Water Bottles / worldsdirection
こんにちは「とある医師」です。
マイボトル、マイ水筒を普段から愛用されている方は多いと思います。
水筒の種類にはたくさんありますが、水筒を選ぶポイントはたくさんあります。
デザイン性、軽さ、保温性、容量、手入れの容易さ、価格などが主でしょうか。
日常的に水筒を使っていると分かると思いますが、案外水筒の手入れの容易さ、というのは大事ですよね。
水漏れしないように複雑なパーツは汚れやカビが生えて、衛生的にもよく有りません。
かと言ってパーツが多すぎたり細かすぎると手入れが大変で、困ってしまいますよね。
ボクの場合、日常的にコーヒーを持ち運んでおり、手入れが楽なことを重要視しており、スクリュータイプ、あるいはマグタイプと言われる、一番シンプルなフタの水筒を好んで使用しています。
タイガー魔法瓶 サハラは高評価だけど・・・
「水筒 おすすめ」などのキーワードで検索するとたくさん記事が出ますが、たいてい検証記事の項目は軽さ、手入れの容易さ、保温性というスペックで評価することが多いです。
そんな中、タイガー魔法瓶 サハラは多くの記事で1位か上位を総なめ状態です。
しかし、Amazonをはじめ、口コミを探すと少なからず「液垂れ・漏れる」と、非常に低く評価する声も無視出来ないほど散見されます。あるいは袋に入れて運んでいるという方もおられます。
この記事では、タイガー魔法瓶 サハラが、検証記事では高評価なのに、口コミで「液垂れ・漏れる」と批判される理由と、実際にサハラ液垂れ・漏れるのか?そしてなぜ漏れるのか?という点について書いてみます。
- タイガー魔法瓶 サハラが、検証記事では高評価なのに、口コミで「液垂れ・漏れる」と批判される理由
- サハラは本当に液垂れするのか?漏れるのか?そしてなぜ漏れるのか?
- 液垂れしないような対策はあるか?
ちなみに、個人が家庭での実体験を基に書いたもので、科学的に検証したものではないことはご理解下さい。
タイガー魔法瓶 サハラは結局漏れるのか?
まず大前提ですが、タイガー魔法瓶 サハラが液垂れをするのかしないのか?を書くと、個人的には液垂れ・液漏れすると考えます。
その理由は、上に挙げたように無視できないほどの実体験のレビューが確認出来ること、そしてボク個人も2本購入して、何度も液垂れ・液漏れを体験したからです。
タイガー魔法瓶 サハラが漏れる理由
ボク個人が経験した漏れ方としては、2パターンの漏れ方があります。
一つは、カバンの中で横倒しとなった水筒から中身が漏れるパターン。そしてもう一つは開け閉めの際に水筒伝いに漏れるパターンです。
カバンの中で漏れるパターンが大惨事になることはもちろん、後者の開け閉めの時に水筒伝いに垂れてくると思いの外に服を汚してしまうため、結構一大事となります。
これらについて理由を推察し、検証した事柄を書こうと思います。
タイガー魔法瓶 サハラが漏れる理由① パッキンが1重構造
タイガー魔法瓶 サハラは、パッキンが1重構造になっています。
パッキンが1重であるおかげで手入れがぐっと楽なことも大きな魅力ですが、液漏の原因の1つだと考えます。
パッキンの閉め方も重要
大手のタイガーが販売している水筒ですので、きちんと販売前に製品のチェックはしており、欠陥品とは考えにくいはずです(とボクは信じています)。つまりパッキンが直接的な理由ではないというのがボクの考えです。
ボクは、タイガーのサハラがパッキン部分で漏れる第1の理由は、パッキンを強く締めすぎることが原因だと思います。
ボクもそうですが、漏れたら大変、としっかり閉めてしまいがちです。
でも、パッキンはゴムですので強く締めすぎると、恐らくゴムが捩れて、そこから中身が漏れるのだと思います。
もしも2重構造なら
もしも2重構造なら、両方のパッキンが都合よく隙間を残している可能性は低く、また1重パッキンの時ほどキツく閉め過ぎないので、結果的にはきちんと閉まっているのではないでしょうか。
ちなみにパッキンを強く閉め過ぎないことについては、どこのメーカーだったか分かりませんが、中身が漏れることに対しカスタマーセンターに問い合わせをしたら指摘された、という口コミも見たことがあります。
パッキンを強く閉め過ぎると大丈夫と思うなら、解決するのではないか?と感じた方。
ボクも当初安心したんですが、その後も残念ながら液垂れが起きてしまいました。それが2つ目の理由です。
タイガー魔法瓶 サハラが漏れる理由② 飲み口がなめらか過ぎる
パッキンが原因で漏れると思いつき、程よい力加減で閉めるように心掛けてからは、中身が汚れることはほとんどなくなりました。
でも、それでも液垂れに遭遇してしまったのです。
しかも机の上で何度か飲んだり、閉めたりした間に、明らかに液垂れが起きたのです。
当然ですが水筒本体は横になってはおらず、パッキンの閉め過ぎでは説明が付きません。
ボクの出した結論は飲み口がなめらか過ぎることでした。
そしてあとで家に帰って何度か検証しました。
飲み口部分に中身が残る
ここからは検証した時に撮った写真で説明します。
まず注目して頂きたいのは、飲み口部分です。
広口でマグカップのような口あたり。なめらか飲み口
タイガーはこう形容しており、実際飲みやすいとも思います。
しかし、一般的な水筒の飲み口は、外側に何らかの凹凸があります。対してサハラは凹凸が全くありません。
これは他メーカーのスクリュータイプ、マグタイプの水筒を見渡しても特殊な形状です。
そして、なめらかな飲み口が液垂れの原因だとボクは考えます。
上の写真は、実際にボクがコーヒーを飲んだあとの写真です。飲み口にコーヒーが一部付着していることがわかります。
そして、何度か飲んだり閉めたりを繰り返すと、
上の写真のように飲み口部分に液体が溜まって行くのがわかります。さらに飲んではフタを閉めて、開けてを繰り返すと、
飲み口にどんどんと中身が溜まって行き、最後には
水筒本体を伝って行くという仕組みです。
また、場合によっては、何度も開け閉めする過程で、一部がフタの方に残って、フタ側から中身が滴るという経験もありますので、フタの方に中身が溜まって、飲み口がなめらかで遮るものがない分、ついには溢れるという理屈も考えられます。
あくまで一連の写真はどうしたら漏れるか?を検証したために、ややわざとらしく飲んではいますので、毎回このようになるとは限りません。
しかし、日常的に使っていて何度も同様の体験をしているので、実際にこのような理屈で液垂れが起きているのではないかとボクは考えました。
液垂れについての検証記事との違い
例えば有名な検証サイトであるmybestというブログで、やはり水筒のこぼれにくさを検証していますが、そこでは、タイガーのサハラを含めて検証して、
検証した結果、今回検証した全ての商品は、中身が一切こぼれることはありませんでした。試しに満タンに水が入った水筒を、直接振ったりひっくり返したりしても水滴ひとつこぼれません。新品の状態であれば、少々荒く扱ってもこぼれることなく利用できます。
中身が漏れてしまう原因として考えられるのは、毎日使っていくことでゴムパッキンが摩耗するため。
タイガー魔法瓶サハラを、中身を漏らさず液垂れもさせずに使う方法
では、保温性も最高で非常に軽量、お手入れも楽という3拍子揃ったタイガー魔法瓶のサハラを、液垂れも中身が漏れる心配もさせずに使う方法はないのでしょうか?
これについては液垂れリスクをいかに回避するか?という点に尽きると思います。
基本的に中身が溢れる理由はパッキンの閉め過ぎだと思いますので、閉め方の塩梅を学び、日々心掛けるということです。
最初は力加減に慣れないと思いますので、水筒本体をビニールや水筒ケースに入れてしばらく様子を見ると良いと思います。
その上で、開け閉めをする際に、飲み口に多く残っていれば飲み口を拭き取ってあげればより安心だと思います。
実際にサハラから買い直したのはピーコックの水筒
ちなみに、ボクは何度かサハラで痛い目に合ったので、残念ながらサハラは断念し別の水筒を購入しました。
とにかく手入れが楽な水筒という観点では、以前使っていたサーモスの同じマグタイプの水筒が信頼出来て買いたかったのですが、1日使うため容量が600ml以上は必要だったので500mlしかないサーモスは断念しました。
ネットや実店舗で相当数のスクリュータイプ、マグタイプの水筒を探しましたが、とにかく重いか高額か、ネットでの検証記事で低評価な水筒が多く、これ!というものが見つからず、たまたま安くセールに出せれていたピーコックのAMZ-61という水筒を購入しました。
これはパッキンが2重構造ですが、洗浄も取り付けも楽で、今の所大きなトラブルもなく使えています。
特別軽くも保温性が抜群とも思いませんが、手入れも楽で、液漏れの心配が減ったため、ボクにはとってはサハラよりも使い易いと感じます。
ちなみに360.Lifeの検証記事では
至って平均的な普通の保温ボトル。いいところも悪いところも特になくといった結果
という平凡な評価でした。
(過去モデルのAZ-40での検証。対して今回検証したサハラは1位を獲得しています)
容量が小さくて良いならピーコックの他にもサーモスのマグタイプも人気ですね。
サハラがどうして液垂れするんだろう?とネットで探しても口コミしか見当たらず、困っていました。
同じように悩んでいる方にとって、この記事が参考になれば幸いです。
