売価格を表記

Anker Soundcore Liberty Air 2がAirPods Proにスペックで勝るところ

Anker Soundcore Liberty Air 2がAirpods Proにスペックで勝るところを列挙していきます。

Anker Soundcore Liberty Air 2の優位性
  • 防水機能
  • 再生時間
  • 価格

Anker Soundcore Liberty Air 2とAirPods Proの防水機能

Anker Soundcore Liberty Air 2の防水機能はIPX5で、Airpods ProはIPX4ですので単純に防水機能についてはAnker Soundcore Liberty Air 2の方が上回っています。

因みにIPX5は大雨に降られても大丈夫なレベル、IPX4はいわゆる生活防水です。

比較するとAnker Soundcore Liberty Air 2が勝るという結果ですが、普段遣いとしてはAirPods Proも問題なく使えるレベルです。

再生時間はAnker有利

イヤホンのみの再生時間としては凡そ1.5倍違います。

AirPods Proの4.5時間も普段遣いでバッテリー切れになるレベルではありませんが、連続で充電を忘れるとローバッテリーとなり、出先で音楽が聴けない寂しさはなかなかのものです。

ただAirPods Proは再生中にローバッテリーの警告音が鳴るため充電しよう!と思えますし、ケースに収納すればひとまずイヤホンが充電されるので一般的な使用においては

  • AirPods Proの4.5時間だけの再生時間って短すぎない??

という心配は杞憂とも言えるかと思います。

価格差は圧倒的

もうこれはご存知の通り、圧倒的価格差があることに疑問の余地はありません。

  • スペックの比較だと、Anker Soundcore Liberty Air 2の圧勝!

となります。コスパ最強は伊達ではないです。

【イヤホン】Anker Soundcore Liberty Air 2とAirPods Proのメリット・デメリット

次に純粋に音楽を聴くワイヤレスイヤホンとしての機能を比較してみます。

ここでの比較基準とその優劣をまとめると

【イヤホン】としてのメリット・デメリット

【Anker Soundcore Liberty Air 2の勝るところ】

  • イヤーピース、付け心地
  • カスタマイズ機能


【AirPods Proの勝るところ】

  • 魔法のノイズキャンセリング
  • ペアリングの容易さ
  • 圧倒的なストレスフリー
  • イヤホン操作はAirPods Proの方がしっくりくる

【イヤホン】Anker Soundcore Liberty Air 2のメリット

【イヤホン】でAnker Soundcore Liberty Air 2の勝るところはイヤーピースとその付け心地、カスタマイズ可能な点だと思います。

Anker Soundcore Liberty Air 2のイヤーピースは素敵

Anker Soundcore Liberty Air 2とAirPods Proのイヤーピース
Anker Soundcore Liberty Air 2はイヤーピースが7種類14個もあり、まず自分に合ったイヤーピースが見つかるはずです。

またAnker Soundcore Liberty Air 2のイヤーピースは非常にソフトで、耳に付けた心地は柔らかく、大変心地良いと感じました。

またこのイヤーピースのおかげで物理的な遮音性も担保される、嬉しい誤算でした。

対してAirPods Proのイヤーピースは3種類、6個です。ノイズキャンセリングのため物理的な遮断が必要で、若干固く純粋に付け心地のみを比べるとAnker Soundcore Liberty Air 2の方が良いと思います。

AirPodsもしばらくすると慣れますし、付け心地が悪くて付け続けられないなんてことはないと思います。

Anker Soundcore Liberty Air 2はカスタマイズ可能

Anker Soundcore Liberty Air 2は専用アプリを使えば音質と、ボタン操作をカスタマイズ可能です。

素人のボクからはAnker Soundcore Liberty Air 2とAirPods Proの音質についてのコメントは差し控えますが、自分好みに音質をカスタマイズ出来るというのは大きな魅力ですよね。

またタッチセンサーにより複数の操作が可能で、しかも全て自分好みにカスタマイズ可能です。

スマホをいちいち出さずタッチセンサー操作のみで完結するため、魅力に感じる方も多いハズです。

ただこれにはメリット・デメリットがあるかも知れません。

ただボク個人としてはタッチセンサーがセンシティブ過ぎて、困る場面もあったというのが実感です。

例えばイヤホンが抜けかかったため押し込むと、その最中にタッチセンサーが働き、音楽が止まるといった感じです。

タッチセンサーのメリット・デメリット

【メリット】

  • 多くの操作がイヤホンのみで完結
  • 自分好みにカスタマイズ可能

【デメリット】

  • 誤作動もそれなりに多い

【イヤホン】AirPods Proのメリット

AirPods Proのメリットは圧倒的なストレスフリーにあるとボクは断言します。

{ボクの使用環境としてスマホもiPhoneであることはもう1度説明しておきます)

AirPods Proのノイズキャンセリングは魔法

ノイズキャンセリングを搭載していないAnker Soundcore Liberty Air 2と比べるのがおかしな話なのは分かりますが、それでも触れておらないわけにはいかないのがAirPods Proのノイズキャンセリングでしょう。

イヤホンを装着した瞬間の「シュワッ」とした感覚は魔法のようです。

Boseのノイズキャンセリングヘッドホンなども試したことがありますが、AirPods Proはノーマルモードとワンタッチで切り替えも可能で、さすがの一言です。

ペアリングは圧倒的にAirPods Proが有利

AirPods Proの何がストレスフリーかというと、使用に際して準備がほとんど要らないことです。

初めて使う時も既にある程度充電された状態で納品され、開封して耳に装着した時点で自動で自分のiPhoneとペアリングが完了し、直ぐに音楽を聴くことが出来ました

  • これぞApple体験の1つ!

Anker Soundcore Liberty Air 2も、ケース下のボタンを長押しして、コントロール画面で接続すれば直ぐにペアリングは完了するので全くストレスではありません。

いかんせんライバルのAirPods Proのペアリングが優秀過ぎるわけです。
(逆にAndroidスマホだと状況は変わるかも知れません)

ペアリングの相性はやはりAppleが圧倒的

イヤホンをいつもスマホで使う方は、Anker Soundcore Liberty Air 2もAirPods Proも1度ペアリングしてしまえば2回目以降は、ケースから出して耳に挿せばすぐに音楽が再生出来ます。

でもAnker Soundcore Liberty Air 2だと、時々ペアリングの接続がうまくいかず、再度ペアリングし直さねばならない経験をしました。

対してAirPods Proだと一度もペアリングのやり直しを経験したことがありません。

同じApple製品の強みがここでも発揮されたと感じる場面です。

マルチペアリングは重要な要素

基本的に同一デバイスであれば、Anker Soundcore Liberty Air 2も1度ペアリングしてしまえば次からは簡単に使えます。

でも、スマホからタブレットに出力を切り替える場合には、Anker Soundcore Liberty Air 2だとその都度ペアリングをし直さなくてはなりません。

この辺りはあとでもう1度【マルチデバイス】の項で触れますが、複数のデバイスでイヤホンとして使う時は要注意です。

イヤホン単独での操作はAirPods Proの勝ち

これは純粋に好みかも知れませんが、タッチセンサー式のAnker Soundcore Liberty Air 2は非常に沢山の操作がイヤホン単独で可能ですし、カスタマイズ可能で魅力的ではあります。

しかし普段遣いの中で使う機能は限られており、反面センサーが繊細過ぎて、簡単に反応し過ぎて誤作動をよく起こしてしまう点がボク的にはかなりストレスでした。

対してAirPods Proはボタン操作はカスタマイズ出来ませんが、カチッと押す操作なので誤作動がなく、ストレスを感じることがありません

しかも「Hey, Siri」と囁やけばその声を拾って、Siriが起動するので例えば音量を上げる、など好きな操作がSiri経由で可能です。Siriへの呼びかけは非常に反応が良いです。

そういう意味でボク個人は圧倒的にAirPods Proの方が好みでした。

そうは言っても、

とある医師
  • 価格差を考えると、単一デバイスでのワイヤレスイヤホンとしてならAnker Soundcore Liberty Air 2のコスパは最高

というのが感想です。

【ヘッドセット】Anker Soundcore Liberty Air 2とAirPods Proのメリット・デメリット

次に、電話やWeb会議ツールで使用する【ヘッドセット】としての観点で両者を比較してみましょう。

因みに簡単に言うとイヤホンから音が流れるのみではなく、マイク側でこちらの音をきちんと拾ってくれるか?というところがポイントです。

これもまた使用環境にも左右されると思いますのでボクの使用環境を明かすとiPhoneとMacbook Airです。

【ヘッドセット】Anker Soundcore Liberty Air 2は使いにくい

ボクの使用環境では、ということを強調し、他の使用環境での再現性までは検証出来ておりませんが、

  • 【ヘッドセット】としてはAnker Soundcore Liberty Air 2は使いにくい

と感じ、断念しました。

オフィスでマイクを通しての会話は可能でしたが、屋外では、こちらは歩いているだけなのに、風切り音?のような音が相手側にすごく伝わって不快にさせたり、逆にこちらの音声がかなり聞き取りにくい、全く聞こえないなど電話も全く使えない経験を何度もしました。

またWeb会議ツールとして使う時も、例えばiPhoneでは使用可能でも、パソコンだと使えないことがありました。

特定のアプリとの相性が悪いのかも知れませんが、直前にきちんとパソコン本体とペアリングし直して接続を確認していても、アプリを立ち上げた途端接続が強制的に遮断される、といった経験です。

正直言いまして少なくともボクの使用環境ではAnker Soundcore Liberty Air 2とは相性が悪過ぎたというのが感想です。

しかしネットを見渡すと

  • とてもクリアな音質で会話がしやすいです
  • この価格帯では最上級に通話品質が良いです。cVc8.0の通話用ノイズキャンセリングで周囲の騒音をカットしてくれる上、自分が喋っている声を正確に拾ってくれるので普通に会話しているのと遜色ないレベルで通話できます

と非常に高く評価する口コミもちらほら見かけますので環境にも左右されるとは思います。

【ヘッドセット】AirPods Proはさすが

一方のAirPods Proはと言うと、

  • 【ヘッドセット】としてもAirPods Proはさすが!

相性ばっちりです。

さすがに自転車を漕ぎながらの電話では相手も若干聞き取りにくい様子がありましたが、問題なく会話可能でした。

当然普通の会話や、複数のWeb会議ツールの使用で問題になることもなく快適です。

巷ではAirPods Proとマイクロソフトのteamsの相性は悪く、使えないという記事も多いですが、ボクの複数の同僚も含めて、AirPods Proはマイクロソフトteamsでも問題なく使用出来ています

【マルチデバイス】Anker Soundcore Liberty Air 2とAirPods Proのメリット・デメリット

【イヤホン】のペアリングについての記載でも触れましたが、Anker Soundcore Liberty Air 2は、出力側デバイスを切り替える時には、毎回ペアリングし直す必要があります。

一方でAirPods Proはコントロール画面で選択するか、他のデバイスが電源offで別のデバイスの電源をonにすると自然にペアリングされます。

Anker Soundcore Liberty Air 2は、少なくともボクのMacBook Air(2019年モデル)とは相性が悪いことが多く、二重三重でマルチデバイスについてはAirPods Proの独壇場でした。

ボクはAnker Soundcore Liberty Air 2を最初純粋にワイヤレスイヤホンとして購入し、イヤホンとしてはコスパ最高で機能も付け心地も最高と手放しで喜んでいましたが、ヘッドセットやマルチデバイスで使いたい場面が増えてくるにつけストレスが増してきたため、非常に高額で悩みましたがエイッとAirPods Proを買い増しました。

(ちなみに厳密に「マルチペアリング」というと複数の機器を同時にペアリングするという意味で使われることも多い言葉ですが、ここではデバイスごとのペアリング切り替えの意味で使いました)

【まとめ】Anker Soundcore Liberty Air 2がAirPods Proより勝るところ

Anker Soundcore Liberty Air 2がAirPods Proより勝るところをまとめてみます。

Anker Soundcore Liberty Air 2のメリット
  • 圧倒的なコスパ(8,000円 vs. 30,000円)
  • ワイヤレスイヤホンとしての基本スペックはAirPods Proを凌駕
  • 1つのデバイスで使うなら不満はかなり少ない
  • ケースから取り出しやすい

上の4点の中で、4つ目の「ケースから取り出しやすい」点について補足します。

Anker Soundcore Liberty Air 2はケースから取り出しやすい

Anker Soundcore Liberty Air 2がAirPods Proより勝るところ
イヤホンをケースから取り出す時に、摘んで出す必要がありますが、写真のように、若干ながらAnker Soundcore Liberty Air 2の方が長いです。

この絶妙な差のおかげで、Anker Soundcore Liberty Air 2はケースから出しやすい。AirPods Proは出しにくいという違いが生じています。

些細な違いですが、Anker Soundcore Liberty Air 2の方が優れているとボクが感じるところです。

AirPods Proのメリット
  • 圧倒的なノイズキャンセリング体験
  • 圧倒的なペアリングの容易さ
  • 使う中でのストレスフリーの極み

と言ったところでしょう。

確かに世界中で圧倒的にシェアされているのも納得です。

Anker Soundcore Liberty Air 2とAirPods Proの使い分け

最後に両者の違いを、使い分けという観点で考えてみます。

両者の使い分け

【Anker Soundcore Liberty Air 2が向いている人】

  • コスパに魅力を感じる人
  • 単一デバイスで使う人
  • ノイズキャンセリングは不要な人

【AirPods Proが向いている人】

  • ノイズキャンセリングに魅力を感じる人
  • 複数のデバイスを使い分ける人
  • 出来るだけストレスフリーで使いたい人

これはそれぞれのメリットを考えると素直な結論かとも思いますし、ボクの個人的感覚がかなり影響してことはご理解頂いた上で参考にして頂くと良いかと思います。

恐らくAirPods Proが存在しなければAnker Soundcore Liberty Air 2はコスパも最高で、機能も十二分に優れた名機と評される存在だと思います。

ただAirPods Proがそれをさらに上回るデキと、細かなストレスを徹底的に回避させるデキを見せているので、逆にもAnker Soundcore Liberty Air 2のアラに気がついてしまう、という非常に高いレベルの闘いですね。

とある医師
  • Anker Soundcore Liberty Air 2も純粋にコスパ最高の名機!
  • AirPods Proはシンプルに至上の名機!

というのがボクの結論です。

悩んでいる方にこの記事が参考になれば幸いです。

またノイズキャンセリングについてはAnkerから、1万円前半で手に入るAnker Soundcore Liberty Air Proも販売されています。ぜひお気に入りの1台を見つけてみて下さい。

因みに白が良い!という方には実はAnker Soundcore Liberty Air 2も白色を販売していますので参考にどうぞ。

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