GARDEN 2009 FEB 049 / 8417457@N02
数あるベビーチェアの中で、どのベビーチェアを選ぶかって難しいですよね。
特に自分が座るならある程度座り心地や用途で選べますが、「赤ちゃんの椅子」=ベビーチェアとなると、何を基準に選んで良いのかわからない・・・そんな方も多そうですよね。
前回記事でベビーチェアの選び方の1つの基準としてブランド・予算で選ぶのも良い考えだということをボクは学びましたが、ベビーチェアを探した時に絶対に出て来るブランドの1つが、ストッケではないでしょうか。
でもストッケ トリップトラップは有名ですが、
- ちょっと値段が高いし、オシャレだけど、本当に良いのかな・・?
- トリップトラップよりも良いベビーチェアって無いかな?
こんな疑問を感じていませんか?
ボクは、ストッケのトリップトラップを有力候補だと考えたものの、最終的には豊橋木工のアップライトチェアを購入しました。
この記事ではストッケ トリップトラップを選ばず、豊橋木工のアップライトチェアを選んだ理由を紹介したいと思います。
先に理由を述べますと、簡単です。
この記事では買う前の目線でストッケ トリップトラップと豊橋木工アップライトチェアを比較した記事です。
アップライトを実際に使ってどうだったか?という感想については後日談のレビュー記事もありますので読んでみて下さい。
ストッケのトリップトラップへ感じた疑問
ベビーチェアでとりわけ有名なのがストッケ トリップトラップですね。
よく販売されているので、ご存知の方も多いと思います。
その特徴は何と言っても、カラーバリエーションが豊富であること。
赤やオレンジ、ブルー、グリーンにパステルカラーまで本当いろいろバリエーションがあります。
インテリアとしても非常に可愛く、部屋がグッと映えますよね。
ベビーチェアとして使用する場合には、赤ちゃん用のセットやカバーを購入する方が多いと思いますので、結構高価にはなってきますが、ブログでも大人気です。
その上、ボクは以前ベビーカーを選んでいる時にストッケのベビーカーを選択肢として考えていたため、ブランドとして「ストッケ」は魅力的です。
家具屋さんはもとより赤ちゃん本舗などベビー用品ショップでも高嶺の花的な存在でよく見かけます。
ボクも当初このトリップトラップを買おうかと考えましたが、どうもスッキリしなかったんです。
ストッケのトリップトラップの魅力って何だろう?
確かにカラーバリエーションは大変魅力的です。
赤ちゃんがちょこんと座っている絵は、とても映えます。
でも、カラーバリエーションや見た目を度外視した場合、トリップトラップの何が良いのか直感的にボクは理解出来なかったんです。
ベビーチェアの選び方についてまとめた記事で、ベビーチェアを選ぶ理由としてブランド、カラーバリエーションに加えて、長く使えるかどうかも選択基準だと記載しました。
ストッケのトリップトラップに限らず、何万円もする価格帯のベビーチェアは、成長に合わせて椅子を調整することで長く使えると謳っているものがあります。
ストッケのトリップトラップのHPやパンフレットにも、確かに成長に合わせて使えると書いてあります。
トリップトラップ 大人の座り心地は?
ヨーロッパ製のビーチ(ブナ)材を使用した丈夫な構造で、体重110kgの大人までご使用いただけます。
HP110kgまで使用可とありますので、それこそ成人になっても、何歳になっても使用出来る計算になります(110kgは通常の成長曲線では到達しませんよね)。
ということは、大きくなった時の使用感は、自分が座り心地を試してみればいいのでは?と気がつきました。
赤ちゃんの座り心地は測れなくても、自分の座り心地なら分かる。当然ですね。
そこで実際に店員さんにお願いして試した結果、
- うーん、何ともわからない。。。
- 別に座り心地が悪いとは思いませんが、特別良くもないかも。。。
少なくとも成人用に敢えてこの椅子を選択する理由はないなというのがボクの素直な感想でした。
赤ちゃんにとって正しい姿勢?
何か他に材料がないかと迷って、パンフレットやHPを見てみるとそこには「人間工学に基づいた正しい姿勢」と記載してあります。
「赤ちゃんにとって正しい姿勢」というのがあるのか。なるほどと思いました。
でも残念ながら「人間工学」やら「赤ちゃんにとって正しい姿勢」やら書かれていても、具体的にはどんな姿勢が正しい姿勢なのか?トリップトラップのどの部分がその正しさを作り出しているのか、ボクはHPやらパンフレットを読んでも理解出来ず、いまいち納得出来なかったんです。
そう考えていた矢先に見つけたんです。アップライトのことを。
豊橋木工 UPRIGHT-アップライトってなに?
UPRIGHT-アップライトは愛知県の豊橋木工というメーカーが販売しているベビーチェアで、商品名として「子どもたちの姿勢を守る椅子」と銘打っています。
赤ちゃんや子どもの成長に合わせて、特に姿勢に留意した構造になっているとのこと。
まさに、こんな椅子を探してたという期待感を感じました。
そこで近隣で実物の取り扱いのある店を探索したところ、とあるインテリアショップに偶然ストッケのトリップトラップとUPRIGHT-アップライトを両方取り扱っていることが判明しました。
ストッケ トリップトラップと豊橋木工 アップライトの比較
そのインテリアショップの店員さんは、以前他の家具を購入する際にもお世話になったお店で知識についても信頼していたので、ベビーチェアで迷っている旨を伝えると率直に答えて頂けました。
詳細は省きますが、どうしてトリップトラップは売れているのか?他の商品との差別化はどういった点なのか?を聞いてみました。曰く
- ストッケのトリップトラップもUPRIGHT-アップライトもどちらも一般的には優れており、機能という意味でどちらかが特別悪いという部分はない
- いずれもデザインだけではなく、多段階調整も簡単で使い易さを考えて作られている
とのこと。
ただ敢えて個別に長所を挙げるなら、
- カラーバリエーションが豊富であること
- とにかく有名であること
- 永く使われている実績があり、安心感は十分であること
このようになります。対してアップライトの長所は、
- 比較的販売から歴史が浅いが、日本製であること
- 長期保証がありそれくらい製品として自信を持って制作されていること
- 座面が交換可能であること
ストッケ トリップトラップとアップライトそれぞれの長所をまとめるとこのように教えてくれました。
豊橋木工 アップライトの実物を見て興奮
伺った話や、それ以外にも見聞きしたり自分なりに考えた結果として、アップライトの方がベビーチェアの性能として
- 背面の板がきれいに弯曲し、座面にもクッション素材が使用されており、「良さそう」
- 座った時に「きちんと」足がつく
- カバーがビニールとキャンバス生地を選択出来て、汚れても将来的に交換可能
- 本当に大人になっても使用できる(気がする)
というのが第一印象でした。
実際、アップライトは座り心地もソフトで、「これなら中学生高校生、大人になっても椅子として圧倒的に長く使える(かも)」と感じました。
豊橋木工 アップライトに惹かれた理由は明確
これはアップライトに限らずトリップトラップにも当てはまることですが、特に医療者として
- 食事の際に足をブラブラさせず、足がつく姿勢はそしゃくは当然、食事全体に大きく関係する
と個人的に強く思います。
これに関しては他のベビーチェアでも、商品によっては座面と足板が設計されていますが、「足がきちんとつくように足板の高さを細かく調整出来る」よう設計されていると謳っているアップライトへの安心感は、トリップトラップに比べても抜群でした。
そして何より、これは完全に私見ですが、実際我が家の赤ちゃんを座らせてみたところ
しました。
「おぉ〜」って感じで、素直に驚きました。
結局、たくさん書き連ねて来ましたが、実際にはこの座った時の様子を見て即断した感じです。
ベビーセットもトリップトラップよりアップライトの方が優しい
実はベビーチェアは赤ちゃんが使う時にはベビーセット単独では使いにくいため、専用の補助器具を使って、安全面や利便性を高めます。
トリップトラップはベビーセット、アップライトはベビーシートという名前です。
赤ちゃんが椅子から抜けない股の部分をサポートしたりする器具です。
詳しくはアップライトの良さに触れた記事で説明しているので、ぜひ両者の違いを知って頂きたいところですが、
- アップライトのベビーシートは【赤ちゃんに】椅子が合わせる
- トリップトラップのベビーセットは【椅子に】赤ちゃんが合わせる
両者を比べたところ、ボクは【赤ちゃんに】合わせるアップライトを選びました。
UPRIGHT-アップライトを買うか迷った点
これだ!と思ったアップライトですが、買う前に迷った点を挙げ、ボクがそれに対してどう考えたかを記します。
- トリップトラップよりもさらに高い
- 長期的に使用した口コミ、実績が少ない
- 実物を見る機会が限られている
- 販売チャンネルが限られている
アップライトの最大のハードルは高額なことと情報が少ないこと
アップライトとトリップトラップの価格差
一方でストッケのトリップトラップは定価が本体が約30,000円、ベビーセットが8,000円程度(税込み価格)
ストッケのトリップトラップはいろいろなお店で販売されており、販売店や時期によっては割引もあるかも知れません。
アップライトの情報の少なさ、歴史の浅さ
アップライトは実物を見る機会が限られている
高い買い物で、かつ口コミやレビューも少ない上に、トリップトラップに比べて圧倒的に実物を見る機会が少ないというなかなか買うにはハードルが高いかも知れませんね。
ベビーチェアを買う場合には、ベビザラスなどベビー用品で探しがちですが、アップライトについてはインテリアショップや家具屋さんで案外取り扱いがあります。
以下にアップライトの買い方についてと合わせて紹介します。
1.アップライト 実物を見る
どこでも取り扱っているストッケのトリップトラップその他の商品と違って、アップライトは取り扱っているお店がかなり少ないです。
ですので、アップライト実物を見るに当たり、適当にお店に行くのではなく、先に扱っているお店を調べると良いです。
言われてみれば当然ですが、アップライトを見たいと決めているわけですので、先に店が分かっている方が効率的です。
そして公式ホームページに、取り扱い店舗の紹介ページがありますのでそこから最寄りのお店を探すのが最善と思います。こんなところに家具家さんあったんだ?という発見もあるはずです。
2.アップライト購入先を選ぶ
- 高額だし、少しでも安く買えないかな?
- せめてポイントだけでも付けたい。。。
それでもトリップトラップよりアップライトを選んだ理由
アップライトは我が家の最高の贈り物
また国産というのも、盲目的かもしれませんが安心感につながりました。
そんなお父さんお母さんにとって、ボクの拙い考えや経験が参考になれば幸いです。
この記事は主に買う前の段階でストッケ トリップトラップと豊橋木工アップライトチェアを比較した記事です。
アップライトを実際に使ってどうだったか?という感想については後日談のレビュー記事もありますので読んでみて下さい。