こんにちは「とある医師」です。
2016年にティファールがアクセススチームを発売して以来、衣類スチーマーが活況ですね。
衣類スチーマーは多数のメーカーが発売し、選択肢が多いことはユーザーとしては喜ばしい一方で、選択肢が多過ぎると選ぶのも大変です。
そして流行の立役者であるティファールも、兄弟機種を次々と発売しています。
でも、プラスやらライトやらポケットなら似た名前が多くて混乱しませんか?
この記事ではティファールのアクセススチームシリーズのスペックを一覧表にして、違いを比較しました。
検証する機種はアクセススチーム(2018年モデルとも)とアクセススチーム ホワイト(2019年モデルとも)、アクセススチーム プラス、アクセススチーム ライト、アクセススチーム ポケットの5機種です。
ちなみに、ティファールにはアクセススチーム以外にもスチーム シュシュとトゥイニー オートスチームといったいわゆる2WAY衣類スチーマーも展開しています。
スチーム シュシュとトゥイニー オートスチーム、ジェットスチームの違いについても独自に検証した記事があります。
また全5メーカー17台の衣類スチーマーから、衣類スチーマーの選び方と、目的ごとのおすすめ衣類スチーマーを検証した記事もありますのでぜひご覧下さい。
アクセススチームの歴史を振り返る
違いを理解するのに役立つと思いますので、まずはアクセススチーム シリーズの歴史を振り返ります。
2016年アクセススチーム発売
衣類スチーマーブームの火付け役とも呼ぶべきアクセススチームDR8085J0が2016年に発売されました。
Amazonではアクセススチーム2018年モデルとして販売されています。
2018年アクセススチーム プラス、アクセススチーム ライト発売
2018年に上位機種としてアクセススチーム プラスDT8100J0、下位機種としてアクセススチーム ライトDT7002J0がそれぞれ発売され、3機種が併売する形でした。
この記事よりも詳細にアクセススチームDR8085J0(2018年モデル)とアクセススチーム プラスDT8100J0、アクセススチーム ライトDT7002J0の違いを検証した記事もあります。
細かく何が違うのか?についてはこちらもぜひご覧下さい。
2019年アクセススチーム ホワイト発売
2019年にアクセススチーム ホワイトDT8110J0が発売されました。
家電では、商品名に色が付いている場合、単に本体や一部の色が違うだけ、ということがほとんどですが、アクセススチーム ホワイトは、アクセススチームDR8085J0(2018年モデル)とは全くの別物です。
むしろ後述するようにアクセススチーム ホワイトDT8110J0は、アクセススチーム プラスDT8100J0の廉価版と考えるべき存在です。
アクセススチーム ホワイトはAmazonその他でアクセススチーム2019年モデルとして販売されることもあります。
ECサイトでは販売していますが、ティファール公式HPではアクセススチームDR8085J0は販売されておらず、モデルチェンジされたと考えて良いのかもしれません。
アクセススチーム ライト ロゼはデザイン違い
2019年6月アクセススチーム ライト ロゼDT7007J0も発売されますが、アクセススチーム ホワイトと違い、デザインが違うだけです。
アクセススチーム プラス ビームス デザインもデザイン違い
2019年9月にはアクセススチーム プラス ビームス デザインも発売されていますが、こちらもデザイン違いです。品番はDT8101J0です。
2020年アクセススチーム ポケット発売
2020年3月アクセススチーム ポケットDT3030J0が発売されました。
アクセススチーム ポケットは今までの3機種と大きな違いがあります。
その特徴は、折り畳み可能なこと、ずば抜けて軽量なこと、立ち上がりもずば抜けて早いことです。
- 折り畳み可能
- ずば抜けて軽量
- ずば抜けて立ち上がりが早い
アクセススチーム シリーズ一覧表
それでは5機種を比較して一覧表にしてみます。
因みに昨今は衣類スチーマーの中にもコードレスモデルは開発されていますが、ティファールのアクセススチームシリーズはすべてコード付きです。
プラス | アクセススチーム ホワイト | アクセススチーム | ライト | ポケット | |
商品コード | DT8100J0 | DT8110J0 | DR8085J0 | DT7002J0 | DT3030J0 |
重量(タンク空) | 1220g | 1220g | 900g | 925g | 800g |
給水タンク用量 | 185ml | 185ml | 185ml | 140ml | 120ml |
満水時重量 | 1405g | 1405g | 1085g | 1065g | 920g |
立ち上がり時間 | 40秒 | 40秒 | 45秒 | 45秒 | 15秒 |
スチーム量 | ターボモード20g/分 デリケートモード14g/分 |
ターボモード18g/分 デリケートモード14g/分 |
15g/分 | 13g/分 | |
連続使用可能時間 | 9分間( ターボモード) | 10分間( ターボモード) | 8分間 | 9分間 | |
連続使用ロック | ◯ | ✕ | |||
発売 | 2018年 | 2019年 | 2016年 | 2018年 | 2020年 |
*1;Amazonの紹介ページとティファール公式HPの記載に差があり、ティファールHPから転記
この表を作成した数字の出典はティファール公式HPです。
アクセススチームの選び方
アクセススチームに限らず衣類スチーマー全般の考え方ですが、衣類スチーマー選びのポイントは給水タンク満タン時の重さと、立ち上がり時間と、スチーム量が重要です。
アクセススチーム シリーズのスチーム量はどれも十分だけど
まずスチーム量についてですが、目安として10g/分以上あれば衣類スチーマーとして機能するとされます。
そういう意味ではアクセススチーム シリーズ最少スチーム量のアクセススチーム ポケットも13g/分あるのでクリアしています。
しかし、では10g/分あれば十分か?と言えばそうでもなく、「スチーム量に比例して使い易くなる」という面もあり、各メーカーの衣類スチーマーとの比較でアクセススチーム プラスが最も使い易いと評価する記事もあります。
衣類スチーマー選びには満タン時の重さが重要
衣類スチーマー選びに重さも重要です。
そして比較記事でも本体の重量のみが比較されることも多いですが、実際に使用する時には水を入れて使うわけですから、給水タンク満水時の重さが重要です。
最小のアクセススチーム ポケットとアクセススチーム プラスではおよそ500gもの違いがあり、力仕事に自信がないご高齢や女性の方だとアクセススチーム ポケットの方が向いているかもしれません。
ただ、アクセススチーム プラスやアクセススチーム ホワイト、アクセススチーム(2018年)には連続使用トリガーロックがあり、重さをかなり緩和してくれる仕組みが備わっています。
連続使用トリガーロックとは、ボタンを押し続けなくともスイッチONを維持してくれる仕組みで、このトリガーがないと、ずっとスイッチを押し続ける必要があるので、重さを感じやすいです。
アクセススチーム シリーズの選び方
ではアクセススチーム シリーズはどのモデルを買えば良いのでしょうか?
軽い方が良い場合はアクセススチーム ポケット
まず力仕事に自信が無い方や軽い方が良いという方は、アクセススチーム ポケットが間違いなくベスト・バイです。
比較すべきはアクセススチーム ライトですが、連続使用トリガーロックが共に無くて、スチーム量も13gと15gの違いです。
日立やパナソニックという競合メーカーの衣類スチーマーを比較しても十分な軽さは魅力ですし、13g/分というスチーム量も十分な量です。
立ち上がり時間がアクセススチーム ポケット15秒に対してアクセススチーム ライトが40秒と、アクセススチーム ライトの40秒も十分短いにも関わらずずば抜けてアクセススチーム ポケットが短いため、やはりアクセススチーム ポケットの方がおすすめです。
さらに値段もアクセススチーム ポケットの方が安いので、軽さ重視の場合はアクセススチーム ポケットがもっともおすすめです。
ただし実売価格は流動的ですのでアクセススチーム ポケットとアクセススチーム ライト両方の値段を確認して下さい。
軽さメインでなければアクセススチーム ホワイトがおすすめ
軽さを最重視する場合以外は、アクセススチーム ホワイトをおすすめします。
重量はアクセススチーム ホワイトとアクセススチーム プラスは一緒ですが、スチーム量が20gか18gの違いで、値段がかなりお安いためです。
18gは他社の衣類スチーマーを見渡してもトップクラスのスチーム量ですので、アクセススチーム ホワイトで能力不足ということはまず無いと言えると思います。
Amazonでは2020年6月現在アクセススチーム シリーズのうち、アクセススチーム ホワイト(2019年モデル)とアクセススチーム(2018年モデル)以外のモデルを扱っていないので、リンク先を確認して頂いた上で、楽天市場やYahoo!ショッピングで探してみて下さい。