こんにちは「とある医師」です。
3歳から使えるチャイルドシート=ジュニアシート。その中でもISOFIX固定ジュニアシートを買いたい!でもどれを選べば良いか分からない、、、という方へ、
- おすすめISOFIXジュニアシートを厳選4台!
を紹介します。
そしてジュニアシートを買うなら絶対買わないと損すると断言出来るカーシートについても最後にご紹介します。
2021年2月更新版です
もともと2019年に記事を作成し、2020年2月にも当時の最新データに更新しました。ここまでは大きく変化がありませんでしたが、その後の1年でラインナップに大きな変動があり、2021年2月現在最新内容に更新しました。
しかもこの記事はコンビ、アップリカ、エールベベ、GRACO(グレコ)、タカタ、マキシコシ、サイベックス、ブリタックス・レーマー、レカロ、リーマン、日本育児、ジョイーの全12メーカーのジュニアシートを網羅的に調べた結果を基に作成しています。
さらにAmazonや楽天市場、価格.com、Yahoo!ショッピングという有名ECサイトの各売れ筋ランキングと販売価格、発売時期を総合して作った本当の「3歳からのISOFIX固定チャイルドシート=ジュニアシート」ランキングから厳選したジュニアシートを紹介します。
- どのように総合ランキングを作ったの?
- そもそもシートベルト/ISOFIX固定の違いもまだ不安、、、
などランキングそのものや、ジュニアシートの基本的な選び方、考え方に興味をお持ちの方は、関連記事も合わせてご覧下さい。
また参考までに【2020年度版】当時のランキングも参考として一部残しておきます。
なおこの記事ではランキング形式で紹介しますが、【価格帯・目的別】で選びたい方は別記事もどうぞご覧下さい。
ISOFIX固定ジュニアシート おすすめ1位 サイベックス ソリューションS i-フィックス
栄えある1位はサイベックス ソリューションS i-フィックスです。
- 安全性良し!価格良し!で圧倒的におすすめです!
サイベックス ソリューションS i-フィックスが1位 圧倒的な理由
サイベックス ソリューションS i-フィックスが1位となった圧倒的な理由を3点挙げます。
- 最高安全基準を満たしながら、この価格
- Amazon、楽天市場というメジャーなECサイトで1位(*)
- 十分な機能も併せ持つ
それぞれ説明します。
サイベックス ソリューションS i-フィックスとは?
まずサイベックス ソリューションS i-フィックスは、サイベックスcybexが販売する3才以上を対象としたジュニアシートです。
2020年度版のボクのおすすめジュニアシートランキングでは、サイベックスの姉妹ブランドcbxが販売するソリューション2-フィックスが第2位でした。
その上位シートとしてサイベックスブランドでソリューションS フィックスというジュニアシートがあり、高い評価を受けていました。
実際ボクもサイベックス ソリューションS フィックスを買い大変満足fa-external-linkしていています。
名前が似ていてゴチャゴチャしていますがソリューションS i-フィックスはその最新バージョンです。
そして何が凄いって、安全基準と機能、価格のバランスです。
サイベックス ソリューションS i-フィックスは最高基準の安全性と安さを両立
今回の肝はサイベックス ソリューションS i-フィックスが最新安全基準R129/03に準拠した点です。
サイベックス ソリューションS i-フィックスの安全性は最高基準
安全基準R129とは何かをサイベックスのHPから引用すると
R129とi-SIZEとは?R129は、ヨーロッパにおける安全性の高いチャイルドシートのための新しい安全規格です。
これだけでは若干わかりにくいかも知れませんので追記すると、R129とは、従来の安全基準(R44)に加え、横からの衝撃から赤ちゃん子どもを守るための安全基準です。
ISOFIX固定でしか満たせない基準で、その上さらに厳格な基準に合格する必要があります。
今回紹介するジュニアシートのうち、サイベックス ソリューションS i-フィックス以外にR129を満たすのは後に紹介するマキシコシ Kore Pro i-Size コア プロ アイサイズのみです。
サイベックス ソリューションS i-フィックスはコストパフォーマンスも最高
そんな最高峰の安全基準を満たすサイベックス ソリューションS i-フィックスですが、お値段なんと24,000円から手に入れる事が出来ます(2021年1月末実売価格の最安値)。
基本的にISOFIX固定のジュニアシートはシートベルト固定に比べ高額になります。
そんなISOFIX固定ですが、最も安いJoie(ジョイー)ハイバックブースター トレバーが17,000円程度で、最も高いブリタックス・レーマー KIDFIX III Sが50,000円もします。
ISOFIXかつR129という最高安全基準を考えると圧倒的にコストパフォーマンスが優れていますね。
Amazon、楽天市場というメジャーなECサイトで1位
そんなサイベックス ソリューションS i-フィックスはAmazonや楽天市場という大手ECサイトで、ISOFIX方式の中で1位を獲得しています(*)。
(*;記事作成当時のランキング。どちらのサイトも固定方法によるランキングを発表していないため、ブログ主が固定方法ごとに集計)
賢いユーザーはちゃんと選んでいますね。
十分な機能を兼ね備える
R129 という高い安全基準のみならず、サイベックス ソリューションS i-フィックスは機能も優れています。

公式HPから引用
ヘッドレストの高さ調節に加え、ヘッドレストのリクライニング機能が新たに加わり、お子さまが寝たあとも首を優しく支えてくれます。
このヘッドレストのリクライニング機能はなかなか秀逸で他にはないありがたい機能です。
サイベックス ソリューションS i-フィックスの注意点
そんな完璧に見えるサイベックス ソリューションS i-フィックスですが2点注意点をお伝えします。
- 幅が結構大きいこと
- 情報が乏しいこと
幅が大きめなことは知っておいて損はない
サイベックス ソリューションS i-フィックスの幅が64.8cmあります。
同じISOFIX固定のジュニアシートの多くは概ね56cmくらいの幅です。
それに比べてサイベックス ソリューションS i-フィックスの幅は約9cm程度大きいわけです。
後部座席に1台乗せる分には関係ありませんが、後部座席に合計2台チャイルドシートを置く時は、真ん中の空間はかなり狭くなりますので、使用の際にはご注意下さい。
情報が乏しい
サイベックス ソリューションS i-フィックスは新製品ですので口コミも少ないですし、肝心のHPも正直に言いましてあまり情報は多くありません。
慎重な方にとっては買うに当たり影響するかも知れませんね。
公式HPよりも楽天のサイトの方が見やすかったりしますのでご覧下さい(最安値のサイトではなく、見やすいページのリンクを張ってあることにはご注意下さい)
ボクも全然情報が無くて迷いつつも、前機種のソリューションS フィックスを『エイッと』買ってみたら大満足でした。
ただ「幅が大きい」ことも、実際自分で使うまで思いも寄らなかったことです。他にも使用感なども書いていますので迷ったらぜひご覧下さい。
- 迷ったらサイベックス ソリューションS i-フィックスはおすすめです!
ISOFIX固定ジュニアシート おすすめ2位 Joie ハイバックブースター トレバー
そして第2位はJoie ハイバックブースター トレバーです。
Joieはジョイーと読みますが、イギリスのブランドで、「かっこいけど知らないベビーカー」と思った時によく見るブランドだと思います。
Joieの特徴は安さとデザイン・機能を両立させているところでしょう。
Joie ハイバックブースター トレバーの魅力は機能と安さの両立
Joie ハイバックブースター トレバーはそんなJoieの特徴をよく出しているジュニアシートです。
その魅力は何と言ってもISOFIX固定ジュニアシートなのに、お値段何と17,000円程度とまさに破格であることでしょう(2021年1月末実売価格の最安値)。
シートベルト式ジュニアシートのうち、例えばコンビやアップリカという大手メーカーだとほぼ似たような価格帯で販売するものもありますので、ISOFIX式でこのお値段は破格と言うほかありません。
1位におすすめしたサイベックス ソリューションS i-フィックスのようにR129には準拠していなくとも、ISOFIX固定であり、多くのジュニアシートがシートベルト固定であることを考えれば安全性は高いです。
Joie ハイバックブースター トレバーがソリューションS i-フィックスに勝る点
そしてサイベックス ソリューションS i-フィックスよりJoie ハイバックブースター トレバーが優れる点が2点あります。
- ISOFIX固定で最安値
- 幅が小さい
ISOFIXで最安値であり、コンビやアップリカといった国内メーカーのシートベルト固定ジュニアシートとあまり遜色ない価格帯であることはすでにご説明しました。
幅が狭いメリットも
Joie ハイバックブースター トレバーがひときわ小さいという意味ではなく、一般的な幅です。あくまで「サイベックス ソリューションS i-フィックスよりJoie ハイバックブースター トレバーの幅が小さい」という意味です。
ただ後部座席に複数台のチャイルドシートを置こうと思う方は、サイズの違いを知っておくと良いでしょう。
- こんな値段でISOFIXジュニアシートが買えるなんて!というレベルです
ISOFIX固定ジュニアシート おすすめ3位 Joyson Safety Systems(旧タカタ) チャイルドガードジュニアII
3位に紹介するのJoyson Safety Systems(旧タカタ) チャイルドガードジュニアIIです。
Joyson Safety Systemsというのは聞き覚えの無い方が多いと思いますが、「旧タカタ」と言い換えれば伝わると思います。
タカタは残念ながら2017年に経営破綻し、チャイルドシート部門は米国企業のJoyson Safety Systemsに継承されました。
以前はタカタで販売していましたが、最近はJoyson Safety Systemsの名で販売することが多いようです。
Joyson Safety Systems(旧タカタ) チャイルドガードジュニアIIの特徴
口コミやレビューから見るチャイルドガードジュニアIIの特徴は、
- ISOFIX固定ジュニアシートの歴史が長い
- 日本国内製造
- 折りたたみ可能
ずばりタカタという企業への信頼に尽きると思います。
企業名がタカタからJoyson Safety Systemsに変わっても信頼性は変わらないようですね。
シートの幅も調節可能

公式HPから引用
チャイルドガードジュニアIIは高さと連動してシートの幅も変動します。
(頭のシートを上げると連動して背中のシートの幅が広がるタイプで、それぞれ別個の調節は出来ません。)
高さ調節機能は多くのメーカーが採用していますが、幅調節機能は珍しく、他はボクが調べた限りではサイベックスの最上位機種ソリューションZフィックスとマキシコシ Kore Pro i-Size コア プロ アイサイズのみです。
3才から最大12才ころまで使うジュニアシートですので、高さのみならず幅が変動するのは嬉しいですよね。
身長にきちんと合わせられる

公式HPから引用(一部改変)
いくら適応が合っていてもシートの高さとお子さんの身長がきちんと合っていないと安全に使えません。
実際、チャイルドシートの高さの調整は難しいものです。
その点Joyson Safety Systems チャイルドガードジュニアIIは、5cmごとのスケールが表示されるので、お子さんの身長にきちんとシートの高さを合わせることが出来ます。
さすが評価の高いジュニアシートだけあって、細かな配慮がなされていますね。
チャイルドガードジュニアIIは折りたたみ可能

公式HPから引用
ISOFIXジュニアシートでは珍しく、Joyson Safety Systems チャイルドガードジュニアIIは折り畳み可能です。ボクが知る限り折りたたみ可能な唯一のジュニアシートです。
お孫さんの帰省時や2台持ちなど、折り畳み機能が有利に働く場面も多そうです。
こんなオプションが用意されているのもJoyson Safety Systems チャイルドガードジュニアIIの特徴ですね。
実は2020年1位 タカタのジュニアシート
実は2020年2月時点で記事を更新したとき、1位としておすすめしていたのが旧タカタのtakata312-i fix juniorSというジュニアシートです。
そしてその兄弟機種であるtakata312-i fix juniorが売り上げランキングではダントツの1位でした。
特にAmazonの口コミは、2020年1月末時点で71もあり、この総数はチャイルドシートの中では群を抜いており、またそれだけの口コミ数ながら☆4.5点と驚異的な評価でした。
高機能ながらお値打ち価格でおすすめでしたが残念ながら販売中止となり、現在のラインナップはチャイルドガードジュニアとチャイルドガードジュニアIIのみとなっています。
チャイルドガードジュニアIIは、フラッグシップモデルであるチャイルドガードジュニアの日本国内向けモデルで、基本的な部分はそのままで若干お安くなったお値打ちモデルです。
広く支持されている
Joyson Safety Systems(旧タカタ) チャイルドガードジュニアIIはAmazon、楽天、価格ドットコムで2−4位にランクインしており、幅広く支持されていることが伺われます。
今回はサイベックスとJoieの後塵を拝し3位ですが、歴史あるブランドで広く支持されている旧タカタのジュニアシートとして、おすすめです。
ISOFIX固定ジュニアシート おすすめ4位 マキシコシ Kore Pro i-Size コア プロ アイサイズ
ISOFIX固定ジュニアシート第4位はマキシコシ Kore Pro i-Size コア プロ アイサイズ です。
マキシコシ コア プロ アイサイズはR129準拠なのにコンパクト
- R129に準拠
- 幅が小さくコンパクト
- 安心のマキシコシ
マキシコシ コア プロ アイサイズは何と言ってもマキシコシブランドと、R129に準拠しながら幅が55cmと非常に小ぶりに収まっていることです。
因みに小ぶり、とっても55cmですから標準サイズ範疇ではあります。
サイベックスにしてもJoieにしてももしかしたらご存じない方や、聞き慣れない方もいるかも知れません。子供の安全を買うジュニアシートですからそんな時、知らないブランドだと不安になりますよね。
対してマキシコシは多くの人にとって買ってはなくても「馴染みのある」「いつか買いたい」ブランドの1つではないでしょうか?
そんなマキシコシがR129準拠かつ小ぶり(標準的な範疇)サイズとなると鬼に金棒ですね。
マキシコシ コア プロ アイサイズその他の特徴
マキシコシ コア プロ アイサイズの細かな特徴を補足すると
- クリックアシストライト装備
- 高さと共に幅も変化
- シートは洗濯機で丸洗い可

公式HPから引用
クリックアシストライトは、シートベルトをつける時に手元を照らしてくれる、というものです。

公式HPから引用
シートの幅が動くのはマキシコシとJoyson Safety Systems(旧タカタ) チャイルドガードジュニアくらいの数少ない機能ですが、長く使うジュニアシートにとっては大変ありがたいです。
また「洗濯機でシートが丸洗い可能」点も、成長期でも使うジュニアシートなのでこちらもとってもありがたい機能ですね。
マキシコシ Kore Pro i-Size コア プロ アイサイズは4歳から
マキシコシ Kore Pro i-Size コア プロ アイサイズには1点補足説明があります。それは適応が若干異なる点です。
- 4歳頃~12歳
- 100cm〜150cm
一般的なジュニアシートは3歳〜としているものが多いですが、マキシコシやブリタックス・レーマーなど海外ブランドは4歳からとしていることが多いです。
- 高い安全性とブランド、機能が充実したジュニアシートです
【参考】2020年度おすすめISOFIXジュニアシート ランキング
参考までに2020年度版でのランキングを紹介しておきます。
- Joyson Safety Systems(旧タカタ) takata312-i fix juniorS
- cbx ソリューション2-フィックス
- マキシコシ ロディフィックス AirProtet
- ブリタックス・レーマー KIDFIX II XP
1位2位はすでに廃盤
1位のJoyson Safety Systems(旧タカタ) takata312-i fix juniorSは今回のランキングでも3位となったチャイルドガードジュニアIIの兄弟モデルです。
残念ながら廃盤となってしまいました。Amazon、楽天市場などでも軒並み在庫切れとなっています。
2位のcbx ソリューション2-フィックスは、今回圧倒的おすすめとした1位サイベックスのセカンドラインであるcbxが販売されていたジュニアシートです。
当時2万円を切るモデルでおすすめでしたが、残念ながら生産中止となっています。
3位4位は常連ブランド
3位のマキシコシ ロディフィックス AirProtetは今回4位としたコア プロ アイサイズと同様マキシコシブランドです。
こちらはコア プロ アイサイズとは違いR129に準じたものではありませんが、ISOFIX固定であり十分安全性は確立されています。
4位リタックス・レーマー KIDFIX II XPは、今回残念ながらランキングからは外れましたが安全性で評価の高いブリタックス・レーマーの昨年のモデルです。
今年はKIDFIX III Sという名称にモデルチェンジしていますが、スペック的にはほぼ同様です。
そもそもISOFIXというシステムを作ったのが何を隠そうブリタックス・レーマーです。とりわけ安全性については定評があり、安全面を求める方はぜひご覧下さい。
ジュニアシートと一緒に買わないと絶対に損するカーシート
皆様はチャイルドシート保護カーシートを使用されていますでしょうか?
3歳からのチャイルド&ジュニアシートを検討されている方のほとんどの方がすでにチャイルドシート使用歴がある方だと思いますので、ご存知の方も多いかも知れませんね。
もしご存知なければ買わないと絶対に損すると言って過言でないと思いますので、チャイルドシート保護カーシートをご紹介します。
もし無いなら確認してみて下さい。
素材にもよると思いますが、多くの場合、がっつりとチャイルドシートの跡がついていると思います。
なぜカーシートが必要か?
シート本体が5−6kgで、3歳近くのお子さんが15kgだとすると20kgくらいの荷重がかかります。
チャイルドシートの裏面は面ではなく点で支える形が物が多く、その小さな接点で20kgもの体重を支えた結果、シートにくっきりと痕が残るという仕組みです。
もしそのままにしておくと見た目の不格好さも、シートの損傷も心配ですので、チャイルドシート保護カーシートをお勧めします。
必要な予算は1,500円から2,000円程度ですが、有ると無いとでは雲泥の差ですので、ぜひジュニアシートを購入される際には一緒に準備されることをおすすめします。
特別機能に差はないと個人的には思いますので、口コミや値段を見て印象で選んでも良いと思います。例えばAmazonにはそんなチャイルドシート保護カーシートにもランキングがありますので参考にしてみて下さい。
この記事のまとめ
1位から4位までを機能・特徴と合わせてまとめてみます。
実際にサイベックス ソリューションSフィックスを使った感想の記事にもまとめましたが、ボクは複数の条件が重なった結果、実質負担価格がcbx ソリューション2-フィックスとほぼ同様となったという特殊な事情でサイベックス ソリューションSフィックスを購入し、大変満足しています。
ブランドへの信頼感・馴染みで選ぶのも1つだと思います。
この記事が参考になれば幸いです。