こんにちは「とある医師」です。


Air force. / driver Photographer


以前赤ちゃんと空気清浄機について記事化した際に、空気清浄機の能力=スペックを測る指標として『CADR』が重要であることを学びました。

CADRを含めいろいろ検討した結果スペックも十分でコストも最低限で、手入れ要らずの最強の機種はBlue Pure 221という結論に達しました。


Blue Pure221発売前に、その時点でベストと購入したBlueair 270E Slimという1世代前の機種と、Blue Pure 221を現在使用しています。

果たしてBlue Pure 221は期待通り最強の機種なのでしょうか。実際にBlue Pure 221をしばらく使った感想・レビューをします。

記事途中に実際に使用してこんなにも??と目を疑うような使用済みフィルターもご覧に取り上げてみます。

***初稿からかなり時間が経過したため機種もモデルチェンジが進んだため、大幅に内容を改訂しました(2019年11月)***

Blue Pure 221とは

そもそもブルーエア社とは空気清浄機1本のスウェーデンの会社で、海外の土足文化の中でも高い評価のメーカーです(ただしスウェーデン自体は日本と同様屋内は靴を抜いて生活します)。

Blue Pure 221はそんなブルーエアがパワフルな機能をシンプルに、そしてなおかつお手軽価格で提供しようとした機種で、この売出し文句だけでも非常に魅力的であることが予想出来ます。

Blue Pure 221のスペック、価格まとめ

Blue Pure 221のスペックの高さと破壊的な価格を再確認するため、過去記事作成時のCADRと適用床面積、価格をまとたものを、最新の価格に更新し再掲し比較してみます。
同じくフィルター交換式のcadoについても掲載しています。
適用床面積
畳数
商品名 実売価格*
13−15畳
Blue Pure 411
ブルーエア
14,939円
Leaf 120
cado
42,900円
25畳
Classic 205
ブルーエア
47,562円
Classic 280i
ブルーエア
52,977円
Leaf 320i
cado
54,439円
30畳以上
Blue Pure 221
ブルーエア
24,473円
Blue Pure 231
ブルーエア
37,462円
Classic 405
ブルーエア
59,664円
Classic 480i
ブルーエア
72,371円

*;税込価格。2019年11月下旬のAmazon価格を掲載

この表は上からCADR=性能の低いものから高いものへ並べたもので、概ね価格もその順番に沿っていますが、Blue Pure 411とBlue Pure 221/231が突出しています。

因みにBlue Pure 231とはBlue Pure 221の後継機種です。両者について以下の記事もどうぞ。

CADR=スペックが最も高いのにも関わらず、消費者にとって肝心の販売価格がずば抜けて安い・・・。

正直どうしてこんな逆転現象が起きているか不思議ですが、Blue Pure 221はとにかくシンプルな構造だからということでしょうか。

もしかしたらフィルターが高価であることも関係しているのかも知れません。
これについては後述します。

Blue Pure 221のシンプルさ

Blue Pure 221がいかにシンプルかというと、操作に必要なボタンが1つのみであることからもわかります。

取扱説明書もびっくりするくらい薄くて、ボタンを押して下さいレベルの記載しかなく拍子抜けするほどです。

でも、本当にボタンを押してoffから1、2、3と順に変わるだけのシンプルなものです。

classicシリーズは空気清浄機能に付加価値を付けたものです。

それはwifi連動だったり、自動センサーなどですが、あくまで付加価値であり、何を重要視するかは人それぞれかも知れません。

この辺りのラインナップについては別記事にまとめましたので気になる方はご覧になってみて下さい。

前置きが長くなりましたが、ではBlue Pure 221の実際に使用したレビューへ移っていきましょう。

Blue Pure 221を実際に使用したレビュー


rainbow / LorenzWorkz

以前の記事でBlueair 270E Slimを評価した時と同様に下記の項目について述べます。
  • 運転中の音量
  • 効果
  • 故障
  • 欠点・マイナス面

Blue Pure 221の運転中の音量①

まずは客観的な数値を確認してみます。

Amazonの商品紹介ページと公式サイトのページでは若干数値に乖離がありますが、ここでは公式の数字を載せておきます。

スピード1/2/3:37dB/46dB/55dB

この数字だけ見ても体感的にピンと来ませんよね。

Blue Pure 221の運転中の音量②

インターネットで調べた所こう記されています。

おおよそヒトが「静か」と感じるのは45dB以下で、40から60dBまでが望ましい環境

具体的には

  • 静かな図書館内が40dB
  • 静かな事務所が50dB
  • 時速40kmで走行中の自動車内が60dB

がそれぞれ例で挙げられています。

つまりBlue Pure 221は弱モードでは静かな図書館内、ハイパワー時には走行中の自動車内という風に考えると良いでしょうか。
(因みに掃除機の場合60dBを下回ると静かな機種という評価だそうです。)

では、実際に使用した感覚で言いますと、

  • スピード1では「全く気がつかない」
  • スピード2は音は聞こえるけど周囲の音と同化して「全く気にならない」
  • スピード3は空気清浄機が存在感を主張しているな、「ちょっとうるさいな」

日中生活音がある時間帯はスピード3でも周囲の音と相殺されて気になりませんが、夜間家族が寝静まった時間帯でTVや音楽をかけていない時はちょっと気になるレベルです。

ただしリビングでの使用ですので寝室でお使いの場合はスピード2だと少しざわつくかも知れません。

わが家では日中はレベル2か3、夜間はレベル2としていましたが、最近は面倒でほぼ常にレベル2で運転しています。

因みに、Blueair 270E Slimを含め自動センサーを備えた機種だと、突然何かを感知してハイパワーで稼働しだすことがあります。

それが「自動センサー」の醍醐味ですから当然ですが、唐突に音量が上がり下がりするわけですから、ハイパワーモードが頻回になればその機種全体の評価として「うるさいな」と感じてしまう方もいるようです。

そういう意味ではBlue Pure 221は自動センサーがありませんので、ご自身にとって快適な設定を維持出来ることは強みかも知れません。

静音性について、Amazonでのレビューを見てみますと

  • 店頭で送風音を確認してみたけど、殆ど無音。買って家に持ち帰って、強風にしてからやっと風鳴りが聞こえるほど静かな音に感動。(一部略)静かすぎるので電源の切り忘れにはご注意を。
  • 音はやはりパワー1の時でも国産の弱運転よりも大きいです。が、くしゃみや鼻水に悩まされるよりはこの程度の音なんてことないです。不快な音でもないです。

と評価コメントがある一方で

  • 性能は文句ないのですが、最弱でもけっこう音がします。
  • 静音性はイマイチです。イオナイザーかモーターの高周波と風切りの低周波で、弱でもそれなりに音はします。強だとレンジフードなみですが、空気の循環能力を優先すると、やはり仕方ないです。自動運転がついてなくて良かったと思えるレベルなので、寝室には向かないかもしれません。

と低評価とするなど、静音性について真反対のコメントがあり、受け取り手によって変わるようです。

わが家では上述したように静音性についても気にならず、設置しているリビングで子どもも臆せずよく昼寝していますが、心配な方は実店舗で聞いてみることをオススメします。

Blue Pure 221の効果① その前に導入のきっかけ

Blue Pure 221の効果をお話する前に、なぜ本機を購入したかの話を先にさせて下さい。

前回Blueair 270E Slimを導入したきっかけは、赤ちゃんがどうもくしゃみを連発していて、やっぱりハウスダストのせいかな?と感じたためでした。

そして購入直後から赤ちゃんのくしゃみがピタッと止まったという経緯があり、実に分かり易い効果を感じたエピソードでした。

そして今回Blue Pure 221を新規購入したのも、恥ずかしい話ですがまた赤ちゃんのくしゃみがきっかけでした。

子どもの成長と活動範囲が広まるにつれて部屋が手狭になったため、引っ越すことにしましたがしばらくすると、どうもまたやたらとくしゃみを連発するようになりました。

そのマンションにLDKがありますが、和室とも襖を隔てて連続しており、開放していると(気持ち)広めの空間になります。

Blueair 270E Slimのスペックで明らかに不足しているとは思いませんでしたが、前回のくしゃみが空気清浄機導入で改善したことと、寝室にも空気洗浄機を設置したいと感じていたこともあり、思い切って念願のBlue Pure 221を購入したというわけです。

しかも前回記事を作成した時よりも値下がりしており、迷わず購入に至りました。

蛇足ですが、引越しに際し強欲なオーナーに過度に敷金を請求されるも何とか奮闘し無事返金されたという経験を得ました。
子育て世代の方は今後子どもの成長に応じて引越す機会があると思いますし、敷金についての知識は有益と考えますので、共有するためにもいつか記事化したいと思います。

Blue Pure 221の効果② 実際に使ってみて

前置きが長くなりましたが、そんなくしゃみ連発の我が子ですが、Blue Pure 221を設置後しばらくするとまたピタリとくしゃみが止まりました

ウソのような本当の話ですが、買う前に、また止まるかな?と妻と話をしていたのでこれには妻と思わず笑ってしまいました。

またボク自身も設置後明らかに空気が澄んだ実感がありますし、妻にも実感があるようです。

以前のBlueair 270E Slimではボク独りが空気が違う気がする!と主張し、妻にはピンときていなかったようですが、今回は妻も空気が澄んでる気がすると自ら言っており、体感的にも効果を感じられました。

また防犯の観点からも締め切って入る時間が長い寝室に設置したBlueair 270E Slimも、設置当日から室内がひんやり澄んだ実感がはっきり感じられました。

但し、これは室内環境による所も多いようです。

同僚にBlueair 270E Slimを強烈に勧めて、導入してみたけど、あまり設置前後の違いを感じられなかったととある同僚は言っていました。

その同僚宅は非常に綺麗好きな家族でしたから、やはり使用環境による違いかも知れません(或いはわが家が特別〇〇なのでしょうか・・・汗)。

Blue Pure 221の故障

前回Blueair 270E Slim購入後半年か1年ほど経過した段階で異音が出現するという経験があります。
その際にはサポートセンターに連絡したところ初期不良ということで無償交換してくれ、以後合計5年以上使用していますが問題なく使用出来ています。
対してBlue Pure 221については購入後2年以上経過しましたが、全く問題なく経過しています。
また発売後時間が経過しましたがAmazon、価格コムのレビューを見ても故障について記載は見当たりませんでした(前Blueair 270E Slimではちらほら不具合のレビューが散見されました)。
ブルーエア社の公式HPにも、本体の耐久性にも力を入れている旨記載ありますし、個人的にも非常にシンプルな構造なので、故障しにくいのでは?と考えています。

Blue Pure 221の欠点・マイナス面①

最後にBlue Pure 221のマイナス点を考えていきます。
まずマイナス面として、コストについては避けては通れない問題だと思います。
初期投資費用は発売当初からはかなり下がり、2019年11月現在Amazon価格で約24,000円程度と、個人的には破格だと感じます。

この価格帯で購入出来る国内メーカーの空気清浄機を比較すると圧倒的な性能があると思いますし、逆に国内メーカーで同程度のスペックを有すものは4万円以上もザラであることや、フィルター式の中では圧倒的に廉価であるものの、「空気清浄機」というカテゴリーで単純に考えた場合、決して安価とは言えません。

加えてランニングコストとしてフィルター代がかかりますので、金銭的にはある程度覚悟が必要です。
メーカーの提唱する使用方法だとBlue Pure 221は半年に1度フィルター交換が必要です。

すでに後継機種であるBlue Pure 231しか公式サイトには掲載されておらず、Blue Pure 221用のフィルターはAmazonなどの市場で購入する他ありませんが、実売価格が7,800円程度です。脱臭フィルターだとその1.5倍です。

フィルター式を選択する方にとっては承知かと思いますが、機種本体の金額のみで国内メーカーなどと比較して購入するようだとランニングコストは後々響いて来ます。
しかし、前回記事でも検証したように、多くの国内メーカーの空気清浄機は廉価な一方でフィルターの手入れが大変面倒かつ、手入れを怠ると非常に不衛生な空気を循環させる恐れがある・・・。

ズボラなボクは月に1度きちんとフィルターをメンテナンスすることは不可能で、その代償として交換式を選択しており、手間暇とクリーンさの対価としては割に合うと考えています。

実勢価格で月に1,300円程度で、手が出ないほどではないと感じませんか?

因みにBlueair 270E Slimについては、「靴文化での使用を前提にされた期間だから」と勝手な言い訳で、わが家では厳密には半年以上ごとの交換になってます(ついつい警告灯が灯っても忙しさにかまけてそのままにしてしまう事が多く・・・)ので、わが家でのコストはもっとお安くなっています。。。

Blue Pure 221の欠点・マイナス面②

商品自体の欠点ではないですが、特に小さなお子さんがいる家庭において問題点が1つ。

それは、子供のおもちゃにされうるということです。

上に書いたようにBlue Pure 221はボタン1つでon/offから強弱まで賄えるシンプルさがウリですが、子どもにとっては押す度にランプが強くなったり消えたり、風が強まったり弱まったりと遊び心を刺激するようです。

また上部に送風口がありますが、子どもによっては何かを入れたりなどされるかも知れません。故障に繋がらなければ良いですが。。。

いつまでも際限なく遊ぶということはありませんが、しばらくはおもちゃにされることは請け合いですので気になる方は囲いで覆うなども1つではないでしょうか。

【追記】
我が家では非常に短い期間おもちゃにされましたが、1歳児でも上からモノを入れてはいけないことを言えば大事に至ることはありませんでした。

逆に2歳3歳児でも扱えるので、子どもにボタン操作をして貰えて親が楽をさせてもらうという、思わぬ結果となりました。。。

追記 【実録】使用済フィルター写真

購入後何度かフィルター交換をするも写真を残していなかったのですが、この度交換し、写真を撮ってみました。

衝撃的なグロい写真で大変恐縮ですが、使用済フィルターと新品のフィルターです。
ちなみにBlue Pure 221はフィルター交換後5ヶ月経過するとオレンジに光り、6ヶ月経過で赤く光って交換時期を教えてくれます。
今回赤く点滅して1週間くらいのタイミングでしたので、我が家がケチって長期間使用していたわけではありません。。。
また使用場所はリビング・ダイニングで、一般的な使用環境だと思います。
目を疑うばかりの汚れ様で、こんなにホコリを吸ってくれてたんだ・・・と毎回唸ってしまいます。
ノーメンテナンスでこの仕事ぷりに、ありがとう、ブルーエアと感謝の気持ちが溢れます。

子どものくしゃみが止まった?!Blue Pure 221を実際に使ってみて まとめ

Blue Pure 221を実際に使用した経験をまとめると
  • スペックでもコスパでも最強だが実際に使ったところ子どものくしゃみもピタリと止まり、部屋の空気も明らかに澄んだと感じられた
  • 静音性についてはマイナス意見もあるが、わが家で使用した限り全く気にならないレベル
  • 本体価格は24,000円、フィルター台は使用し続ける限り嵩むが月に1,300円程度で十二分割に合う!?
  • 仕様がシンプルなだけに一時的に子どものおもちゃになる恐れもあるが、逆にその時期を過ぎれば親が楽になるかも・・・

最後に Blue Pure 221を実際に購入・使用した感想

子どものいる環境の空気を綺麗にしたい、という切なる思いから情報収集を行い、Blueair 270E Slim、Blue Pure 221という機種に巡り合うことが出来ました。
効果の所でも書いたように、子どものくしゃみがピタリと止まりましたし、リビングと寝室(こちらはBlueair 270E Slimによるものですが)の空気が明らかに澄んだと感じられました。

購入後何度もフィルター交換を行いましたが、フィルターについてホコリの量を見るたびにこんなに我が家にはホコリが浮遊しているのかと愕然とするとと同時に、思わず「ありがとう、ブルーエア・・・」と何度も感じてしまいます。

また無精のボクには手間要らずというところにも大変恩恵をこうむっています。
Blue Pure 221という非常に良いアイテムに出会えたというのが掛け値なしの本音です。
綺麗な空気を欲する全ての方に少しでも参考になれば幸いです。

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