こんにちは「とある医師」です。
最近抱っこ紐に代わる人気アイテムがヒップシート。
ヒップシートにもいろいろなブランドがありますが、この記事では、中でも人気のポグネーのヒップシート各モデルの違いを徹底検証します。
ポグネーに興味があるけど
- NO5 +と NO5 neoって何が違うの?
- NO5 +とORGA +の違いは?
- ミキハウス×ポグネー『ベビーキャリア』と他のポグネーヒップシートの違いは?
- 結局どれを買ったら良いの???
こんな疑問に答えようと思います。
この記事ではこんな内容で書いています。
ポグネーとは?
まずポグネーの紹介ですが、公式サイトから紹介を引用しますと、
『ママとベビー両方の快適さ』を追求した製品作りをモットーに、想像的なデザインと実用的な機能性、安全性を備えた製品を提供し続けています。
韓国で誕生したポグネーは現在、ベビーキャリア専門ブランドとして全世界20カ国のママ・パパたちに愛されています。
HPのモデルは西欧出身の方に思えますが、ポグネーPOGNEは韓国発のベビーキャリア専門ブランドで前回20カ国に展開されているグローバルブランドということですね。
日本の安全基準であるSGマークも取得しており安全面についても安心です(ORGAは除く)。
ポグネーのヒップシート ラインナップを整理
そんなポグネーのヒップシートですが、複数のラインナップがあります。
まず大きな分類としてウエストポーチ型ヒップシートと、抱っこ紐型ヒップシートがあり、前者をポグネーでは「ヒップシート単体」、後者を「ヒップシートキャリア」と呼んでいます。
そしてそれぞれに複数のラインナップがあります。これらを整理すると
- ORGA
- NO5 neo
【ヒップシートキャリア】(抱っこ紐型ヒップシート)
- ORGA
- ORGA +
- NO5 neo
- NO5 +
- ミキハウス×ポグネー『ベビーキャリア』
ちなみに読み方ですが「ORGA +」はオルガプラス、「NO5 neo」はナンバーファイブネオと読みます。
ヒップシートキャリアはヒップシート単体と抱っこ紐ベルトを分離出来るため、ヒップシート単体として使うことも可能です。
逆に、ヒップシート単体を購入後に、切り替えベルトのみの追加オプションはないようです。
ヒップシート単体(ウエストポーチ型ヒップシート) ORGAとNO5 neoの違い
ウエストポーチ型ヒップシートには2つのヒップシートがありますが、
- ORGAとNO5 neoは何が違うのでしょうか?
この質問に対して違いを比較して詳細をまとめることも出来ますが、割愛します。
なぜなら純粋にORGAの進化版がNO5 neoだからです。
ポグネーの魅力である防水デニム生地やサイレントファスナーなど新しく搭載されたのがNO5 neoです。

しかもORGAが定価7,370円に対しNO5 neoが8,800円(共に税込)と、若干差額はあるものの出せないほどの差額ではないレベルです。間違いなく買うならNO5 neoをおすすめします。
逆に価格でORGAに目が行くなら他社にも有力なウエストポーチ型ヒップシートがあり、おすすめウエストポーチ型ヒップシートの中で、きちんと理由も含め検証した記事がありますのでぜひご覧下さい。
(ちなみに記事中でNO5 neoも紹介しています)
ヒップシートキャリア(抱っこ紐型ヒップシート) ラインナップ
次にヒップシートキャリア(抱っこ紐型ヒップシート)ですが、ミキハウス×ポグネー『ベビーキャリア』はポグネーの公式HPでは紹介されていません。
しかし楽天市場や高島屋などのHPでは紹介されており、5つ目のラインナップと考えて良いでしょう。
さて、
- ORGA、ORGA +、NO5 neo、NO5 +、ミキハウス×ポグネー『ベビーキャリア』の違いは何なのでしょうか
NO5 neoとNO5 +、ORGAとORGA +、 ミキハウス×ポグネー『ベビーキャリア』の違い
5つもあるヒップシートキャリア(抱っこ紐型ヒップシート)ですが、簡単に整理します。
まず5つのうち、NO5 neoとORGA、ミキハウス×ポグネー『ベビーキャリア』はヒップシート単体です。
対してNO5 +とORGA +はヒップシートに加えて、ヒップシート台座と交換して抱っこ紐としても使える抱っこ紐切り替えベルトがセットになっています。
ちなみに基本仕様は共通で、4ヶ月(首が座ってから)から3歳15kgまでです(横抱きを除く)。
新生児期に使いたい場合には新生児用オプション(新生児パッド)が必要です。
- NO5 neo、ORGA、ミキハウス×ポグネー『ベビーキャリア』
【ヒップシート本体と抱っこ紐切り替えベルトがセット】
- NO5 +とORGA +
ORGAの出番はなし
このうち定価がひときわ安いORGAについて最初に述べます。
結論から言いますとヒップシート単体(ウエストポーチ型ヒップシート)でのORGAとNO5 neoと同様、ヒップシートキャリアでもORGAの出番はなさそうです。
ORGAの進化版がORGA +であり、NO5 neo/NO5 +、ミキハウス×ポグネー『ベビーキャリア』だからです。
具体的には
- 日本の安全基準であるSGマークも唯一認証されていない
- ポグネーの醍醐味であるサイレントファスナー他の改良点も有さない
こうした理由からです。従って以下は「NO5 neoとミキハウス×ポグネー『ベビーキャリア』の違い」、「NO5 +とORGA +の違い」と考えるとスッキリします。
- NO5 neoとミキハウス×ポグネー『ベビーキャリア』の違い
- NO5 +とORGA +の違い
NO5 +とORGA +の違い
まず抱っこ紐切り替えベルトがセットになったNO5 +とORGA +の違いをまとめます。
細かな仕様は正直あまり気にしなくても良いと思いますが、興味ある方は公式サイトのQ&Aで説明されています。
NO5 +とORGA +の違いは簡単に言うと生地の素材・デザインと言っても過言ではないと思います。
- NO5 +とORGA +の違いは生地の素材・デザイン
- NO5が撥水加工のスポーツデニム生地。ORGA +がオーガニックコットン
- 機能的な差はあまりなく、定価もほぼ差がないため好みで選んでも良い
こう言い切っても大丈夫だろうと思います。
定価もORGA +が28,050円、NO5 +が29,150円とほぼ同価格帯です。
NO5 neoとミキハウス×ポグネー『ベビーキャリア』の違い
次にヒップシートキャリア本体のみのNO5 neoとミキハウス×ポグネー『ベビーキャリア』の違いを見ていきます。
先述したようにポグネー公式HPにミキハウス×ポグネー『ベビーキャリア』は紹介されておらず、楽天市場や高島屋HPの販売ページから引用します。
『ベビーキャリア』の販売ページ冒頭に記載されている「新機能搭載 5つのNEW!」についてはミキハウス×ポグネー『ベビーキャリア』に新たに搭載されたものではありません。
内容をよく見ればサイレントファスナーその他、ORGA以外の全てに共通する、初期モデルからのバージョンアップです。
ミキハウス×ポグネー『ベビーキャリア』 Wネーム商品改良点
NO5 neoとミキハウス×ポグネー『ベビーキャリア』の違いは、「Wネーム商品改良点」として記載されています。
ただ劇的な違いというよりはマイナーチェンジの範疇と考えられ、カラーバリエーションとミキハウスのロゴというデザイン面と割り切る方がスッキリすると思います。
ちなみに定価がNO5 neoが24,750円、ミキハウス×ポグネー『ベビーキャリア』が30,800円(共に税込)と約6,000円の差額になります。
- NO5 neoとミキハウス×ポグネー『ベビーキャリア』の違いはカラーバリエーションとミキハウスのロゴというデザイン
- 差額は約6,000円
ポグネーの悪い口コミに反論
さて、ラインナップがわかったところで閑話休題として、ポグネーの悪い口コミに反論したいと思います。
Googleで「ポグネー」と入力すると、関連ワードとしてすぐに「ポグネー 口コミ」が出てくるので検索すると、検索上位にある有名サイトの検証記事が出てきます(2020年11月下旬現在)。
その中でヒップシートキャリアのORGAについて検証され、「使用感が最悪」とこき下ろされています。
せっかくポグネーのヒップシートに興味を持った方でもこの記事を見ると
と感じてしまうでしょう。
検証記事への反論① 使用状況が不適切
まず何よりも検証時の使用状況が、不適切です。
というのも記事では新生児と3ヶ月相当の赤ちゃん人形で検証し、
赤ちゃんとの密着度が低い
と断じています。
しかし、ORGAに限らずポグネーのヒップシートキャリアは4ヶ月以上からの使用と規定され、新生児期から4ヶ月までは赤ちゃんとの隙間を埋めるための新生児パッドというオプションを使う必要があります。
つまり不適切な使用状況での検証で「赤ちゃんとの密着度が低い」と結論を下しているのは検証内容として不適切です。
検証記事への反論② 旧型モデルでの検証
また腰ベルトについて
ベルトが骨に当たって痛い。使用者の体型を選ぶのが難点
と、痛みや緩さなど腰ベルトについて低評価ですが、ラインナップでまとめたようにORGAは旧型モデルです。
ORGAを原点としてNO5 neoを始めとした他のヒップシートは腰ベルトについても改良されています。

ポグネー公式HPから引用
実際Amazonでの口コミを見てみると
腰に対してコルセットタイプのサポートが秀逸
Amazon NO5 neoより引用
など腰ベルトについても非常に高い口コミが多いです。
記事を読むとまるで「ポグネーのヒップシート全体の評価」と感じてしまいがちですが、旧型モデルでの検証内容であり、現行モデルであるNO5 neoやORGA +、ミキハウス×ポグネー『ベビーキャリア』については必ずしも当てはまりません。
従ってこの記事での評価は読むに値しないと考えます。せっかくポグネーに興味を持った方があの記事で候補から外すかも知れず、勿体ないと思います。
ポグネーのヒップシートの選び方
さて最後にポグネーのヒップシートの選び方をまとめます。
ラインナップの整理としてヒップシート単体(ウエストポーチ型ヒップシート)とヒップシートキャリア(抱っこ紐型ヒップシート)がありますが、どちらのモデルも残念ながらORGAの役目は終わり、敢えて選ぶメリットはないとボクは考えます。
従ってヒップシート単体が欲しい場合はNO5 neo一択で良いでしょう。

NO5 neoはおすすめウエストポーチ型ヒップシートを検証する記事でも紹介した優れたヒップシートだと思います。
問題はヒップシートキャリア選びですね。でも大丈夫です。
NO5 neoとNO5 +、ORGA +、 ミキハウス×ポグネー『ベビーキャリア』の選び方
この4つは実はヒップシートキャリア単体のNO5 neoとミキハウス×ポグネー『ベビーキャリア』、抱っこ紐切り替えベルトがセットのNO5 +とORGA +に分類出来ることは上にまとめました。
あとは何を優先するか?で選べば大丈夫です。
抱っこ紐をもっていない場合
抱っこ紐との切り替えベルトが安くセットになったNO5 +とORGA +のいずれかがおすすめです。
両者は素材、デザインが違う程度でほぼ差額もないので、お好みで選べば良いでしょう。
抱っこ紐不要の場合
抱っこ紐不要でヒップシートキャリア単独で良い場合、NO5 neoとミキハウス×ポグネー『ベビーキャリア』をどう選ぶか?となります。
上にまとめたように、細かな仕様の変化の他はデザイン、カラーバリエーションと割り切っても大丈夫そうなので、差額6,000円と天秤にかけて選べば良いでしょう。
高いかも知れませんが、ミキハウス×ポグネー『ベビーキャリア』の実物は色も高級感があり、しっかりミキハウスロゴも入っていることから所有欲が高まることは間違いないと思います。