こんにちは「とある医師」です。
年々高性能化するiPhoneですが、それに伴い本体価格も跳ね上がっていますよね。
その保証のためにAppleではAppleCare+という保証をつけられるようになっています。
皆さんは機種変の度に、
- AppleCare+って高いけど必要?
って悩みませんか?ボクもめちゃくちゃ悩みました。
この記事ではボク自身がめちゃくちゃ困って調べたことを、披露したいと思います。
いま機種変をするならiPhone 12シリーズか、SE(第2世代)が候補だと思いますので、この記事ではこの2機種で比較します。
ネットで検索するとAppleCare+不要論が多いですが、検索上記の記事でも残念ながら誤った内容を記している記事もあります。
この記事はAppleCare+に纏わる全ての疑問に答えられるよう、以下の内容で書いています。
AppleCare+とは? 製品保証、盗難・紛失プランとの違いも
そもそもAppleCare+とは何でしょうか?そこから出発点としてまとめていきます。
Appleの製品保証とAppleCare+の違い
まず前提としてiPhoneは、
- 製品購入後1年間のハードウェア製品限定保証と90日間の無償サポートがついています。
- AppleCare+とAppleCare+ 盗難・紛失プランのどちらに加入しても、保証とサポートが延長されます。
- さらに、テクニカルサポートの優先対応や、過失や事故による損傷に対する修理などの追加サービスを受けられます。
と説明されています(黒字と改行はブログ主による。以下同様)。最初これを読んだ時、ボクは
- もともと1年の保証があるなら、AppleCare+は1年目以降2年目までの「たった1年間の保証」?
- 「1年間の保証延長」のためにしては高い、、、
と感じました。でもこれはボクの早とちりで、噛み砕いて言うと、
【製品保証】
- 期間は1年(アドバイスは90日間)
- 通常使用時の故障のみが対象で過失による故障は対象外
【AppleCare+】
- 保証期間は2年まで
- 過失による故障も対象
- エクスプレス交換という即時サービスも適応
と言えます。
日常的に持ち運ぶためiPhoneは落下による破損のリスクと常に隣り合わせです。
そして故障や破損は、ある日突然にやってきます。
- iPhone落として割れたーーー(泣)
- 水没したーーー(泣)
- 失くしたーーー(泣)
などなど。こうした時にはAppleCare+なら保証の対象だけど、未加入なら保証対象外ということです。
つまり、いわゆる「修理」に必要なのはやっぱり「AppleCare+」ということになります。
AppleCare+ for iPhoneとAppleCare+ 盗難・紛失プランの違い
修理に必要なのはAppleCare+だと分かったところで、もう少しAppleCare+の具体的な内容ををまとめます。まず前提として
- AppleCare+ for iPhone
- AppleCare+ 盗難・紛失プラン
AppleCare+は2種類存在します。
その上でそれぞれをApple公式HPから引用すると
AppleCare+ for iPhoneとは?
- AppleCare+ for iPhoneでは、過失や事故による損傷に対する修理などのサービスを1年間に2回まで、1回につき下記のサービス料で受けられます。
- さらに、エクスプレス交換サービスを利用したり、Appleの専任スペシャリストにチャットまたは電話で優先的に問い合わせることもできます。
と
AppleCare+ 盗難・紛失プランとは?
- AppleCare+のすべてのサービスに加えて、盗難や紛失に対する保証を1年間に2回まで、1回につき下記のサービス料で受けられます。
- 盗難・紛失に対する保証を受けるには、デバイスの盗難または紛失が発生した時点で、そのデバイス上で「iPhoneを探す」が有効になっていることが必要です。
と説明されています。
あまりフォーカスされませんが、修理の際に代替機種を渡してくれるエクスプレス交換は非常にありがたいサービスです。
AppleCare+ for iPhoneと盗難・紛失プランの差額はたったの2,000円
因みにAppleCare+ for iPhoneとAppleCare+ 盗難・紛失プランの差額は一律2,000円(税別)です。
AppleCare+自体が高価のため、盗難・紛失時のリスクに対してのコストとして、相対的に追加費用としては安いと思います。
iPhone 12とSEのAppleCare+費用
ではAppleCare+の費用はいくらなのでしょうか。
実はAppleCare+は機種により異なっています。
iPhone 12はAppleCare+費用もラインナップにより異なり、iPhone 12 Pro(ProとPro Max)は一律25,080円、iPhone 12(iPhone 12とmini)は一律18,480円です(全て税込)。
一方のiPhone SEは9,680円(税込み)です。
(全てAppleCare+の費用。盗難・紛失プランなら税込で追加2,200円)
これらを表にしました。
モデル名 | AppleCare+ for iPhone | AppleCare+ 盗難・紛失プラン |
iPhone 12 Pro Max |
25,080
|
27,280
|
iPhone 12 Pro | ||
iPhone 12 |
18,480
|
20,680
|
iPhone 12 mini | ||
iPhone SE(第2世代) | 9,680 | 11,880 |
(全て税込み価格、単位は円)
一方でAppleCare+加入時のサービス料(修理費用)は一律で、
AppleCare+ のサービス料(修理費用)は?
- 画面の損傷3,700 円(税込)
- 過失や事故によるそのほかの損傷12,900 円(税込)
- 盗難または紛失12,900 円(税込)
となります。ここで考えるのは、
- AppleCare+ に加入していても修理費用は必要なんだ、、、
- AppleCare+ に加入していなかったら、どれくらい費用が必要?
という点だと思います。
AppleCare+に加入していなかった時の修理費用は?
もしもAppleCare+に加入していなかった場合、修理を公式サポートにお願いする以外にも街のショップでお願いする方法がありますが、非公式ショップで修理した場合、以後公式サポートが受けられなくなりますし、ここでは公式サービスでの修理費用を取り上げます。
iPhone 12シリーズは保証外での修理費用もラインナップごとに異なり、それぞれを表にします。
iPhone 12とSE 保証外での画面修理費用
モデル名 | 画面修理 |
iPhone 12 Pro Max | 39,380 |
iPhone 12 Pro | |
iPhone 12 | |
iPhone 12 mini | |
iPhone SE(第2世代) |
(全て税込価格(円)、Apple公式HPから引用)
あくまで修理費用の上限と記載されているものの、圧倒的に修理として多い画面修理についてですら、AppleCare+の場合は一律3700円(税込)と比べると、かなり大きな価格差がありますよね。
iPhone 12とSE 保証外での本体修理費用
次に水没や意外に多いホームボタンの修理など、本体修理費用を見てみます。
モデル名 | 本体修理 |
iPhone 12 Pro Max | 71,280 |
iPhone 12 Pro | 65,780 |
iPhone 12 | 52,580 |
iPhone 12 mini | 47,080 |
iPhone SE(第2世代) | 33,440 |
(全て税込価格、Apple公式HPから引用)
本体修理となると、画面修理に比べてもさらに高額ですね。
一方でAppleCare+の場合、一律税込み12,900円と破格であり、さらに差額が開きます。
ただし、AppleCare+の場合、先行してAppleCare+加入費用を支払っており合計費用での比較が妥当です。
AppleCare+ と未加入 合計費用の比較
ここでは最も多い画面の修理と、本体修理に加えて、最悪のシナリオである盗難・紛失時の合計費用を考えます。盗難・紛失時もAppleCare+に加入していれば一律税込み12,900円です。
AppleCare+加入時には、AppleCare+費用と一律の修理・交換費用がかかります。
一方でAppleCare+未加入時には機種ごとの修理費用、紛失・盗難時には新規購入代金が比較対象です。
新規購入時の費用はストレージによりますので、最低容量(最低金額)での比較としました。
iPhone 12とSE 画面修理時 合計金額の比較
モデル名 | AppleCare+あり | AppleCare+なし |
iPhone 12 Pro Max |
28,780
|
39,380 |
iPhone 12 Pro | 33,440 | |
iPhone 12 |
22,180
|
|
iPhone 12 mini | 27,280 | |
iPhone SE(第2世代) | 13,380 | 15,950 |
iPhone 12とSE 本体修理時 合計金額の比較
モデル名 | ||
iPhone 12 Pro Max |
37,980
|
71,280 |
iPhone 12 Pro | 65,780 | |
iPhone 12 |
31,380
|
52,580 |
iPhone 12 mini | 47,080 | |
iPhone SE(第2世代) | 22,580 | 33,440 |
iPhone 12とSE 盗難・紛失時 合計金額の比較
モデル名 | ||
iPhone 12 Pro Max |
40,180
|
129,580 |
iPhone 12 Pro | 117,480 | |
iPhone 12 |
33,580
|
94,380 |
iPhone 12 mini | 82,280 | |
iPhone SE(第2世代) | 24,780 | 49,280 |
*=最低ストレージで計算
結局AppleCare+はお得?損得を計算
結局AppleCare+はお得なのでしょうか?
上の比較した表をご覧になればわかりますが、最も安価な画面修理だとしても、iPhone SEからiPhone 12 Pro Maxどの機種においても1度でもサービスを利用するならAppleCare+の方が断然お得です。
より高額な本体修理や盗難・紛失時においては最も安価なiPhone SEでも2倍違いますし、最も高価なiPhone 12 Pro Maxに至っては3倍以上の差額、金額にして約9万円も違います。
しかも、今回は1回のみの修理費用を計算していますが、AppleCare+は1年に2回、2年に4回までサービスが受けられます。
2年に4回大きく破損する人もそんなにいないとは思いますが、使えば使うほどお得度は加速度的に増しますので、転ばぬ先の杖という意味では非常にありがたい存在です。
一方で2年間故障も紛失もなければ掛け捨てになります。これ、何かに似てませんか?
そうです、保険と同じですよね。
- AppleCare+は「保険」と一緒
AppleCare+ おすすめな人 要らない人
よって、結局は故障や紛失リスクに対して「保険」として、どこまで備えるか?によると思います。
AppleCare+がおすすめな人と、そうでない人をまとめます。
【AppleCare+をおすすめな人】
- 「もしも」の時にちゃんと備えたい人
- いつもきれいなiPhoneを使いたい人
- あまりごついケースを使いたくない人、ケースなしの無垢なiPhoneを持ちたい人
- 忘れ物をしがちな人(盗難・紛失プラン)
- メカに弱く、周りに頼れる人がいない人(=Appleサポートはとても親切です)
- 修理の時に代替え機が無いと困る人(=エクスプレス交換はめちゃくちゃ便利です)
【AppleCare+ 特に不要かも知れない人】
- 絶対に壊さない、失くさない慎重な人
- とても頑丈なケースを使う人
- 多少壊れてもヒビが入っても、そのままで大丈夫な人
- 修理が正規サービス以外の、街の修理屋さんでも大丈夫な人
- 他の代替案を見つけられる人
なぜAppleCare+不要論がネットでは多いのか?
いろいろ検討した結果、AppleCare+は「保険」としてはお得だな、とボクは感じました。
でもネットを見ると「AppleCare+は不要」とする方も多いです。
そうした方のブログを拝見すると、中には「AppleCare+が無くても製品保証で1年間はガラス交換も対応出来る」ためにAppleCare+は損だ、など残念ながら基本的な部分で誤った条件を基に結論づけている方も結構多いです。
また、修理の大部分を占めるガラス交換で費用対効果を測り、「あまり得ではない」ことを理由に不要としている方もいます。
さらに修理はそもそも街の修理屋さんで大丈夫!という、基本前提が違う人も。
このあたりは個人的な見解にもなりますが、そもそもAppleCare+はあくまで「保険」です。
当たらないに越したことはない不運に備えるのが保険です。
このあくまで「保険」と言うところを無視すると、ほとんど本体交換や故障なんて起こらないから不要という結論になるのでは?と個人的には考える所です。
今まで不運に遭ったことのない人は不要と言いますが
また皆さんは画面がバキバキになっていても使い続けた経験や、周りにそのような人はいませんでしたか?
- Phoneを買ったその日に落として、ガラス面がバキバキになった
という苦い経験があります。
当時はお金も時間もなくしばらく使い続けていました。でも当然恥ずかしい思いはありますので、スマホを置く時は常に画面を下にして、割れた画面を見せないようにしていました。
他にもiPhoneが急に完全にブラックアウトして困窮を極めた時、アップルのサービスに懇切丁寧に助けてもらったこともありますし、ボクの周りにも不慮の事故でiPhoneが水没して高額の支払いの憂き目にあった友人もいます。
AppleCare+に加入していれば、こんな時も交換費用も安く、またエクスプレス交換ですぐに手配してくれるので、「保険」という意味では大変お得な商品だと思います。
そんなボクがAppleCare+に入ってない理由
「もしも」に備える保険としてAppleCare+に入った場合と入らない場合でどちらが得?と聞かれたら絶対に入った方がお得であることは間違いなさそうです。
修理時のエクスプレス交換や、アドバイザーとの相談という付加価値を考えるとなおさらです。
また個人的にAppleCare+に加入するなら紛失・盗難という最悪のリスクを、たったの2,200円で賄えるAppleCare+ 盗難・紛失プランがコスパ的におすすめです。
でもそんなボクはAppleCare+に加入していません。
どの保険を掛けるか?と考えた場合、個人的には保証内容に大差なく、700円で3台までの端末を保険にかけられる「モバイル保険」の方がおすすめです。
- 加入するかしないなら、AppleCare+は入って損はしない
- でも個人的には「モバイル保険」推しです
公式HPも非常にわかりやすく説明されていますのでぜひご覧下さい。
\ モバイル保険公式サイトを先にCHECK /
また「モバイル保険」を様々な角度から検証した記事もありますのでぜひご覧下さい。
この記事が貴方の悩みの解決の一助になれたなら幸いです。