こんにちは「とある医師」です。
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赤ちゃんや子どもに絵本を読み聞かせてあげたい。
そう思って本屋さんに行っても「あまりの多さにびっくり」した。
そんな経験をされた方も多いのではないでしょうか。
今日はそんな絵本の世界でも押し寄せる情報過多に対し”初めての1冊から、1歳から2歳の赤ちゃんにオススメの絵本 鉄板の10撰”と題し、特にわが家で愛された絵本を紹介したいと思います。
この記事で紹介する絵本は以下の絵本です。
1. はらぺこあおむし
説明不要なのでは?と思うほど有名な作品ですよね。
とにかく好きなので、外出先で機嫌が悪い時にも重宝しましたし、「これ読んで」と赤ちゃんが自分で持って来るにも小さいサイズの方が持ち易かったようです。
成長に従い、ただ読んでもらっていたのが、「えーん、えーん 泣いてるよ」など途中にコメントを挟むようになり、最後には自分で読むようになる子どもの姿に成長を感じます。
【はらぺこあおむし】
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超有名どころですので、関連グッズもびっくりするほど多様にあります。
変わったものでは、ジャンパルーと似た室内遊具もありますし、「ぬいぐるみにもなるはらぺこあおむしのブランケット」は個人的に出産祝いでよくプレゼントしています。喜んでもらえることが多いですね。
エリック・カール 他の作品
「はらぺこあおむし」で有名なエリック・カール氏ですが、他にも多数有名な作品を残しています。
ここでははらぺこあおむし同様、唄を広く知られている2作品を紹介します。
【できるかな?―あたまからつまさきまで】
動物と一緒に身体を動かす体操を描いた絵本です。
単純ですがそこはエリック・カール、予想を超える動きを見せてくれます。
我が子が動物の真似を嬉しそうにしている姿はたまらなく可愛いですよ。
【月ようびはなにたべる?―アメリカのわらべうた】
アメリカの童歌?ということですが、この歌自体は全く知らなくても楽しめる作品です。
同じようなフレーズを繰り返し歌うので非常に覚えやすいのが特徴です。
どちらもyoutubeで検索すれば唄も聞くことが出来ます。
子どもさんも絶対喜んでくれますので是非一度見てみて下さい。
●エリック・カール氏 その他の絵本はこちら
有名な作品も、知られていない作品もまだまだたくさんあります。
2. だるまさん シリーズ
かがくい ひろし 作の「だるまさん」シリーズ3部作。
非常に愛くるしいだるまが身体を振りながらページをいっぱいに使って「だ・る・ま・さ・ん・が」………そしてページを捲ると「どてっ」とコケる。
あるいは「びよーんと」伸びる。そんな茶目っ気たっぷりな だるま を観ることが出来ます。
一緒に身体を揺らしながらページをめくり、だるま さんの真似をする。
そんな単純なことが赤ちゃんにとってとてつもなく楽しいんですね。
何回読んでももう1回もう1回とせがみますし、もう少し大きくなっても自分で読んで楽しそうにしています。
「だるまさんが」「だるまさんと」「だるまさんの」という3つの作品がありますが、全て独立しています。
店頭含め3冊セット販売もしていますが、特にセット割引もありません。
ボクは1冊ずつ購入して、1冊を堪能して次の作品に進むという方が楽しい気がします。
1歳台ですから気が早いと言われそうですが、「が」「と」「の」といった助詞を理解する助けにもなるのかもしれません。
わが家の赤ちゃんも成長するに従い語彙が増えていきましたが、このだるまさんシリーズで説明出来たので「が」「と」「の」については確実に理解が早かったです。
かがくい ひろし 他の作品
たくさん作品のある作者ですが、わが家の赤ちゃんは「おしくらまんじゅう」が殊の外好きなようで、真似をしては楽しそうに笑っていました。
【おしくら まんじゅう】
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●その他 かがくい ひろし さんの絵本を見たい方はこちら
だるまさんシリーズがあまりに有名ですが、他にも多数可愛い絵本を描かれていますね。
3. しましまぐるぐる
柏原 晃夫 作『しましまぐるぐる』は非常にカラフルな図柄にかわいいキャラクターが特徴です。
タイトル通り、ページごとに「しましま」と「ぐるぐる」のモチーフが描かれているのですが、シンプルな絵柄なので赤ちゃんにも十分伝わるようです。
「ぐるぐる」のページの時には本ごとぐるぐるさせる、「しましま」のページでは上下左右に動かすと赤ちゃんは声を上げて喜んでくれました。
しましまぐるぐる 関連シリーズ
正確に関連ではないかもしれませんが同様の作品があと2つあります。
シンプルながら赤ちゃんを引きつける作品です。
わが家の赤ちゃんは「しましまぐるぐる」を一番好んでいましたが、皆さんのお子さんはどうでしょうか?
4. いないいないばあ
松谷 みよ子 『いないいないばあ』は1967年発売と驚くほど歴史のある絵本ですが、その魅力は全く色褪せない1冊です。
誰もが知っている「いないいないばあ」遊びをモチーフにした絵本で、動物たちが「いないいない」して「ばあ」と顔を見せてくれます。
赤ちゃんはそもそも いないいないばあ 遊びが大好きですが、本を読みながら一緒に遊ぶと笑ってくれます。
ストーリーというほどのものではなく、一緒に いないいないばあ 遊びを愉しむという印象でしょうか。
比較的安いのもありがたいですね。
松谷 みよ子 その他の作品
いないいないばあ で非常に有名な松谷 みよ子氏ですが、え、この作品も?というような作品も多数あります(恥ずかしながら調べるまで知らなかった作品も多数ありました)
わが家の赤ちゃんは少し成長した時に いいおかお を真似っこするのが好きなようでした。
【いいおかお】
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「いないいないばあ」つながりで言いますと、NHKの『いない いない ばあっ!』はどの家庭でもお子さんは大好きではないでしょうか。
わが家の赤ちゃんもご多分に漏れず大好きですが、本やDVDも多数発売されています。
その中で、わが家ではこんな1冊を買って、寝る前の習慣として一緒に読んでいました。寝る前の習慣としておやすみなさいの練習にもなり可愛かったです。
【いない いない ばあっ! ワンワンとうーたん おやすみなさい】
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●その他 いない いない ばあっ! 関連グッズはこちら
5. もこ もこもこ
谷川 俊太郎 作『もこ もこもこ』 。
「もこもこ」「にょき」と形を変えていく不思議な生き物?のお話です。
これもストーリーと呼べるような内容はなく、擬態語のオンパレードですが、赤ちゃんは大好きですよね。
わが家の赤ちゃんもかなり早い時期から覚えてしまい、「もこもこ もこ」と口ずさんで楽しそうにしていました。
非常に柔らかい雰囲気の画風が特徴です。
谷川 俊太郎 その他の作品
非常に著明な作家ですので、絵本に限らず著作は多数あります。
絵本ではありませんが、こんな1冊もあります。
『よるのこどものあかるいゆめ』という本です。
絵本<写真という感じですので、『もこ もこもこ』が良かったからたまたま絵本コーナーで出会わなければ絶対に出会わない1冊ではないかと考えており、『もこ もこもこ』に感謝です。
6. はなび ドーン
夜空にシューッシューと白い煙が上がり、ピカチカ ピカチカーと花火が舞う。
カズコ G・ストーン 作『はなび ドーン』はタイトル通り花火の絵本です。
色とりどり大小様々な花火が彩ってきれいです。
実際の花火大会では小さな赤ちゃんが「怖い怖い」と泣いている光景をよく見ます。
小さな赤ちゃんにとってはその大きな音はやはり怖いものなのでしょう。
でもこの絵本は当然お父さんお母さんの声で「ドーン」「ピカピカ」など読み上げるため、怖いどころか花火が楽しくてたまらないはずです。
ここで紹介している絵本は全てわが家にありますが、中には図書館で借りていて、あまりに好きなので新しく買い直したという本がいくつかあります。
この本もそんな1冊です。
擬態語が多い本で、興味を持ってくれるかな?と軽い気持ちで借りましたが、見事に期待を裏切ってくれました。
カズコ G・ストーン その他の作品
7. どうぶついろいろかくれんぼ
いしかわ こうじ 作『かくれんぼ』シリーズの1冊です。
シルエットとヒントが描かれ、次のページに動物が描かれている作品で、「この動物は誰かな?」「イヌさんでしたー」など赤ちゃんと対話しながら読み進める事のできる絵本です。
最初は当然どの動物も答える事はできませんが、特に犬や猫は赤ちゃん子どもは大好きなので直ぐに覚えます。
絵本でも「ワンワン」「ねこちゃん」など段々と言葉を覚えていくと答えられるページも増えてきますので、また絵本が楽しくなる。そんな良循環の絵本です。
かくれんぼシリーズ
かくれんぼシリーズ(と言ってもボクが勝手にそう呼んでいるだけなのですが・・・)は多数関連作品があります。
【のりもの いろいろ かくれんぼ】
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【くだもの いろいろ かくれんぼ】
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他にもやさい いろいろかくれんぼ、うみのいきもの かくれんぼ、むし いろいろかくれんぼなどなどたくさんあります。
全てを集めるというよりもお子さんの興味に合わせて選ぶ、というのが良いのではないでしょうか?
いしかわ こうじ氏は他にも多数作品をお持ちです。
●その他のいしかわ こうじ氏の作品はこちら
8. きんぎょがにげた
五味 太郎 作 『きんぎょがにげた』 です。
逃げたきんぎょを絵の中で上手に隠れてしまうので、絵の中からその逃げたきんぎょを探すという絵本です。
きんぎょは上手に隠れていて、最初は探すのも難しいですが、そのうち子どももきちんと探し出して親よりも早く教えてくれたりします。
「きんぎょが逃げた おや、また逃げた」という朴訥な表現と絵の雰囲気がマッチしていていつまでも飽きさせません。
同様の作品
きんぎょがにげたと同様のコンセプトの作品がいくつかありますので併せて紹介します。
【かくしたのだあれ】
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【たべたのだあれ】
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どちらもうま〜く隠れていて思わず笑ってしまうなんてこともあります。
このシリーズは非常に低価格であることも嬉しいですよね。
作者の五味太郎氏は有名な作者ですので、他にも多数の作品があります。
9. 0さい~4さい こどもずかん 英語つき
正確に言えば図鑑であって絵本ではありませんので、絵本じゃないとご指摘を受けるかも知れませんが、「1歳から2歳の赤ちゃんにオススメな本」という拡大解釈で紹介させてもらいます、ご容赦下さい。
1歳から2歳頃を対象とした図鑑は他にも多数ありますので別段この本が特別優れている!と断言するつもりはありません。
ただ、わが家には似たような図鑑が複数冊ありますが、この本の絵柄は一番可愛く、お気に入りのようです。
あと、図鑑の中でも比較的紹介している種類が多いことも特徴です。
わが家では水族館や動物園に持参して説明に使っていました。
外出時になかなか複数冊は持っていけませんので、掲載されている種類が多いこの本は重宝しました。
因みにボク個人は、ですが「英語つき」という部分は特に考慮していません。
こどもずかんシリーズ その他
図鑑ですので、シリーズも豊富です。
きっとお子さんが気に入る図鑑があるはずです。
【0さい~4さい こどもずかん もっと 英語つき】
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その他こどもずかん まとでんしゃ、こどもずかん まち、こどもずかん これな~んだ? おうちのものなどたくさんあります。
直接関係ありませんが『親子で楽しむ! 頭がいい子の図鑑の読み方・使い方』という本があります。
「図鑑」というと『家にあって何かあれば調べるもの』と言わば消極的なモノと捉えていませんか?
この本は図鑑を積極的に活用するという趣旨の本で、一読の価値があります。
【親子で楽しむ! 頭がいい子の図鑑の読み方・使い方】
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10. じゃあじゃあびりびり
最後に紹介するのが まつい のりこ 作 『じゃあじゃあびりびり』です。
個人的には間違いなく初めて絵本としてオススメな1冊です。
紙「じゃあじゃあじゃあ」、掃除機「ぶいーん ぶいーん ぶいーん」、踏み切り「かん かん かん かん」、赤ちゃん「あーん あーん あーん あーん」。
とにかく擬音語がぎっしりつまっており、シンプル・イズ・ベストを地で行く作品です。
シンプルな作品ですので、普段の生活の中でも同じように真似て赤ちゃんと愉しむ事もできますし、そういった意味で飽きのない作品だと思います。
【じゃあじゃあびりびり】
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最後に
情報過多の中で少しでも役に立てばと思い、本棚とにらめっこをしながら今回の10撰を選びました。
途中で脱線した部分もありますが、他にも紹介したい作品はたくさんある中で、ぐっとこらえて何とか10作品を選びに選んだつもりです。
この過程で改めて思ったのが、やはり有名な作品は語り継がれるだけの魅力があるな、ということでした。
今回紹介した本の初版はいずれもかなり古いものばかりで、そのどれもが有名な絵本ばかりです。
でもそれは、幾星霜の月日を経ても色褪せること無く赤ちゃん子どもを魅了して止まない普遍的魅力を持っている。そんな証なんだなと強く思いました。
ありがたいことに歴史があり、皆に愛された本ですので図書館や児童館などで置いてあることも多いでしょうし、絵本コーナーを設けているような本屋であればどの本も置いてあるはずです。
絵柄や雰囲気を確認してこれ!という絵本を選んではどうでしょうか。
ボクもよくやりがちですが、ついついアレもこれもと買ってしまい持って帰るのに苦労するので、店頭で購入する時は1−2冊にして、買い足すかネットでまとめて購入する方が楽かも知れません。便利な世の中になったものだと思う今日このごろです。
以上、皆様の役に立てば幸いです。