こんにちは『とある医師』です。


Concentration / John-Morgan


『自分を操る超集中力』DaiGo著 口コミ&レビュー! 集中力を自在に操るために、今日から取り組めるお手軽な内容盛りだくさん

今日は最近読んだ本で、興味深かったDaiGo著『自分を操る超集中力』の紹介をしたいと思います。
DaiGo氏はご存知、メンタリストの方でTVでもそのすご技をよく披露されていますよね。
そんな彼の書物が偶然書店の新刊コーナーで平積みされており、手にとってみたのがきっかけでした。
当初は「芸能人」が書いた自己啓発本とはどの程度のものだろう?という、正直批判的な目線でした。
彼がメンタリストとして披露しているパフォーマンスは大変素晴らしいもののように思えますが、ボクはそれを彼の「技術」だろうと捉えており、その「技術」を体得するには大変な努力をしたのだろうと考え、そういったDaiGo氏の著した自己啓発本というものに興味を持ったのも事実です。
そんな二律背反的なボクでしたが、内容をパラパラ見て、大変興味深い内容であり購入→拝読するに至りました。
前置きが長くなりましたが、DaiGo著『自分を操る超集中力』の内容紹介と、読後の感想、口コミ&レビューを記したいと思います。

DaiGo著『自分を操る超集中力』の内容

DaiGo著『自分を操る超集中力』の内容を勝手にまとめると以下の4つから成立しています。
  1. 集中力維持の方法、その理屈
  2. 集中力を高める方法
  3. 集中力維持の阻害因子である「疲れ」解消法
  4. 効率的な時間の使い方
書籍のレビューやAmazonの口コミ欄にも内容を網羅的にまとめておられる方がいますが、内容を知りたければ実物に敵うはずありませんし、まだ読んでいないけどその本に興味を持った方にとって参考になるかどうかが、口コミやレビューの醍醐味であると考えており、以下ボクの感想や得られたポイントを書いていこうと思います。

DaiGo著『自分を操る超集中力』の読後感・レビュー

率直に、読んでラッキーだったというのがボクの感想です。

芸能人の本と侮るなかれ。

この手の書物は複数読んだことがありますが、それでも知らなかったことや、本当に「今日から始められること」がたくさんあり、正直びっくりしています。

自分の時間の使い方が下手だなとか、自分には集中力が不足しているなと感じている方にオススメですね。

以下にDaiGo著『自分を操る超集中力』を読んでよかった点や感想、そして少し残念だった点を書いていこうと思います。

DaiGo著『自分を操る超集中力』の残念だった点

まずは残念だった点から書いてみます。

読み手によるのだと思いますが、論文や科学的雑誌を読むことが多い職種としてはどうも批判的に書物を読んでしまう癖があります。

つまり論拠はきちんとあるのか?という点ですね。
DaiGo著『自分を操る超集中力』も斯く斯く然々は◯☓%でといった数字をたくさん披露し、一見説得力があるように見えますが、出典をきちんと明示していないとその数字の信憑性が担保されないと感じてしまいます。
文献などを提示している場合も勿論ありますが、そう言った数字も含めて「自分に都合の良い数字や結果」だけを紹介しているのではないか?という印象は、正直若干感じてしまいます。
またDaiGo氏があたかも引用ではなく、当然の事実として数字を述べても、専門家でもないのに、と若干説得力に欠けるのかなとも率直に感じてしまいました。

DaiGo著『自分を操る超集中力』の口コミ①−批判的な口コミ−

Amazonの口コミの☆1つ或いは2つとしている批判的なものを挙げていくと・・・

  • 【☆☆】やっつけで書いた本あろう。ダイゴ自身も実行していないであろうメソッドがページ数稼ぎで書いてある。これ読むなら他の本を読んだ方がいいでしょう。
  • 【☆☆】”大学の研究チームや科学者がこうゆう実験をして、こういう結果が出ています!だからこうすると集中力がでます!”とまとめただけの本でした。(中略)言換えればDaiGoじゃなくとも書けたんじゃない?と思います。研究結果をまとめただけです。
  • 【☆】内容的には8割正しいことが書いてあるのだが、それもそのはず。この本は丸パクリ+自分の経験を補足で入れてるだけ。
さて、こういった批判も踏まえてそれでも良かった点を挙げていきます。

DaiGo著『自分を操る超集中力』を読んでよかった点①

自己啓発本のカテゴリーに入る書物だと思いますが、ボクにとって
  1. 『「集中力」を「消耗」しない』ことがいかに大切か、しっかり再確認し意識させてくれた。具体的には小さな、そして無関係と思える『選択』がいかにボクらを消耗させるか。さらに判断に迷ったことを「また後で」と先延ばしにすることで、実は全体のパフォーマンスを低下させる。などなるほど!と思えることが多くありました
  2. 「集中力」を維持するためのに一手間の工夫で効率を改善出来る方法が披露されている。それを具体的に説明してくれています。例としては瞑想や環境づくり。そして例えば15分毎に立つだけでリフレッシュするなど。早速瞑想は取り入れてます
  3. 睡眠の質を高めるための、アプリやライトなど具体的なツールを紹介してくれる
  4. 全体的に読みやすく、ストレスなく一気に読めます。そうすることで達成感というか集中できた、と感じることが出来る
  5. 内容が浅すぎずまんべんなく纏まっており、スッと受け入れやすい
簡単に書くとこのような良さを感じました。
因みに著者は「ウィルパワー」という言葉で多くを説明していますが、この単語をパッと目にしても正直胡散臭い印象が拭えませんので、「集中力」や「パフォーマンス」などと言い換えると腹に落ちやすいかと思います。

3.の睡眠の質を改善させるアプリとして

  •  sleep cycle alarm clock

というアプリを紹介されていました。
2016年9月現在無料アプリですが、確かに理に適っていますし、ボク自身早速使用しており、スッキリ起きる効果を実感出来ます。

また太陽光とメラトニンの関係は当然知っていましたが、それをうまく取り入れ実際に睡眠の質を上げるという行動には至っていなかったので参考になりました。

Philips Hueという照度を自在に変えることの出来る商品まで紹介してくれています。このライトは実際にはボクの家では導入出来ませんでしたが、自身より寧ろ最近子どもの睡眠環境を改善したいなと考えていたボクにとっては、非常に価値ある内容でした。

朝は出来るだけ日光を当て、夜は出来るだけ明るい光を避ける。
この本を読んで以降、赤ちゃん子どもと『光』について凄く気を配るようになりました。

いろいろ読んで得られるものは多かったですがsleep cycle alarm clockというアプリと日光・照度について知っただけでも正直ボクにとっては買って元は十分採ったなと思いました。

DaiGo著『自分を操る超集中力』を読んでよかった点②

内容がすっきりし、理解しやすいという点については、適切な文章構成やレイアウト、文章量や書き方など著者の力量も当然貢献しているのは間違いありません。

それに加え、恐らく読者はメンタリストとしてのDaiGo氏の能力に多かれ少なかれびっくりしたり、少なくとも好意的な印象を持たれている方が多いと思います(でないとその書物を手の取らないでしょう)。

そういった信頼している人の発言や意見というのは、受け手もすんなり受け取ってしまうことが多いのだろうと思います。
さらに実際DaiGo氏が実践しているという点でよりその信頼感は高まりますので、だから他の書物に比べても受け入れやすいのだろうと思います。

DaiGo著『自分を操る超集中力』の口コミ②−好意的な口コミ−

 

  • 脳や肉体の性質を利用して自分の生産性を高めたい人に有益な情報が多くあります。集中力についてやそれにつながる習慣について書かれたまとめ本だ。しかも、ただのまとめ本ではない。自分がいままで勉強してきた内容に+αが加わっており彼の実体験をもとに書かれている。(中略)この先何度読み直すだろう。
  • 集中力を高める食事から睡眠方法、時間管理や集中力に良い時間の捉え方まで、読んでいて非常に参考になりました。確かに様々な本で網羅されている事を一冊にまとめたと言われれば一理あるかもしれませんが、シンプルに集中力を高める事にとって重要な事を分かりやすく網羅・説明している点で個人的には高評価でした。街中の書店でもランキング上位に並んでいるのは納得!…の内容だと感じました。
  • この本を読むまで、集中力は生まれ持って決められている能力だと思っていましたが、訓練と工夫次第で高められるとわかりました。
  • 実用的。一個一個実践していくことできっと今までの自分とはまるで違う気がする。
  • 実生活に役立つメソッドが豊富埋め込まれており、実践方法が簡単。だから、すぐに生活に取り入れたくなり、一読した時点ではあまり興味を持てなかった章も、1つのメソッドを試して実生活に変化が生じると、また読みたくなる一冊。

因みにこれは全て☆5つレビューの中から引用したものです。

自分の読後にAmazonのレビューを見たんですが、好意的な部分も批判的な部分も同じような感想を抱く方がやはりいるんだな、と感じました。

ただ、内容がパクリだ、と批判に対しては、個人的には的外れな意見だと思います。

何か意見を述べる時に自身の経験論のみで述べても当然説得力はありません。また全て『自己の研究』のみを論拠とすることは現実的には困難です。

ですので理論の裏打ちとして他者の研究を紹介するというのは真っ当で、自分の主張に一致する論拠を用意・紹介することで信頼性を保つわけです。

相反する研究があるにも関わらず、自己に都合の良い内容ばかり集めて歪曲することで、自己の研究成果の正当性を不当に主張する場合には、確かに発表自体の信頼性を疑う必要があります。

ただ今回の『自分を操る超集中力』は集中力を維持する方法としてこんな考え方や方法がありますよ、と披露する書物です。書き方としてあたかも全て著者自身が考案したという体裁ではありませんし、『パクリ』だいうと批判はやはり的外れだとボクは思います。

まあ、読んで残念だった点にも挙げましたが、若干書き方の問題でそういったツッコミを入れたい気持ちも否定出来ませんが・・・。

DaiGo著『自分を操る超集中力』の感想まとめ


concentration / Dharma Raj Photographic

いろいろ書き連ねてきました。批判的な意見があるのも十分理解出来ますが、それでも読者にとって得られるものが多い一冊だと思います。

正直、予想した以上に(と書くと大変失礼ですが)内容が充実しています。

概念を少しずつ披露するだけのものもありますが、数多くのちょっとした事柄が紹介されているんですね。
中にはサラリーマンにはそんなこと無理だな、とか既婚者には無理だなと思う内容も取り上げられていますが、それでも読者それぞれが

  • 何か『あ、これなら自分でも早速取り組める』という内容に出会えるはずです。

それがボクにとっては上記アプリだったり、日光や照明の考え方だったり、瞑想や15分毎の気分転換、To do書き出しだったりだったんですね。

そういった意味で、気楽に読めるし、時間の使い方や集中力についてお悩みの方にも是非オススメしたいと思いました。参考になれば幸いです。

4761271760

自分を操る超集中力
価格:¥ 1,512
評価:5つ星のうち4.3 4.3点
著者:メンタリストDaiGo
発売日:2016-05-31

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事