Happy Reese - Sun Bathing / donnieray
こんにちは「とある医師」です。
この記事は、赤ちゃんや子どもに買ったもので最高に良かったとボクが心から信じる豊橋木工のベビーチェア アップライトについて、実際に5年以上使ったユーザー目線で書いています。
ボクの思うアップライト最大の特徴は【赤ちゃんに】ベビーチェア側が合わせられる点です。
ベビーチェア選びに困っていて、特に豊橋木工のアップライトが良さそうだけど、高いし、口コミやレビューが少なくて、、、と迷っている方に捧げます。
そして良さだけではなく、実際に使って初めて分かったアップライトの注意点までまとめました。
因みに、ベビーチェアで余りにも有名なストッケのトリップトラップとUPRIGHT-アップライトの違い、そしてなぜUPRIGHT-アップライトを選択したか?についてはトリップトラップとアップライトの比較記事もありますのでご覧下さい。
現在ではアップライトを購入して5年以上経過していますが、時系列については初稿時の原文のままとしています。
アップライトを使用した正直な感想、レビューとして
豊橋木工 アップライトのレビュー① −着座姿勢の美しさとその秘密−
豊橋木工公式HPから引用
先のストッケのトリップトラップとの比較記事でも言及していますが、我が家がUPRIGHT-アップライトを選択した最大の理由は、座った時のその姿勢にありました。
販売店で試した時に我が家の赤ちゃんが背すぎをすっと伸ばして座っていたところに一目惚れしたわけですが、実際購入してちゃんと高さを合わせて座らせてみて・・・、控えめに言っても、最高です。
背板の弯曲がきちんと背中を支えてくれ、また座った時に足をきちんと座面につけることが出来るので、傍から見ていて非常に美しいです。
上の写真は公式HPからの引用ですが、普通にこの姿勢は我が家でも再現出来ています。
ただ、それがきちんとした食事習慣に繋がるかは椅子だけの問題ではありませんので、今後も食育が大事になりそうです。
因みに赤ちゃんにはアップライト本体に加えて、ベビーシートという専用の補助具が必要です。
しかしこのベビーシートがとにかく秀逸なんです。
豊橋木工 アップライトのレビュー② −【赤ちゃんに】合わせられる意味−
アップライトにボクが一目惚れした理由は背筋の美しさですが、その美しさを作り出してくれているのが彎曲した背板と、ベビーシートにあります。
ベビーシート使用時にはベビーシートが座面となり、アップライト本体の座面は、足を支える足台として利用します。
この足台とベビーシートを細かく調節出来ることで、【赤ちゃんに】椅子を合わせることが出来ます。
なぜ【赤ちゃんに】合わせることが良いか?
多くのベビーチェアは足台や座面の高さを調節出来ますが、アップライトのベビーシートは、高さは当然ながら前後にも動かすことが出来ます。
赤ちゃんはどんどんと成長していきますが、当然ながらほとんどの期間において座面の方が大きく、座っても遊びが大きいです。
そのため座っていても安定しません。
安定させるためにどうするか?
それは叱りつけるか、放っておくか、ハーネスやベビーチェアベルトを使って押さえつけるかしか無いと思います。つまり【赤ちゃんを】合わせる形です。
それに対して、アップライトはベビーシートを【赤ちゃんのサイズに】合わせて前後に動かせるため、ピッタリの姿勢を自然に作ってくれるんですね。
こうした【赤ちゃんに】合わせられることがアップライト最大の特徴だと思います。
ライバルのストッケのトリップトラップにもベビーセットという似たようなものもありますが、あちらはベビーチェアベルトの延長のようなもので、アップライトのベビーシートのように座面に合わせてくれる代物ではありません。
ここがボクがストッケのトリップトラップとの最大の違いと感じ、アップライトを選んだ理由でもあります。
豊橋木工 アップライトのレビュー③ −組み立てや調整は大変か?−
せっかく良いものでも、組み立てが大変だったり、調整が大変だと、面倒ですよね?
でも大丈夫。
UPRIGHT-アップライトの組み立てに関しては、ほぼ説明不要なほどシンプルです。
外箱から出して、座面を外して足置きにして、ベビーチェアとベビーシートを装着するだけです。
しかも特に工具なく、付属のネジをはめ込むだけで簡単に出来ます。
(さすが国産、いや豊橋木工さんというところでしょうか)
そしてこんなに簡単なのに、めっぽう安定しているんです。
アップライトは組み立てや調整が非常に簡単かつ安定しているので、お子さんの身長に合わせて細かく調整出来て、いつも最善の姿勢を維持してくれます。
豊橋木工 アップライトのレビュー④ −手入れの容易さ−
豊橋木工はユーザー目線の目配りが効いた会社です。
その1つの証拠が、座面を交換出来ることです。
購入時にキャンバス生地と合皮素材を選択出来ますし、のちのち座面カバーのみの交換も可能です。
そして豊橋木工自らが
ベビーシート装着時の座面カバー(ベビーシート時は足台)は、お手入れが簡単な合成皮革をお奨めします。
と記載してくれています。
赤ちゃんや子どもが大きくなって自分の好みが出てくれば、4,000円(税抜)で交換可能です。
カバーを交換できるありがたさ
我が家もアドバイスに従い合皮のカバーを選びました。離乳食や手づかみ食では散々汚すことが予想されるからです。
赤ちゃんはとにかく汚します。自分の周りを汚すのが仕事と思っているのか?と言いたくなるほど豪快に汚してくれます。
いくら汚されても合皮カバーなので簡単に手入れが出来ます。
また食べ物の汚れは細かな隙間に入り込みますが、簡単に部品を外せるので、心配ご無用です。
経験者なら理解頂けると思いますが、赤ちゃんや子どもに家具を汚される時、案外イライラしてしまいます。
でもアップライトなら、いくら汚してもあとから拭けば良いやと余裕を持って望むことが出来ます。
これは買って実際に使って初めて気がついた感想です。
豊橋木工 アップライトのレビュー⑤ −インテリアとしても映える−
UPRIGHT-アップライトは、木材のベースのカラーバリエーションが10色。さらにカバーはなんと20色もあり、組み合わせ自由です。
さらに木材自体もブナとウォールナットが選択できます(価格差が生じます)。
ご自宅の雰囲気や他の家具との色合いに合わせて自由に選択出来ますので、ストッケのトリップトラップの独特のパステルカラーとは違うかもしれませんが、アップライトもインテリアとしても十分調和が取れますし、むしろ映えてくれます。
我が家はナチュラルカラーのアップライトを2台、数年ごとに購入しましたが、両者を比べてこんなに変わったんだ?と、段々と色が変化する楽しみもあります。
豊橋木工 アップライトのレビュー⑤ −赤ちゃんと食卓を囲む幸せ−
その他購入してから気がついたUPRIGHT-アップライトの良さがあります。
その点、UPRIGHT-アップライトは末永く利用出来ることを前提ですし、ハイチェアなので、当然食卓で利用することになり、座った時にちょうどボクたちと同じ高さでご飯が食べられるわけです。
豊橋木工 アップライトのデメリットは?注意点も
アップライトのデメリットと購入前の注意点についても述べたいと思います。
- 価格が高いこと
- 口コミが乏しいこと。特に長期間での使用
- 赤ちゃんが抜け出す
- 実物を見る機会が限られる
アップライトは定価が42,000円(税抜)とストッケのトリップトラップに比べてもまだ高いです。
これは客観的なデメリットと言えるでしょう。
口コミが少ないことは製品のデメリットではありませんが、口コミが少なくて選びにくい、という面があることも事実でしょう。
そして口コミについて言えば、現行モデルになってから長期的な使用での口コミが乏しく、小学生や中学生高校生になった時も本当に使えるか?はまだわかりません。
因みに我が家で5年実際に使った段階では、長く使えることに何も疑問を感じること無く経過しています。
最後の「赤ちゃんが抜け出すかも知れない」ことは、事前に知っておいて良い注意点であり、詳しく考えます。
豊橋木工 アップライトの注意点
椅子から抜け出す?それは根本的な安全性の欠落ではないか、と感じる方もおられるかも知れませんのでもう少し補足します。
アップライトとストッケのトリップトラップを比較する記事で検証しましたし、着座姿勢の素晴らしさを述べた上の章でも書きましたが、アップライトの魅力の1つに、足台の高さも赤ちゃんにとって最適に調整でき、食事の時に足がブラブラせず踏ん張る、支えること出来る点があります。
きちんと自分の足で支える事ができるということは、裏を返せば足を踏ん張れば立ったりも出来るということになります。
つかまり立ちや立ちたがりの時期の赤ちゃんにとっては、足元にしっかりした足台があるという状況ですので、踏み台としても絶好なわけですね。
しかも、アップライトは説明したように赤ちゃんが座る際にはベビーシートという補助シートを使います。
このベビーシートは、上から赤ちゃんが出入りする構造になっているので、当然ですが、どうしても隙間があります。
要するに着座姿勢で非常に大切な足台が、立ったり抜け出したりするときに文字通り足掛かりになるわけです。
赤ちゃんが抜け出すことは欠点か?
うかつなボクは、ベビーシートだけで抜けたりしないのだろうと深く考えていなかったので、我が家の赤ちゃんが抜けだそうとしている姿を初めて見た時は、「器用だな」と思うと同時に「抜けるんだ?!」ってびっくりしてしまいました。
構造上、上から出入りする仕組みで、足場がしっかりしている。そりゃ、赤ちゃんも抜け出しますよね。
アップライトではなく、ストッケのトリップトラップの口コミですが、椅子から赤ちゃんが抜け出すことが出来ることを以って、低評価としている方がおられました。
でも赤ちゃんが抜け出すことはアップライトの欠点なのでしょうか?
赤ちゃんが抜け出せてもそれが自然
赤ちゃんが椅子から抜け出せないようにすることはつまり、物理的に抜け出せないような構造にすることです。
例えば同じくベビーチェアのベビーソファというジャンルで大人気のバンボという製品があります。
こちらの製品ではベビーソファに座らせるのですが、アップライトとは反対に、太ももがキツくて抜け出せないから欠陥品だ、という口コミが多数見られます。
(因みにバンボについての記事もありますので、興味を持たれたらカテゴリー欄から見てみて下さい。)
抜けてもダメ、抜けなくてもダメ、という方がおられるわけで、正解はないのかも知れません。
あくまで個人的な感想ですが、ベビーチェアは「椅子」であり座る時に快適であることが主目的です。
ベビーチェアに「赤ちゃんが自力で抜けない」なんてことを要求する事自体が本末転倒なのでは?とボクは感じてしまいます。
あるいは、立ち上がろうとする赤ちゃんに諭し、教えてあげることも大事な食育・教育の1つなんだろうと思います。
赤ちゃんが抜け出すことが気になるならオプションも
もしそれでも赤ちゃんが椅子から飛び出してしまうことが気に掛かるようなら、ハーネスや補助ベルトで対応するか、専用のオプション(ホールドクッション)があります。
(本記事に製作販売の豊橋木工さまから直々にコメントを頂きましたので記事を訂正しました)。
ストッケのトリップトラップでもハーネスは販売しており、ベビーチェアではどれもある程度必要なもののようです。
絶対に抜け出すと困る!という方は安いものですし、外出時にも必須なのでアップライトにも役立つと思います。
大変光栄なことに、記事最下段のコメントのように、製作販売されている豊橋木工さまから直々にコメントを頂きました。
赤ちゃんが抜け出す際にはハーネス・チェアベルトを使用せずとも済むよう、豊橋木工さまに連絡すれば無償でより短いベビーシートを提供して下さるそうです。
ホームページにはその旨記載されておりませんが、お困りの方は一度連絡されては如何でしょうか?
アップライトの買い方
ボクはどのベビーチェアを買おうか検討している時、やはり困ったのがUPRIGHT-アップライトの圧倒的な情報量の少なさでした。