こんにちは「とある医師」です。
たくさんある衣類スチーマーですが、パナソニックの衣類スチーマーはどのブログや記事でも上位にランキングインしていますよね。
でもパナソニックの衣類スチーマーにも新旧複数のモデルがあって、違いがよく分からないという方も多いことと思います。
この記事では2020年6月末現在の最新機種であるNI-FS760、NI-FS560、NI-FS410、NI-MS100という4機種の違いをまとめてみます。
また2019年モデルであるNI-FS750、NI-FS550との違いについてもまとめました。
- NI-FS760、NI-FS560、NI-FS410、NI-MS100 4機種の違い
- NI-FS760、NI-FS560、NI-FS410、NI-MS100の選び方
- 2019年モデルであるNI-FS750、NI-FS550との違い
なお、以下本文では比較のため他メーカーの衣類スチーマーに触れることがあります。
パナソニックを含む全5メーカー17機種の衣類スチーマーを全て比較検証した別記事を基に解説しています。
衣類スチーマーの選び方、目的ごとのおすすめ衣類スチーマーまで紹介していますので、衣類スチーマーに迷っている方はぜひご覧下さい。
NI-FS760、NI-FS560、NI-FS410、NI-MS100のスペック一覧表
NI-FS760 | NI-FS560 | NI-FS410 | NI-MS100 | |
重量(タンク空) | 745g | 690g | 670g | 640g |
給水タンク用量 | 115ml | 50ml | 50ml | 60ml |
満水時重量 | 855g | 740g | 720g | 700g |
立ち上がり時間 | 23秒 | 23秒 | 30秒 | 120秒 |
スチーム量 | 11g/分 | 11g/分 | 11g/分 | - |
連続使用可能時間 | 10分間 | 4分間 | 4分間 | - |
温度調節 | ✕ | ✕ | ✕ | ✕ |
発売 | 2020年 | 2020年 | 2020年 | 2019 |
強化機能 | 3倍スチーム | 3倍スチーム | ||
実売価格 | 12,000円 | 8,000円 | 7,500円 | 5,500円 |
*;実売価格は2020年6月末のAmazon価格の概算を表記
早速ですが、スペックを一覧表にしてみました。
パナソニックの衣類スチーマーの他メーカーと違う特徴
まずパナソニックの衣類スチーマーはすべてスチーマー機能とアイロンプレスも可能な2WAY衣類スチーマーです。
ただアイロンプレスは可能な一方で、アイロンプレス面の温度調節が出来ない点も共通しており、2WAY衣類スチーマーの中でもスチーマー寄りの衣類スチーマーです。
その代わり、NI-FS760、NI-FS560など上位機種のみではありますが、「どこまで傾けても360°くるくるスチーム」、「瞬間3倍パワフルスチーム」が備わっています。
瞬間的に3倍量のスチームが出せる「瞬間3倍パワフルスチーム」は、主に脱臭目的ですが、この機能を持つのは他には東芝のTAS-V5のみです。
また後ほど解説しますが、「どこまで傾けても360°くるくるスチーム」は実使用上で非常に便利な機能で、ユーザーファーストのこうした機能はパナソニックのみが持つ機能です。
- 2WAY衣類スチーマー(アイロンプレスの温度調節は出来ない)
- 「どこまで傾けても360°くるくるスチーム」、「瞬間3倍パワフルスチーム」はユーザーファースト
では、具体的な違いを見ていきましょう。
NI-MS100の特徴

Panasonic公式サイトから引用
一覧表にするとNI-FS760、NI-FS560、NI-FS410の3種類とNI-MS100がやや性質が異なることがわかります。
2019年末に発売されたNI-MS100は、「旅先でも、出張先でも、カンタン衣類ケア」というキャッチコピーで販売された、軽量さを売りにした衣類スチーマーです。
携帯性を優先させた分、機能は限定的です。
具体的には持続スチームが出来ず、スチームは瞬間的なショットのみの対応なので、純粋な衣類スチーマーとしての機能は弱いです。
また4機種共通ですが、温度調節がないので、純粋なアイロンとしての機能も弱めです。
また携帯性を優先させた分、立ち上がり時間が120秒と、他3機種に比べるとかなり長めです。
つまりNI-MS100は、最もシンプルな2WAY衣類スチーマー(ややアイロン寄り)という位置づけです。
ただ軽さを売りにしているものの、次に紹介するNI-FS560、NI-FS410との重量の佐はわずかであり、正直に言ってあまり選ぶメリットのない機種というのが私見です。
NI-FS760、NI-FS560、NI-FS410の違い

Panasonic公式サイトから引用
残る3つ、NI-FS760、NI-FS560、NI-FS410の違いを見ていきましょう。
この3機種はスチーム量は11g/分という部分は共通しています。
その上で、3機種はきれいな階段状の相互関係です。
NI-FS410はベーシックモデル、NI-FS560がスチーム強化モデル
まずNI-FS410がベーシックモデルという位置づけです。
そしてNI-FS560がスチーム強化モデルがスチーム強化モデルです。
立ち上がり時間や、マニアックなレベルで言えばスチーム穴の数に違いがありますが、その他容量も重量も、スチーム量も持続時間も同じか、誤差範囲の違いです。
NI-FS560とNI-FS410の違いは、NI-FS560には3倍スチーム機能と「どこまで傾けても360°くるくるスチーム」です。
3倍スチーム機能と「どこまで傾けても360°くるくるスチーム」
3倍スチームは瞬間的に通常の3倍量のスチームを噴出出来る機能で、主に脱臭用です。
この3倍スチームは、衣類スチーマーでもパナソニックの2機種以外だと、東芝TAS-V5のみが持つ機能です。
そして「どこまで傾けても360°くるくるスチーム」は、
ヘッドが下向きでもしっかりスチーム噴射。ヘッドをどこまで傾けても安定したスチーム噴射。長い衣類も、かがまず裾までくるっとかけられます。

NI-FS760はNI-FS560の大容量モデル
そしてNI-FS760はNI-FS560の大容量モデルです。
機能はすべて一緒で給水タンクが約2.3倍になった分、持続時間も2.5倍になっています。
当然3倍スチーム機能と「どこまで傾けても360°くるくるスチーム」機能も搭載しています。
NI-FS760、NI-FS560、NI-FS410をどう選ぶか?
NI-FS560 vs. NI-FS410だとNI-FS560が正解
NI-FS760 vs. NI-FS560は使い方次第
NI-FS760とNI-FS750の違い
NI-FS760とNI-FS750の違いは給水タンクの容量とカラーバリエーション
NI-FS760とNI-FS750の給水タンク容量の違い
NI-FS760とNI-FS750のカラーバリエーションの違い
これらをまとめると
- NI-FS760は給水タンク115ml、持続時間が10分、アイボリーとダークグレイ
- NI-FS750は給水タンク100ml、持続時間が8分、シルバーとシャンパンゴールド
その他基本機能はほぼすべて一緒
NI-FS560とNI-FS550の違い
NI-FS560とNI-FS550の違いはカラーバリエーションのみ
ではNI-FS560とNI-FS550の違いは何でしょうか?
NI-FS560とNI-FS550の違いは本体カラーバリエーションのみと断言出来ます。
なぜなら立ち上がり時間が1秒違う以外、重量、基本機能その他で差異はないからです。
しかもNI-FS560がブラックとピンク調、NI-FS550がダークブルーとベールピンクという微妙な違いです。
ほとんどNI-FS560とNI-FS550は一緒と考えても良いでしょう。
- NI-FS560は、ブラックとピンク調
- NI-FS550はダークブルーとベールピンク
本体カラーの微妙な違いのみ。その他基本機能はほぼすべて一緒
2020年6月現在はほぼ同価格ですが、NI-FS550のベールピンクのみ1,000円程度安い状態です。
実売価格を確かめて色と型を選べば問題ないと思います。
NI-FS760とNI-FS560、NI-FS410の違い。過去モデルとの比較まで まとめ
長くなりましたが、パナソニックの衣類スチーマーについてまとめますと、このようになります。
- パナソニックの衣類スチーマーは、2WAYスチーマー
- (NI-FS760とNI-FS560の)3倍スチームは他社にない機能(東芝TAS-V5除く)
- 温度調節機能が無いため、アイロン機能は限定的
- 機能や実売価格を考えると、NI-FS410とNI-MS100を選ぶメリットはほぼなし
- 容量の違いと本体価格の差でNI-FS760とNI-FS560どちらかを選ぶのが正解
続いて過去モデルとの関係についてもまとめます。
- 大容量が売りのNI-FS760、NI-FS750は、実売価格の差が少ない今ならNI-FS760が正解
- NI-FS560とNI-FS550は本体カラーの違いのみ⇨本体カラーと実売価格で最安モデルを買うのが正解
まとめてみると案外シンプルですね。
たくさんあったパナソニックの衣類スチーマーもある程度選びやすくなったのではないでしょうか。
以下に各モデルのリンクを掲載します。まずは大容量モデルか、通常容量かを選んで、現行モデル、過去モデルの実売価格を調べると良いと思います。
【2020年モデル】
【2019年モデル】
パナソニックを含む全5メーカー17機種の衣類スチーマーを全て比較検証した別記事もあります。
衣類スチーマーの選び方、目的ごとのおすすめ衣類スチーマーまで紹介していますので、衣類スチーマーに迷っている方はぜひご覧下さい。