空気清浄機をいろいろ調べる中で、フィルター交換式が自分にとって最も相応しいと考え、いろいろな機種を検討した結果ブルーエア Blue Pure 221がベスト・バイだと結論づけています。
しかしそんなマイベスト・バイであるブルーエア Blue Pure 221にはその後Blue Pure 231という後継機種が発売されています。
公式HPにはBlue Pure 221は掲載されていませんが、Amazonや楽天市場では併売されている状況です。
ベスト・バイも入れ替わるか?と興味を持ってHPその他ネットを調べてもBlue Pure 221との違いが分からなかったので、自分なりに検証した内容を記事化したいと思います。
ベスト・バイに至った経緯や、実際にBlue Pure 221を使ったレビューも記事化していますので気になる方はご覧になって下さい。
尚、本記事は個人の備忘録的な記事です。
その都度説明を心がけますが、公式サイトにもBlue Pure 231とBlue Pure221の違いについて述べておりません。そのため可能な限りデータで比較し、一部は想像で述べている部分もありますのでご理解頂き、不明な点はご自身でもお調べになって下さい。
出典が様々であるため記事最後に掲載しています。
ブルーエアBlue Pure 231とBlue Pure 221の違い
結論を先に教えてという方に、先に述べますと、
- Blue Pure 231とは、Blue Pure 221 (Particle and Carbon)の価格見直し版+プレフィルターを標準装備したもの
と考えて良さそうですが以下に検証していきます。
Blue Pure 231とBlue Pure 221はシリーズ展開が違う
まずBlue Pure 221とBlue Pure 231ですが、よくよく見れば正式名称が違います。
「名称に違いがある」ことを知っておくと以下の違いを理解しやすいと思います。
- Blue Pure 221=Blue Pure 221 ParticleとBlue Pure 221 Particle and Carbon
- Blue Pure 231=Blue Pure 231 Particle + Carbon
うっかりすると違いが分かりにくいほどですが、ブルーエア社は似て非なる名称を細かく使い分けているようです。
(Blue Pure 411もParticle + Carbonモデル単一です)
Particle〜など名称の違いはずばり、フィルターの違いを示してます。
そしてこのフィルターの違いこそがBlue Pure 221とBlue Pure 231の違いとなるのですが、もう少し話を進めます。
Blue Pureシリーズの構造のおさらい
Blue Pureシリーズは、Blue Pure 231/411からプレフィルターが採用されました。
従ってBlue Pureシリーズの基本構造をこのように書くことができます。
Blue Pure 231とBlue Pure221の本体サイズその他に大きな違いはない
空気清浄機本体について見ていきます。
Blue Pure 231とBlue Pure 221は、本体のサイズ(522×330×330mm)、適用床面積(64㎡/39畳)、運転音、消費電力などすべて同一です。
写真の外観、説明内容も両者に特段違いは見られません。
でも下記出典元の公式サイトページを詳細に見比べると、実は清浄空気供給量と重量にのみ違いがありました。
Blue Pure 221 Particle and Carbonが供給量290-620m3/h、重量8kg
Blue Pure 231 Particle + Carbonは230-620m3/h、7kg
Blue Pure 221とBlue Pure 231の空気供給能力はほぼ一緒
清浄空気供給量に若干の違いがありましたが、上限は同一ですし、適用床面積が同じである以上、実使用上の差異とは言い難いですので無視して良いと思います。
Blue Pure 221とBlue Pure 231のフィルターの違い
上に挙げた重量はフィルターが含まれた数字です。そして重量の差については恐らくフィルターによる違いだろうと思います。フィルターについてもう少し考えてみます。
先に述べたようにBlue Pure 221にはParticleとParticle and Carbonがあり、Blue Pure 231はParticle + Carbon単一モデルです。
ややこしい名称ですが、違いはノーマルフィルターと脱臭機能を有するか否かです。
- Particle=ノーマルフィルター
- Particle and CarbonとParticle + Carbon=脱臭機能付きフィルター
では脱臭機能付きフィルターであるParticle and CarbonとParticle + Carbonフィルターに違いはあるのでしょうか?
Particle and CarbonとParticle + Carbonフィルターの違い
同じ脱臭機能付きフィルターでParticle and CarbonとParticle + Carbonという「and」か「+」かという微妙な違いですので表記方法だけの違いかと思いきや、下記出典を見ますと
Blue Pure 221 Particle and Carbonは、脱臭目的の活性炭を1.2kg含有Blue Pure 231 Particle + Carbonは脱臭カーボンシート付き
と、結構違いがあるようです。
活性炭を1.2kgも含むものと、活性炭シートの違いですから、上に記した本体の重量の差がフィルターの違いにあるとボクが考えた理由もここにあります。
世の中には脱臭そのものを目的とする脱臭機も存在し、そうした脱臭機は光触媒やオゾンなどを用いて脱臭に特化しています。対してブルーエアは名称からも吸着タイプでありあくまで補助的な機能と考えます。
その上で私見ですが、もし新旧のフィルターの脱臭機能に優劣をつけるとすれば活性炭シートよりも活性炭をふんだんに含むParticle and Carbonに軍配が上がるのではとも感じますが、どうでしょうか。
両者は販売価格に差がありますが、どちらを買うべきかは後に検証します。
Blue Pureシリーズのフィルターは互換性あり
HPにもBlue Pure 231に固有ではなくBlue Pure 221も対応と記載されています。
公式HPにはBlue Pure 221用のフィルターはいずれも掲載されていないので、ここからはさらに個人的な予想とお断りしまして。
Blue Pure 221とBlue Pure 231の本体が同一で、Blue Pure 231の フィルターがBlue Pure 221にも適合するなら、逆も真なりでBlue Pure 221用の ParticleとParticle and CarbonもBlue Pure 231にも使用出来るのでは?と予想しますが如何でしょうか。
プレフィルターも共用出来る?
最後にプレフィルターについてです。
Blue Pure 231から新規採用されたプレフィルターですが、本体サイズが一緒である以上、Blue Pure 221でも装着可能と思われます(実際の可否は未確認ですが)。
ただBlue Pure 221には付属しておらずBlue Pure 231では2枚標準装備という違いはあります。
ここまで考えますとBlue Pure 221とBlue Pure 231の違いというのは存在せず、内包されるフィルターとプレフィルターが付属するかのみと言えると思います。換言すると
- Blue Pure 221=共通本体+Particle(ノーマルフィルター) or Particle and Carbon(強力?脱臭付きフィルター)
- Blue Pure 231=共通本体+Particle + Carbon(脱臭付きフィルター) +プレフィルター2枚
と言えそうです 。
Blue Pure 221 Particle and CarbonとBlue Pure 231 Particle + CarbonのCADRについて考える
最後に空気清浄機能力の指標であるCADRについて考えます。
実は初稿を書いた時点ではブルーエアのHPではBlue Pure 221 ParticleのCADRは公表していたものの、Blue Pure 221 Particle and CarbonもBlue Pure 231 Particle + CarbonのCADRは公表していませんでした。
しかし、公式HPのCADR説明ページからのAHAMへのリンクにはBlue Pure 221 Particle and CarbonもBlue Pure 231(なぜか米国未発売の231も)もCADRが記載されており、その数字はBlue Pure 221 Particleと全て同一の値が並んでいます。
ブルーエアに問い合わせを行ったところ、各国が個別市場向けに販売をしており、米国での商品や、CADR記載については不明とのことでした。
日米で同じ商品を販売していながら不思議な対応と思っていましたが現在ではBlue Pure 231 Particle + CarbonもBlue Pure 221 Particleと同じCADRが明記されています。
上に見てきたように本来は同一なのでしょうから当然です。
Blue Pure 231とBlue Pure221の機能、スペック的な違い まとめ
ここまでをまとめると、
- Blue Pureシリーズ=本体+フィルター±プレフィルターという構造
- Blue Pure 231は脱臭モデルのParticle + Carbonのみ。Blue Pure 221はParticleとParticle and Carbonの2モデル展開
- Blue Pure 221とBlue Pure 231の本体は(恐らく)同一
- プレフィルターやフィルターは(恐らく)互換性があり、厳密な意味でのBlue Pure 221とBlue Pure 231の違いではない
- 違いは、Blue Pure 231にはプレフィルターが標準装備されたこと。フィルターは前モデル(Blue Pure221 Particle and Carbon)より簡素(活性炭含有からカーボンシートに変更)となり、価格が大きく見直された
以上から、冒頭でまとめたようにBlue Pure 231とは、Blue Pure 221 Particle and Carbonを価格見直し+プレフィルターを標準装備したものとボクは考えました。
Blue Pure 231とBlue Pure 221どちらを買うべきか
では、どちらのモデルを買うべきでしょうか。
選択に際しとても重要な販売価格についても先に掲載します。
本体価格(それぞれにフィルターを内包);
- Blue Pure 221 Particle =24,500円
- Blue Pure 221 Particle and Carbon=27,000円
- Blue Pure 231 Particle and Carbon= 37,500円
フィルター単独;
- Blue Pure 221 Particle=7,750円
- Blue Pure 221 Particle and Carbon=11,300円
- Blue Pure 200 交換用フィルターParticle and Carbon = 8,800円
プレフィルター;
- 1枚1,400円
- Blue Pure 231 Particle and Carbonにのみ2枚標準装備
となっています。
とりあえず買うならBlue Pure 221 Particleがベスト・バイ
つまり脱臭機能が不要であれば本体、フィルター共に安いBlue Pure 221 Particleで間違い有りません。
迷ったらBlue Pure 221 Particle and Carbonとプレフィルターが現時点ではベスト
Blue Pure 231となり定価がかなり下がった(63,180円→42,120円)のは嬉しいですが、初稿掲載時に比べBlue Pure 221 Particle and Carbonが驚異的に値下がりしています。
Blue Pure 231にはプレフィルターが2枚標準装備され、1枚1,404円ですので2,800円分を差し引いても、Blue Pure 231 Particle and Carbonとの価格差はまだ大きいですね。
Blue Pure 221 Particle and Carbonは上に書いたように活性炭そのものを大量に含有したものであり、もしかしたらBlue Pure 200 Series Particle + Carbon Filterよりも脱臭機能は強いのではと期待出来ます。
しかも実売価格で凡そ1万円の違いとはかなり大きいです。
またプレフィルターは1,400円と廉価ながら、髪の毛などの比較的大きなゴミ対策なので、フィルターの負担軽減にも繋がる可能性があり、併用してまず損はないものと個人的には考えます。また消耗品ではなく、リユース可能です。
ただし、これはあくまで現段階での価格での話であることです。
購入を検討される際には、実売価格を確認して選択されることをお勧め致します。
空気清浄機のベスト・バイBlue Pure 221とBlue Pure 231の違いを検証。どっちを買うのがベターか? まとめ
- Blue Pure 231とBlue Pure 221の本体に違いはなく、内包するフィルターの違い
- Blue Pure 231とは、Blue Pure 221 Particle and Carbonを価格見直し+プレフィルターを2枚標準装備したもの
- ニオイフィルター不要な場合にはBlue Pure 221 Particleがベスト・バイ
- ニオイフィルターが必要な場合にはBlue Pure 221 Particle and Carbonとプレフィルターを同時に買うのが現時点(2019年11月)ではベスト・バイ
- フィルター交換時に脱臭機能と値段でどのフィルターでも選べる
- 間違いなく価格低下が進むので、購入の際には価格差を再度確認
とボクは考えました。
ブルーエアやBlue Pureシリーズに興味がある方の参考になれば幸いです。
今回の記事の出典
Blue Pure 231については現行ブルーエア公式HPが出典です。
Blue Pure 221は既にHP上から消えてBlue Pure 231に差し替えられているため、公式HPからはたどり着くことが出来ません(少なくともボクは出来ませんでした)。
米国サイトまで検証しましたが明記されていなかったため、ここでは過去記事作成時に用いたデータと、ネット上に残る公式HPページを参考にしています。
(Blue Pure 221 Particle参考ページ、Blue Pure 221 Particle and Carbon参考ページ)
CADRについては、公式サイトに記載あるものはその数字を引用し、その他は公式サイトにリンクされている米国家電製品協会AHAMから引用しています。
フィルターについてもBlue Pure 221同様、ネット上に残る元の紹介ページを参考にしています。
(Blue Pure 221 Particle and Carbon参考ページ、Blue Pure 231 Particle + Carbon参考ページ)
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